戦わずして進む──斥候特化型二人の誕生
拠点となる林の空き地。陽は高く、風はやや湿っている。
主人公はノートの地図ページをめくり、今ある探索情報の“空白域”を確認していた。
――戦闘は避けたい。
だが、地図は広げねばならない。素材も足りない。
そこで必要なのは、非戦闘型の情報収集特化班。
主人公は静かに意識を集中させ、コスト2を使って新たな斥候二人を作成する。
【斥候(D):男】
スキル:【追跡】【潜伏】【罠作成】+【無音歩行】【自然交感】
性格:寡黙で慎重。風の流れを読むのが得意。
【斥候(E):男】
スキル:【追跡】【潜伏】【罠作成】+【回避専念】【採取効率化】
性格:快活で要領が良く、回収物の見分けに長ける。
二人の男が現れた。
斥候Dは痩せ型で、木の影と一体化するように自然と存在感が薄い。
斥候Eは小柄で素早く、指先にはすでに幾種かの植物片が挟まっていた。
「君たちには“地図と資源の開拓”を頼みたい。危険は絶対に避けてくれ」
二人は声をそろえて頷いた。
「了解しました。任務:避戦・採集・測量」
「戦いはごめんです。見つかる前に引きますよ」
主人公は笑みを浮かべ、メモを渡す。
「この“まだ白い”地図を埋めてほしい。特に東と北東方面」
斥候たちは素早く荷を整え、音もなく森へと消えた。
【任務:非戦斥候班】
担当:斥候D・斥候E
目的:
- 周辺地形の安全圏拡張(主に東・北東)
- 自然資源の採取と簡易分類
- 敵性生物との遭遇時は即撤退
――数時間後
太陽が傾き始めた頃、二人の斥候が静かに戻ってきた。
【探索リザルト:斥候D】
地図進捗:東側森林地帯約15%マッピング
発見:
- 野鳥の巣(高所)
- 野兎の通り道
- 地下水の湧き出し口(飲用可)
スキル成長:【無音歩行Lv1→Lv2】
【探索リザルト:斥候E】
採取品:
- 香り草×3(虫除け効果)
- 繊維草×5(布の材料)
- 奇妙な種子×2(※未鑑定)
スキル成長:【採取効率化Lv1→Lv2】
遭遇情報:小型の“羽付き獣”と遠距離で一瞬接触、敵意はなし
二人は傷一つなく、笑顔で成果を報告した。
特に斥候Eが持ち帰った香り草は、今後の虫除けや夜間の休息に使える。
主人公は火を弱めながら、地図に新たな線を引いた。
「……これで、探索ルートの“安全圏”が広がった」
小さな一歩だ。だが、それは確実な一歩。
戦わずして地図を広げ、次の行動に繋がる情報と資源を得た。
【現在のキャラ状況 コスト11/13】
戦闘系:戦士×3(A〜B)
探索系:斥候×5(A~E)
特殊職:魔物使い(レーネ)
日が沈みかけ、主人公は再びノートを開いた。
次は、資源を使って何を整えるか――拠点強化か、新たなアイテム製作か。
だがそのとき、魔物使いレーネが囁いた。
「……マスター。北東の気配が“変わりました”。誰かが何かを始めています」
探索で得た静かな地図の線が、突如として動き出す――。
▶ 次章:「地図の向こうにいるもの──初の“他者”との接触準備」へ続く。