異世界生活 17日目 巨大蟹
さて今回は巨大蟹との対戦です。かなり読者の方も増えたので張り切って書きました。とは言っても今までと大差ありませんが笑
評価もアクセス数もかなり上がっているので確認するのが以前にも増して楽しいです!書くのもいいアイデアがどんどん出てきます!
うーん魔道書持ちの蟹か…。というかあのジジイばら撒いたって言っていたけどあの蟹に魔道書が埋まっているよな?
やっぱりあのジジイのいうこと鵜呑みにしないようにしたほうがいいな。
さて、問題は戦うか戦わないかだけど、魔道書欲しいし頑張るか。それにしてもなかなか海から上がってこないな。今のうちに作戦立てるか。
この小さい奴らでも剣は効かなかったんだし魔法とスキルに頼るしかないな。しかし魔法も効果なかったからな。うーん倒す方法がないな。やっぱり逃げる?
けどこれ以上放っておいたら、これ以上に強くなるよなぁ…。やっぱりやるしかないよなぁ。
うーん…やっぱり戦い方は遠距離だと魔法の威力が落ちるから至近距離で放つしかないか。早く海から上がってこないかな?
…いや、海から上がってこないんだったらそれでもいいか。じゃあそのまま海水浸かっていろよ?
「スキル発動『発電』、魔法発動【リ・エレク】」
くらえ、これが俺の最大電力だ!
バチィィィィ!
どうだ?少しはくらった…か…?
忘れていた…なんてこった。そうだ…
俺の魔法とスキルの雑魚さ忘れていた。若干小魚が浮くくらいしか効いてないじゃん。てへ!
あ、けど怒ったみたいだな。ゆっくりこっちに来たわ。
おお、丘に上がるとその大きさがよくわかるな。大型トラック並みの大きさだ。俺よくこんなのに戦い挑もうと思ったな。今の所ゆっくり動いているけど俺との距離は10mもないな。さてここからどうするか。
こうなったら脚を一本一本落としていくか。ハサミは危険だし最初に狙うのは一番後ろの足でいいかな。
そうときまったら行動あるのみ。スキル発動『隠密』『筋力』『腕力』『筋強化』『持久力』『こそ泥』『盗人』『強奪』『奪いし者』。
これが今の俺の最速。『盗人』とかの能力はわからないけどとりあえず発動だ。
あの蟹の死角は腹の下かな?本当は甲羅に乗れればいいんだけどそこは諦めるか。
じゃあ一気にダッシュ!
おお!いつもより早い気がする!蟹の動きは!
…え?嘘だろ?さっき海から上がってきた時のスピードが最速なのか?ナマケモノの方が早く動くんじゃねえか?
まあいいかまずは脚一本め!スキル発動『火』『熱』魔法【ラ・ファイア】発動!
ゼロ距離発動だ。これが俺の最大火力!
殻が厚いのか?全然効いていないな。けど他にどうしようもないからな。このまま続けるしかない!
さすがに逃げるよな。まあそんなこともあろうかと『腕力』を発動させといたんだ。この脚にしがみついてやる。この脚がもげるまで焼いてやる!
さすがに自分の火力で髪も焦げてきたし肌も火傷してきたな。でも離さないぞ。これ以外に勝つ方法がないんだ。そうだ。『発電』も使おう。これで熱量も少しは上がるはずだ。本当なら【リ・エレク】も使いたいけど魔法の同時発動はできないからな。
くそ…魔力の残りが少ない。その上動くから腕もそろそろきつい。他になんか手はないのか…。
待てよ?今俺は蟹に触れている。だったら…。
「スキル発動『抽出』」
蟹の甲殻の成分はキチンにキトサン。昔はサプリメントでお世話になったからな。キチンやキトサンを『抽出』抽出させてもらおうか。
『抽出』できない!?化合が複雑だから今の俺にはできないのか。じゃあさらに細かい成分で。
…キチンやキトサンの成分なんてわかるか!ダメだ詰んだか…。
いや待てよ?そうだ!昔農業の本に蟹の甲羅は肥料にも使えるって書いてあったな!確か…そう窒素だ!窒素が多く含まれているんだ!窒素を『抽出』!
よし!『抽出』できている!あとは俺のこの貧弱スキルが『抽出』するのが早いか俺の腕が持たないかのどっちかだな。さあ勝負といこうか。
…あ、海に戻るという選択種ありですか?ちょっと待ってそれはまずいよ。なんとか時間稼がないと。
片手で『抽出』しながらもう片方の手で【ラ・ファイア】を目玉に向けて撃つ!
お、嫌がっているぞ。脚を止めたな今のうちに『抽出』しないと。
また動き出したな。けどもうこれ以上は腕が持たないから魔法が撃てない。『抽出』はまだか!もう蟹の前足が海に入っているぞ!
こうなったら『抽出』しながらナイフで削るしかない。早く早く!
だいぶ窒素が『抽出』されたみたいだな。いい感じに削れるぞ。
もう後ろ足も海水に浸かったか。これは本格的にまずいぞ。
よし!身の部分まで届いた!後もう少し…
俺も海水に浸かってきた。このままだと後1分もしたら海に逃げられる。後ちょっとなのに!
よし半分は殻が外れた。もうここまででいい。後は運にかけよう。ナイフの形状を変化。今外した殻の部分から腕ごとナイフを突っ込んで奴の本体内部にナイフをめちゃくちゃに伸ばしまくる!
もう俺の全身海に浸かったな。息もできない。息が持つまでナイフをお前の体で暴れさせてやる!
