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初めての異世界生活は無人島から  作者: MOZ
第1章 初めての異世界無人島生活
16/43

無人島生活 13〜15日目

今回はサブタイ通り時間が一気に進みます!

いつまでも1日づつだとなかなか話も進まないので。


いやあぐっすり寝たのに朝起きても腹が減っていないとは素晴らしいね。食料もたくさんあるしスキル使ってアイテム作りするか。


昨日無茶したせいで靴がかなりボロボロなんだよな。このダチョウの革で靴作るか。あ、そういや食うのに夢中で『鑑定』してなかったな。本当はなんて名前なんだろ。


オースト・森林の中にいる飛べない鳥。足が発達しておりスピード、ジャンプ力ともに申し分ない。雑食のため何でも食べる。肉、卵ともに食える。


卵か。そのうち巣を見つけて卵も採りたいな。とりあえず今はダチョウ改めオースト装備作るか。


昨日のうちに鞣して洗って乾かしといたからな。すぐに作業できる。靴底はどうしようかな。何重にも重ねるか?


うーん底に木の板入れる方法も考えたけど森の中じゃあ歩きづらそうだから首の丈夫だった革を二重にして使うか。こいつの首の皮丁寧にやらないと切れないんだよな。


あ、足の形に切るだけでかなりかかったな。この後縫い合わせるのか…や、やるっきゃねえ。



片足分作るまでに日が昇っちまったよ。けどこれができないと移動できないし頑張るか。


昼前にはなんとか完成したな。履きごごちもなかなかなもんだな。時間も時間だし海に行くか。火を起こすのは面倒だしちゃんと松明にして持って行くか。



なるべく急いで来たけど昼回っちまったな。時間もないし焚き火した後塩づくり始めるか。


今回も鍋ないからどうやろうかな。作りやすそうな藻塩を作ろうにも結局鍋がないとできないんだよなぁ。土器を作ろうかとも思ったけど適した土がなくて作れないし…


とりあえず竹持ってきたからこの中に海水入れて作るか。水分なくなったら割れそうで怖いんだよなぁ。


さて作っている間久しぶりにヤシの実とるか。最近甘い物なんて木の実と花の蜜くらいだったからな。体が甘いものを求めているな。


いやぁ、最初の来た時より軽々と登れるようになったな。うーんこれだけ高いといい眺めだな。ん?あっちの方で何か動いたような…

ヤシの実とったら見に行くか。


えーとこっちの方だったような…

ん?あれは…蟹か?


それにしてもでかいな。甲羅だけでも30cmはありそうだな。足も太いし。

……食いごたえありそうだな。数は…4匹か。甲羅が硬そうだな。


ハサミに気をつけて足をオオグモの糸で縛り上げるか。この作戦ならいけそうだな。


動きが早いな。後ろから近づいて甲羅を掴む!

こうしてやれば後ろまでハサミは届かないし危険もないな。今のうちに両側の足とハサミを糸で縛り上げたら…


おお!案外うまく行くもんだな。そこまでパワーないみたいだし簡単にはちぎれないみたいだな。


お、仲間が襲われているのを見て助けに来たか。しかし『食いだめ』を覚えたことによってスキル全発動している俺のスピードとテクニックには勝てないようだな。


いやあ昔田舎の川でサワガニ獲ったこと思い出すなぁ。大きさは全く違うけど。

これで2匹目もゲットだな。この調子でどんどん行くか。



あの後一匹海から出てきたから計5匹も獲れたな。こんなことなら早くこっちに来とけばよかった。じゃあこいつらはこのまま焚き火に投げ入れるか。


おー焼けてきた焼けてきた。あ、脚を自切したな。食べやすくなってありがたいな。


〔経験値を30取得しました。〕

〔経験値を30取得しました。〕

〔経験値を30取得しました。〕

〔経験値を30取得しました。〕

〔経験値を30取得しました。〕


お、今回はばらけてきたか。1匹30か楽だし食えるしいいなこいつら。ただオオグモの糸がその分なくなるのは少し痛手だけど。


いい感じに焼けたし喰うか。関節の手前あたりで割ってやればつるんと向けるんだよな。焼いたことによって殻が割れやすくなっているな。


ではいただきます。

もぐもぐ…うーん磯の蟹だからなのかな、少し磯臭いな。まあそれでも十分美味しいな。これはいける。



さてと塩もそこそこできたな。竹一本あたり30gくらいかな。途中で海水足したから少し多めかな。それが5本あるし150gの塩ができたか。本当はもう少し水分飛ばしたいけど暗くなる前に戻りたいし今日はこの辺にするか。戻って寝ることにしようかな。




うーん今日もよく寝たな。オーストの革を敷布団と掛け布団に使ったからいつもより快適だったような気がするな。まあ『爆睡』で寝ているからイマイチわからないけど。


さて今日は日が昇るまでなにしようかな。今まで着ているこのツノシカの服は半袖半ズボンだからオーストの革で腕周りと足周り作るか。


しかしツノシカの毛皮とオーストの鳥皮を合わせると奇妙だからすね当てや手甲みたくするか。ここの部位は怪我しやすいからオーストの丈夫な首の革で作るか。切り出しと穴あけが大変なんだよな。


完成したけど今日も日が昇っちゃったな。今日はオーストの肉で干し肉作るか。

本当は燻製にしたいけど燻製に使える木がわからないし煙を貯める器具もないしな。


とりあえず『一覧』で今まで鑑定してきたものの中から香草に使えそうなのピックアップして採ってくるか。



時間の都合上採ってこられたのはこんなもんか。1kgくらいあるしこれだけあればいいか。


じゃあ肉を切り分けてそれに塩と刻んだ香草を刷り込んでと。

…塩はちょっとだけどいいよね?


