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世界は理不尽だけど最高だ  作者: 高旗空
第四章 物語は再び綴られ始める
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ここにはまともな面子がいない

すいません短めです。

「うぇぇぇぇぇぇえええええええん―――」


その泣き声が聞こえたとたんに、異変は起き始めました。


――――明るく地上を照らしていた空には薄暗い雲が蓋をし、光を閉ざした。


――――周辺の生き物は一斉に身を潜め辺りは鎮まる。


――――草木は枯れ、生命が絶えていく。


徐々にですが、異変は起き始めていますね。


いや、本当に乃々ちゃんの力は凄いですね。ただ泣いただけで大陸の危機とかある意味凄いですよ。……はい。正直い言います。ただ現実から目を反らしているだけです。

いや、だっていきなり飛び出した乃々ちゃんを追いかけたら、目の前でマスターが頭から血を流して白目剥いているんですよ!?普通、誰だって驚愕してしまいますって!


「おい!綺羅!どうやったらこの子を止められるんだ!」


ひっ!いきなり叫んでくるなんて酷いですよ。しかも名指しだなんて……うぅ、もうやだです。

いくら間接的には私のせいだとしてもこれはあんまりです。乃々ちゃんが理不尽過ぎるだけですから!

そ、それにエルザさんへの返答をどうしましょう。ただ命令口調で返してしまっては、不快な思いをさせてしまいますし。もし、下手に出て答えてみたら、返って『こいつ焦れったいなうざいんだけど』とか思われてしまったら…………あぁぁぁあああどうすればー――――――


「おい!おい!しっかりしろ!頭から煙が出てきてるぞ!くそっ、こんな時に!おい!」


……はっ!


「ひゃっ……」


「ひゃっ?」


「ひゃぁぁああああ!!!」


「急にどうした!?」


やっ、やってしまいました~!?

つ、つい返答に困ってしまって、オーバーヒートしちゃいました。……お、おかしいですね。しっかりと並列思考に加えて、耐火耐熱といった耐性は一通りは付いているのになんででしょう。(実際にはすべての並列思考機能を一斉に使ったせいで冷却機能を越える熱量が発生しているだけだが)


「す、すみません。と、取り乱してしまいました」


……やっぱり、あまり面識のない人と話すのは苦手です。


「そ、そうか」


ひ、引かれましたよね今。気を使われました。

え、えっと気を取り直して、どうすればいいかでしたよね。と言ってもなぁ……。


「……泣き止ませる位ですかね」


「は?」


なに言っているんだこいつって絶対思われました!



バレンタインデーですね。……作る側にされそうになったトラウマ位しか甦りませんね。……零は男だというのに。・゜゜(ノД`)

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