103/136
挿し絵
狩野義一。
四十二歳。井黒国奧瀬村出身。
主な所持スキル。
自由技能「氷炎混合」
定型技能「暴れ狛犬」
冒険者ギルド、月乃村支部において永年登録している。
【村長】の称号を持つ。
慶一と朱里にとっては父親のような存在。
黒犬。
井黒国王、朱水武の片腕として雇われていた。
慶一の護衛の任務に就く。
髄七尾美。
二十三歳。
髄樹一の従姉。
奪われた火の民の原本を探していたが、とある貴族の息子に見初められ、婚約するが、外壁に襲われ、それを庇った瞬間に貴族の息子は潰れてしまう。
莫大な慰謝料を請求されるがまた別な貴族に助けられる。
身を売られ、移送されていたところで義一と出会い助けられる。
長い間、過酷な環境の元に置かれていたため精神的な病を患っている。
朱里を出産し、一年と僅かな間だけ、義一たちと穏やかに暮らすことができた。