異世界生活 15日目午後part2
今週も乗り切ったしいい加減休み入れようと思ったらアクセス数が急に上がって昨日1日のアクセス数1000超えました。
しかも毎日のようにブックマーク登録もしてくれているのでこれじゃあ休めない…
続きはなんとか書き上げます。ブックマーク登録がされなくなったら休みを入れます。
今回はいつもより多めの文量です。
あ、どうも。人類最弱のアッキーです…
3歳の姪っ子よりも弱いらしいです。皆さんも異世界転移したからといってチートがあるとは思わないように。
あ、ある意味俺ってチートなのかな。最弱チートってやつだね。こりゃ笑えるわ。
「ステータスなどの情報は既に冒険者カードに入力したので後はここに血を垂らしてもらえれば登録完了です」
へっへっへ…血でも魂でもなんでも垂らしてやるよ。みーんな持っていけや。
ほら、いつもより多く出ていますぜ。へっへっへ。
「そ、そんなに垂らさなくてもよいのですが……。ま、まあこれで登録完了です。続いて素材の売却ですが、幾つか納品依頼が来ていたのでそちらに納品する形をとりましたので、合計銅貨57枚ですな。依頼達成は3件となります。」
銅貨57枚が多いのかわからんからおっさんに聞いたところ価値の順は鉄貨、銅貨、銀貨、金貨の順で、それぞれ100枚ずつで次の貨幣の価値になるらしい。
つまり銅貨100枚で銀貨1枚とのことだ。ここでの食事は一食銅貨6枚とのことだから57枚は9回分あるからそこそこ多いと思う。
「冒険者のランクとかも教えてもらっていいですか?後ランクアップとか依頼の達成方法とかも。」
「おや?先ほど渡した資料の中に記載されていたのですが……。まあいいでしょう。簡単に申し上げますとランクは15段階ありまして15~11が下級冒険者、10~6までが中級冒険者、5~1が上級冒険者となりますな。階級を上げるには一定数の依頼をこなし、ギルドから許可が出た時点でランクが上がります。」
あ、書いてあったっけ?流し読みだったからちゃんと読んでなかったんだよね。まあいいか。ランク上げるのはとりあえずクエストこなせばいいのか。
「依頼達成については納品に関しては現物をギルドにお持ちいただければ問題ございません。討伐依頼に関しては討伐すると冒険者カードに討伐が記録されます。冒険者カードを持ち歩いていないと記録されませんのでご注意を。なお、依頼に関係ない魔物を討伐された場合も記録されます。場合によっては高位の魔物を討伐されていた場合、それだけで階級が上がります。しかし坊やは……階級を上げたいからといって無茶はしないように。」
あ、はい。3歳児より弱いゴミは無茶しませんよ。あ、3歳といっても地球換算でいくと6歳か。
俺の冒険者カードを確認しても5歳になっているな。多分混乱しないようにステータスの方は爺さんが10歳にしてくれたんだろうな。まあそのせいで今混乱が起きたけど。
地球換算だと時間的に向こうの一年はこっちの半年もないくらいだからな。
「あ、ダイルさん終わりましたか?今ちょうど連れてきたんですが。」
「おや、それはちょうど良かったですね。今終わったところですよ。じゃあ後はあなたにお願いしましょう。」
お、お姉さん帰ってきた!じゃあなおっさん。親切だったけれど男なら可愛いお姉ちゃんがいいんだよ。
「では紹介しますね。こちらは《疾風の剣》のリーダー、ケンネルさんです。階級は12で私オススメの新人ルーキーなんですよ。」
