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霊媒師募集  作者: たまこ
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第十五章 霊媒師 打ち上げ、そして黄泉の国の話-1

埼玉県との境に位置する東京都K市、ジャッキーさんの住む町だ。

駅から少し離れると自然が豊かで、夏になれば広大な農地に満開のひまわりが咲くという。

その規模、都内最大級。

10万本の花は辺りを明るい黄色に染め、開催されるひまわり祭りにはたくさんの人が訪れるらしいのだが……ひまわりかぁ、いいなぁ。

大福を連れていったら喜んでくれるかなぁ。



時刻は午前11時20分。

今日は【神奈川の現場無事完了おつかれさまでした会】という事で、ジャッキーさんと水渦みうずさんと僕の3人で打ち上げをするのだ。


幹事を申し出た僕が、ジャッキーさんと水渦みうずさんにどこか行きたいお店はないか、食べたい物や飲みたい物ははないかと聞いてみたところ、


「打ち上げの作法がわかりません。おかしな事を言ってしまうかもしれませんので、お二人にお任せします」


と、言う水渦みうずさんと、


「仕事の話題が出るかもしれないし、個室のお店がいいんじゃないかな? でも今日の明日で予約は難しいだろう? 良かったら自分の家に来ない? 一人暮らしだから気兼ねもいらないよ」


と、ありがたいジャッキーさんのお言葉に、思いっきり甘える事にしたのだ。



K駅改札口、11時30分に水渦みうずさんと待ち合わせをしている。

10分前に到着した僕は、手土産に買ってきた|sweets&cafe☆bebe《スィーツ アンド カフェ ベベ》の新作、抹茶のケーキを持って行き交う人達をぼんやり眺めていた。


平日のお昼前、思ったより人が多い。

この人達の中には分からないだけで、多くの死者もまぎれているのだろうな……

目視だけで見分けのつかない僕は、もしここで広範囲に放電したら一体何人の死者が繋がるのだろうと考えていた。

もちろん行動には移さない。

下手にそんな事して、死者に引き止められても困るもの。

今日はお休み、しかも打ち上げ、仕事は忘れて楽しむ日だからね。

そういえば、ジャッキーさんや水渦みうずさんの目に死者はどう映っているのだろう?

聞いた事がなかったな。

いい機会だ、あとで聞いてみようっと。

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