やばい…もう息が持たない…。何か他にないのか…そうだ『発電』でこのナイフに電気をまとわせてやれば…
ダメだ電力が少ない。声さえ出せれば魔法も使えるのに。魔法…これは発動するために魔法術式を構成したのち呪文を唱える必要がある。まるで安全装置みたいだな…。
安全装置…。その安全装置の部分になっている術式さえなんとかなれば。…いや、今の俺にはできるんじゃないのか。『翻訳』と『解読』を使えば。
もう息が持たない。ここで失敗したらナイフを捨てて逃げるか俺ごと海の底に行くかのどっちかだな。一発勝負か。やってやる。
付与魔法【サンダーチャージ】!
「うわあああ!」
電撃を食らった瞬間巨大蟹の足が伸びて海面から飛び出した。そしてそのまま横に倒れる。
〔経験値を2150取得しました。〕
[実績が解除されました。スキル『詠唱短縮』lv1を取得しました。]
[実績が解除されました。スキル『甲殻』lv1を取得しました。]
……
「勝ったああああああああああ!!!」
生きていて初めてだな。自分の命をかけて戦うのは。
それにしても…
「海水が染みる…」
ほぼ全身火傷したからな。火傷してないの背中くらいじゃね?せっかくの鎧も焦げているし。あ、けど鎧のおかげで胴体は大したことないかも。
問題は顔と腕か…結構な火傷だな。『自然治癒』と『生命力』発動させているけど綺麗に治るかな。あ、今日作った傷薬も使うか。まあその前に魔道書を回収するか。
甲羅に埋まっているけど取れんのかこれ?めり込んでいるもんな…
とりあえず試してみるか…
うお!なんか急に光りだしたぞ。なにこの伝説の武器的なエフェクトは。
あ、光が治ったと思ったら取れた。すごい技術だな。中身読む前に治療しとくか。
…この傷薬臭い。顔にも塗ったから匂いが直接くるし…。しんどい…
本当は蛇肉食いたいけど顔の傷薬のせいで食う気が起きない。まあいいや魔道書読むか。
…また読めないし。しかも『解読』使っても読めないところあるし。これじゃあ意味ないじゃん。
はぁぁぁぁぁぁぁ…
今日は後塩作って帰るか。
……待てよ?これ『抽出』すれば塩取れるよね。しかも塩化ナトリウムって化学式も単純だから海水から直接…
あ、やっぱりできた。
…何がしたいんだろ俺は。しかもあのでかい蟹倒したのはいいけど殻が硬すぎてどうしようもないしでかすぎるから持って帰れないし意味ないよね?
せめてあの殻破ったところの身だけでも食うか。けど海の中か…他にもあるしいいか。もう塩だけ作ってよ。あ、甘味も欲しいしヤシの実採っていくか。
あれからずっと塩作ったりヤシの実採ったりしていたらかなりの量になったな。当分海には来なくていいかな。さてそろそろ帰るか。
帰り道にも蛇出てきたな。相変わらず楽勝だったけど。飯にはこれで困らないな。
やっと戻ってきたか。やっぱり海までは長いなぁ。この拠点も別の場所に新しく作り直そうかな。
さてと今日食う分以外はマジックボックスに移しとくか。今日は豪勢に今日獲ってきた蛇に買ってきたスパイスをまぶしてそれをオーストの油を引いた中華鍋で炒める。そこにここで一番美味しかった野草を加えて完成!
蛇の野菜炒めの完成!お味の方はぁ〜もちろん美味い!まさかこの無人島でこんなに美味いものが食えるなんて思ってもいなかったな。
それにしても今日のあの付与魔法よく発動したな。安全装置っぽいところをそのまま抜いただけなのに。まあそのおかげで威力も俺の魔法にしては異様に強かったけど。
さて飯も食ったところで明日の事考えるか。今日はちょっと夜更かししよう。
まずはこの拠点。水もあるし敵もゴブリンくらい。いいところではある。
しかし日光があんまり入ってこない。最初の日に少し木を切ったというのに。このまま森のものを食べていってもいいけどできれば畑を作ってそこで街に行った時に手に入れた種を育てたい。
スパイスなんかは乾燥させた状態で売っていたから種さえ取り出せば育てられる。あとその辺の食える果物を食べた時にどこにゴミ捨てていいかわからなかったからそのまま持ち帰った種もある。
それにこの島の有用な作物を育てるのもありだ。この先また街に行く機会もあるだろうからその時に売る作物も必要になるしな。食料もあるし明日は行ったことのない地域で暮らせそうな場所を探そう。あと魔道書も探さないとな。
場所的にはマップを見る限りあの竹林の向こうに行ってみるか。あそこはここと比べて植生がまるで違うからな。何か新しい発見があるかもな。よし、案外早く決まったな。じゃあ寝るか。
いやその前に水浴びしとくか。塩でベトベトだ。
あー…風呂に入りたいな。候補として風呂が作れそうなところを条件に入れるか。
水浴びもさっぱりはするけど疲れとるならやっぱ風呂だよな。考えてもしょうがないし寝るか。
巨大蟹戦終了です。あっけなかったですか?けどアッキーにそんな斬り結んだりする技術はないです。
蟹が魔道書持ちなのに弱いと批判が来る前に一言言っておきます。本当はこの蟹めちゃくちゃ強いです。ただこの大きさになったのは一昨日です。100倍以上の大きさになってその上膨大な魔力が自信に蠢いていたら慣れるまでに相当時間かかります。だから今倒したアッキーの判断は正しかったです。