「やあ、君が例の子かい?僕はケンネル。よろしくな。で、こっちにいるのがカイル、ゲイン、ルーだ。他ならぬリンさんの頼みだからね。それに駆け出し冒険者を支えるのは先輩の役目だからね。」
四人組のパーティーか。ケンネルは盾持ち片手剣のバランスタイプ、カイルは短剣は持っているけど動き回るようなタイプじゃなさそうだし魔法使いかな?ゲインはパワータイプだな、背にある大剣を使うのか。このパーティーの紅一点がルーか。見たままの弓使いだろうな。
と言うか例の子って…
「どうも初めまして明人と言います。気軽にアッキーとでも呼んでください。」
「ルーよ。……へぇ、なかなか礼儀正しそうな子じゃない。乗り気じゃなかったけど面倒じゃなさそうだしまあいいかしら。」
「うむ、確かに礼儀は正しい。が、痩せすぎだ!もっと肉をつけろ!」
「二人とも厳しいっすねえ…あ、おいらはカイル。魔法使いっす。よろしくなアッキーくん。」
ふむ喋り方的にルーは大人のお姉さんって感じか。ゲインは元は騎士とかだったのかな?少し軍に居たって感じだな。カイルはチャラ男っぽいな。
「さて、自己紹介も終わったことだしとりあえずみんなで食事でもしようか。その後僕たちは街の外に狩りに行くんだけど明人くんもそれについてくる形にしたいんだけどいいかな?今日はそんなに危ないところまでいかないから大丈夫だとは思うんだけど。」
街の外で狩りか。金もいくらあったっていいし外で少し稼ぐか。討伐できなくても野草採集でもしていればいいし。
「はい、それでお願いします。皆さんから学ばせてもらいますね。」
「よし、じゃあ早速食事にしよう。」
お、おおなんてご馳走の山なんだ。よだれが溢れてくるな。
「ガッハッハ。なんちゅう顔をしとるんだ小僧。そんな顔をしなくったって食わせてやるわ。俺のおごりだ!強くなりたかったらたくさん食え!」
「いいんですか!ありがとうございます。遠慮なくいただきますね。」
無人島の味気ない食事にうんざりしていたんだよね。スキルも使いながら『食いだめ』の上限が一杯になるくらいまで食うか。
ああ、この肉なんてうまいんだ。野菜もまともなの食っていなかったから、とんでもなくうまく感じるな。ああ、もう止まらねえ。
「……本当に遠慮なく食べるわね。奢るといったのはゲインあんただからね。」
「アッキーくんすごいっすねえ。その体のどこに入ってるんっすか?」
「いやあ確かにすごい食べっぷりだな。あ、すいません料理追加で。」
「う、うむ。確かにすごい食べっぷりだな。男に二言はない、好きなだけ食うがいい。だ、だがそろそろ腹も一杯になったんじゃないか?」
「え?今まだ腹半分くらいなんですが止めた方がいいですか?」
「「「「それで半分!?」」」」
ん?何驚いているんだろ。まだ大皿10皿分くらいだろ?育ち盛りの子供はまだまだ食えるぞ。その上『食いだめ』&スキル解放だからな。3日分は食うつもりだったんだけど。
「い、いや…俺が奢ると言ったんだ!好きなだけ食べるといい。」
「本当ですか!ありがとうございます!じゃあこれとこれとこれ、おかわりお願いします。」
「「「「………」」」」
(お、おいルー。お前も少し出してくれ。)
(いやよ。自分で出すと言ったんだからあんたがなんとかしなさい。)
(く、くそ。お、おいケンネル、カイルお前らは出してくれるよな?)
((断る!))
(こ、この薄情者どもめ!)
