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霊媒師募集  作者: たまこ
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第八章 霊媒師弥生-34

若者達を守る為……?

その為に成仏しないで、この世にとどまっている?

臓器を抜き取ると噂の廃病院の院長が……?

看護師の皆さんだって若者達を追い回すというのに……?

僕の頭にはたくさんのハテナが浮かぶ。

守りたいと言うけれど、実際の行動は逆なのではないだろうか……?

だけど引っ掛かるのは、この院長室までの長い廊下を危険がないようナビゲートしてくれた『うらめしくない看護師の幽霊』の皆さんだ。

確かに僕と社長には親切だった……


「ちょっと待ってくれ。若ぇ奴ら守りたいなんて言ってるけど、あんたら、これまで思いっきり襲いまくってたじゃねぇか」


と、社長が噛みついた。

やっぱり社長もそこに矛盾を感じますよねぇ。

院長、そこのところどうなんですか?


『 ”襲いまくった” だなんて人聞きの悪い。そんなことしませんよ。私達、大澤病院職員一同、全力で脅かしただけです』


と、綿あめ頭の院長は、大袈裟に両手をあげて否定した。


「だからさぁ、襲うも脅すもそう変わらんだろ?ま、”脅す” 方が、ちったぁマイルドに聞こえるけどよ。だいたい、崩れかけの廃病院だぜ?こんなに暗くて足元の悪い中、若ぇ奴ら追い回して脅してみろ、パニックになって走り出して転んで、下手すりゃ大ケガだ。あんた、この病院で怪我人出したくねぇんじゃねぇの?言ってること矛盾してんじゃん」


と、社長も大袈裟に肩をすくめて首を振る。

まぁ、だけど社長の言う通りだ。

院長の話には無理がある。

建物内はこんなにも瓦礫とゴミでいっぱいだ。

こんなに足元の悪い中、歩くだけでも危ないのに、それを脅かして追いかけたりしたらビックリして転んで怪我人が出ても____


いや待て。

怪我人いたか?

そうだ、廃病院ここに来る前、T市役所の担当の方から聞いた話だと、

“今のところ、怪我人が出たという報告は無い”

じゃなかったか?

それに加えて、”火災が起きた報告も無い” だったはず。

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