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霊媒師募集  作者: たまこ
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第八章 霊媒師弥生-17

「弥生!こいつら安全な場所に移動させろ!腰抜かしてるみてぇだから、尻でも蹴とばして起こしてやれ!」


ちょっと、尻でも蹴とばしてって……弥生さんは女性なんだからそんな事、、、


「ぎゃははははははは!!なぁに?あんたら幽霊見て怖くて腰抜かしちゃったの?ぎゃははははははは!子供だねぇ!チキンだねぇ!もしかして漏らしちゃってんじゃないの?えぇ?漏らしてはない?あ、っそう。じゃあ、遠慮なくケツ蹴っ飛ばせるわね!漏らしてたら、アタシの靴が汚れちゃうもん!あひゃひゃひゃひゃ!」


僕のいらない心配をよそに、下品なワードを撒き散らしながら、弥生さんは3人の若者のお尻を順番に蹴り始めた。


「イッテ!」

「ひ、ひどい!」

「あふぅ!お姉様!ありがとうございますぅ」


最後の1人だけ反応がおかしいような気がしたが、とりあえず立ち上がる事ができた3人は、弥生さん誘導のもと安全な場所へと移動する。

部屋を出る時、彼女はチラリと振り返り、なにか言いたそうにしてたのだが、結局何も言わずに行ってしまった。

さすがに空気を読んでくれたのだろう。

残された僕と社長の前には、血まみれの看護師の霊がおどろおどろしい目をして、若者達の背中を凝視している。

若者達を連れ一旦ここを離れる弥生さんは、残された僕らを思って、いつもなら口をついて出てしまう「全身黒タイツ野郎」発言を控えてくれたのだ。

そんな事言ったら火に油だもんね。

弥生さん!お気遣いありがとうございます!


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