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世界は理不尽だけど最高だ  作者: 高旗空
第一章 なんか壮大な事を頼まれました
9/146

新たな武装

7/5一部修正

"双生の魔銃"を作った翌日、俺は解除していた剣を取り出した時に異変を感じた。


「―――双生の魔銃がない!?」


由々しき事態である。


確かに俺は、昨日の夜に双生の魔銃を製作し、装備してから直ぐに寝落ちという真似をしてしまったものの、剣を装備するまでは、確かに腰に装備していた筈である。


ふと、俺の中で一つの仮説が出来た。


まさかと思い、剣ではなく、銃を装備するイメージをしてみる。すると剣が消え、代わりに銃が装備されていた。


「……まさか」


そう、呟いた後に自身のステータスを確認する。



シュン・イナバ


Lv.56


HP 3120

MP 5500


EXP 512674

NEXT 862


ATX 158

VIT 1007

AGL 2568

DEX 1106

INT 2845


《オリジナルスキル》万華武装ユニークウェポン(覚醒ノ武装・双銃ノ武装New)・創造クリエイト(構築・物質変換)・闇夜剣舞ミッドナイトブレイド(螺旋旋舞・黒一文字・玉砕刺突)・魔力属性無限化New


《スキル》スキル補助・鑑定・念話・偽装・無限収納インベントリ・言語理解・剣術・気配感知・魔力操作(魔力感知・魔力放射)・縮地・天駆


《加護》運命と創造の女神の加護


《神器》プロテクションブレス


《称号》異世界人・解放者・女神の依頼を受けた者・覚醒者・創造を現実にする者・無限の可能性New



やはり俺の仮説どうり、双生の魔銃が万華武装ユニークウェポンに登録されていた……なんでもありだな万華武装。


しかし一つ新しいオリジナルスキルがあった。


===================================

魔力属性無限化

自身の魔力の属性を自身が、自由に変えることの出来るスキル。属性の数は、自分自身の想像力次第。

===================================


……この力がとても万能なことは、わかった。しかし、おそらく普通のスキルより上位のオリジナルスキルをこうも簡単に取得できる物なのか。


しばらくの間考えていたが、よくわからないので、結局考えるのをやめ、双生の魔銃をそれぞれ鑑定してみる。


===================================

白姫

双生の魔銃の片割れ。作られた時に魔力結晶に反応した黒楼石が変化したので黒色が変化し、白色へと変化した。射程が長い。魔力との相性は、とても良い。

===================================


===================================

黒姫

双生の魔銃の片割れ。こちらは、変化こそしなかった物の、白姫より威力が高い。魔力との相性はとても良い。

===================================


成る程―――つまり白姫は安定型、黒姫は攻撃型という訳か。


俺は、説明を見た後、双銃に弾を込めながら納得する。これで様々な戦い方が有りそうなので楽しみだ。


ちなみに、弾は、初めは時間がかかった物の、技術さえ確定したら、あっという間に出来た。


その後俺は、運良く魔物と戦わずに、41層に到達した。


しばらく迷宮の中を進んで行くと魔物が出てきた。


俺は白姫と黒姫を抜くと魔物と、対峙する。


魔物は、肌の色が緑色で、でっぷりとした腹、不揃いに並んでいる牙、そして5mは有りそうな大きさを持つ魔物がいた。


鑑定によると、トロールという魔物だとわかった。


「双生の魔銃の初陣には、丁度良い相手だな」


「グゴォォォオオオ!」とトロールは、叫びながらこちらに突っ込んで来た。


とりあえず俺は白姫に雷の魔力を黒姫に炎の魔力をそれぞれの弾に込めてトロールの頭を狙って引き金を引く。


ドパァアアンという音と共に雷の魔力を帯びた弾と、炎の魔力を帯びた弾がトロールの頭に命中した。


すると一瞬でトロールの頭は、吹き飛んだ。


頭を失った体は、大きな音を立てて、そのまま倒れていった。


「……嘘だろ、一撃かよ」


今相手をしたトロールは、決して弱くはない魔物のはずだ―――それを一撃。確かに魔力を帯びた弾を撃ったがここまで強力だったとは、良い誤算だ。


とりあえず双生の魔銃の強さは、わかったが、弾が今はそれぞれ五つで1セットが、合計6セットと、心もとないので普段は剣を使うことにしておこう。


俺は、双銃ノ武装から覚醒ノ武装へと、切り替えると迷宮の奥へと進みながら新しい武装の可能性と戦略を考えていた。

あと、2,3話で第一章を終わらせようと思います。

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