あとはこれを木の枝に刺して干しとけばいいかな?本当は漬け込んでから一度洗い流して乾燥させるんだけど面倒だしこれでいいよね?


案外早く終わったな。食料もたっぷりあるしたまには拠点でスキルのレベリングするのもいいかもね。じゃあ『木変化』からやっていくか。




いやぁなんだか今日は充実していたな。訓練はしたけどゆっくりできたな。ここに来てから初めてかもな。もっと強くなれば今まで以上に無人島でスローライフおくれそうだな。しばらくは頑張るか。


今日も飯は食ったし見回りもしたから寝るか。







お、この感じもしかして…


『ふぉっふぉっふぉ。久しぶりじゃな。なかなか充実した暮らしをしとるのぉ』


「あ!やっぱここか。久しぶりだな爺さん」


やっぱりこの神様のところだったか。いつ来ても馴れないなここは。


『相変わらずじゃのぉお主は。いい加減わしのことを神と呼ぶか爺さんと呼ぶか決めんかのぉ』


「えー……だって神様っぽい時とただの爺さんみたいな時があるからなぁ。まあ臨機応変にってことで」


『……まぁ良いか。実は今回もお主に重要な話があるんじゃ』


「あ!そうだ爺さん!俺も色々と話があるんだよ!」


魔法のこととか聞きたいことはたくさんあるのに前回は聞くの忘れていたからな。


『ふぉっふぉっふぉ。まあお主の話は聞くがその前にわしの話じゃ。お主街に行きたいじゃろ』


街だって?そりゃ行きたいな。暮らすだけならいいけど魔物と戦うんなら色々と欲しいしな。


『今回、お主を街に転移させようと思うてな。その相談じゃ。』


「え…なんで急にそんな話になったんだ?もしかしてテコ入…」


『何を言うかは知らんがお主最初に言っておったろう?「異世界に行って無人島で修行した後各国を旅する。」とな』


確かに言ったような言わなかったような…けどそれで何で今回街に行くことになるんだ?


『疑問に思っておるようじゃの。一つ聞くがお主今のまま無人島で暮らしていつ頃ここから海を渡り街のある大陸に行けると思う?』


「え?3〜5年もすればいけるかなって」


『…甘すぎじゃぞお主。はっきり言うがこのままじゃと生きている間にこの島から出るのは無理じゃ』


な…まじかよそんなに俺って弱いのか。


『そこで今回街に行ってそこで様々なものを見聞きするのじゃ。さすればお主の求めている魔法も使えるようになるぞい』


「ま、魔法。そうだよ爺さん!俺はそれについて聞きたかったんだよ。なんで俺魔法使えないんだよ!」


『そんな簡単に魔法は使えんぞ。魔法とは術を学ばねばならん。一朝一夕で使えるものではないわい』


「え?そうなのか。けど俺爺さんに最初の3つで魔法頼んだよな?貰っても使えないんじゃ貰ったことにならないんじゃないか?」


『……』


「……」


『しゅ、出発は今日の正午じゃ。それまでに持っていくものを身につけておけ!』


「あ!ごまかしやがったなこのジジイ!だから神様って呼びたくなくなるんだよ!」


やっぱこのジジイあてにならねえ。


「あ、そうそうもう一つ聞きたいことがあったんだわ」


『ん?なんじゃ?寛大な神たるこのワシが聞いてしんぜよう』


急に神っぽくしても無駄だぞこのジジイ。そんなことじゃ誤魔化されないからな。


「俺のステータスの種族なんだけどここってどうなるんだ?多分どこの国の人間ってことなんだろうけど」


『ん?種族じゃと?ちょっと見せてみぃ』


名前 ワタナベアキヒト 男

種族 不明 年齢10歳

レベル9

筋力74

魔力60


「ほらここの種族ってところ。不明になってるじゃん。こういうのって街に行った時に困りそうだから今のうちに聞こうと思って」


『………しもうた』


「え?…おいジジイ?」


『ふぉっふぉっふぉ……。だ、だ、だ、大丈夫じゃ。こ、ここをこうしてやれば…』


おい爺さん変な汗かいていんじゃねえか。手も震えているし。


[実績が特殊解除されました。スキル『隠蔽』lv10を取得しました。]


名前 ワタナベアキヒト 男

種族 人族 年齢10歳

レベル9

筋力74

魔力60


「おいジジイ。これって」


『さらばじゃ!』


あ、この野郎!逃げやがったな!




……最悪の目覚めだ。あのジジイ何しやがった。もしかして俺って人間じゃないとか?


…考えてもしょうがないか。とりあえず街に行く準備するとしよう。売れそうなものは竹籠にみんな詰め込むか。


干し肉はそのまま放置でいいな。オーストの革は一枚だけ持っていくか。後はその辺の売れそうな野草でも摘むか。


このぐらいでいいかな?多少金作ったら後は向こうで稼ごう。


お、体が光り始めた!これが転移かな。異世界初めての街かこれは楽しみだな。




と、いうわけで次回からは街に行きます!

さすがにずっと無人島生活だとチートでもない限り話をなかなか進められないので。


アッキーが何か言おうとしていましたが決してそんなことはありませんよ?もともと考えていましたから。ちゃんと伏線?張ったでしょ。

……嘘じゃないよ?本当だよ?

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