「どうかしました?」
「い、いやなんでもない。」
どうしたんだろ?あ、そうだ。
「そういえばカイルさんって魔法使いなんですよね?」
「ん?そうだぜ。なんだアッキーくんは魔法使いたいのか?」
「実はそうなんです。それでよかったらなんですけれど簡単な魔法だけでも教えてもらえませんか?」
本当はどっかで本でも買って覚えようと思っていたけど、こんな身近に魔法使える人がいるなら使い方教えてもらうのが一番だからな。
「おお!アッキーは魔法使い志望か。いいぜぇ教えてやんよ。まあ簡単な魔法なら誰でも使えるんだけどな。魔法使いと呼ばれるようになるためには様々な魔法を状況によって使い分けるようにした上でより上位の魔法を納めないといけないんだ。魔力量も多くないといけないしな。」
ふむふむ。つまり魔法は誰でも使えるけど魔法のみで戦うにはそれ相応の魔法が必要ってことか。魔力が低い時点で魔法使いの道が閉ざされるってことは意外と魔法使いってなるのは難しいのかもな。意外とこのチャラ男すごいのか。
「魔法を使うにはまず自分の中の魔力を知覚しないといけないんだ。その上でその魔力を操作する。その次に使いたい魔法に必要な魔法術式を魔力に込める。それから必要な呪文を唱えると魔法が発動されるんだ。ややこしいけど慣れれば楽しいぜ!」
うーんまずは魔力の近くだけどやってみてもよくわからなかったんだよな。
「魔力の知覚ってどうやったらいいとかコツみたいのってありますか?」
「うーん…コツねぇ?こうパパッとやりゃあいいんだよ」
…ダメだこのチャラ男。使い物にならん。
「無駄に才能があるっていうのも考えものね…このバカに魔法の才能があるのが腹たつわね…。このバカに聞いてもしょうがないから私が教えてあげるわ。手を出しなさい。」
お、ルーさんが教えてくれんの?なんならゆっくり手取り足取り教えて欲しいです。あ、手を出すんでしたね。この手の上に俺の手を乗せればいいっすか?
[実績が解除されました。スキル『魔力感知』lv1を取得しました。]
お、なんか感じたと思ったら急に実績解除されたな。
「今手を乗せてなんとなく感じたのが魔力よ。後は自分でやってみなさい。」
ああ〜お手手がぁ〜…。久々の人の温もりだったのに…
まあこれで『魔力感知』は大丈夫だな。早速使うか。
うーんこの体の真ん中にあるもやもやみたいのがそうなのかな?じゃあこれを動かせばいいのかな?な、なかなか動かないな。こ、こうか?それとも…
[実績が解除されました。スキル『魔力操作』lv1を取得しました。]
あ、なんとなくやっていたらできた。なるほどこんな感じか。『魔力操作』も発動させておくか。おお、右に左に…面白いな。
「魔法術式と呪文はどんなものがあるんですか?」
「お、気になっちゃう感じか?じゃあ簡単なのを教えてやろう。これが火の低級魔法と雷の低級魔法の術式と呪文だ。普段から持ち歩いていたやつだけど特別にアッキーくんにやろう。」
うわ…難しい文字だな…読めないし。あ、一度聞けば分かるようになるかも。
「えーとすいませんここの部分は何て書いてあるんですか?」
「あ、あれ?汚くて読めなかったのか。ちょっと待てよ…ここは□◇○△□□◇○△△だな。」
[実績が解除されました。スキル『翻訳』lv5を取得しました。]
お、やっぱり手に入れたか。これで読めるな。
えーと……ふむふむ。
「はぁ……カイル…あんた本当に馬鹿なんじゃないの?こんな子供が魔法文字読めるわけないじゃないの…」
【ラ・ファイア】
お、おお魔法だ。魔法が使えた!念願の魔法だ!やったあああああ!!!
[実績が解除されました。スキル『術式一覧』lv1を取得しました。]
[実績が解除されました。スキル『火』lv5を取得しました。]
「「「え?」」」
「おお、アッキーやるじゃん!そんなすぐに火魔法使えるのは才能あるっすね。あ〜…ただ火力が弱いな」
「ちょ、ちょっと待ってよ!明人くん、この文字読めるの!?というか読んですぐに魔法使うとか普通ありえないわよ?」
え?もしかしてやっちまった?
どんだけ飯食うんだよ…
アッキー初めての魔法です!
その上いろいろスキルゲットしましたがやっと使えるスキルが出ました。
と言うかちょっとチートじみてきた?