知ってる?お前達はもう詰んでいる
―――戦いは呆気なく終わった。
てか、思ったよりかはこちらとの相性が良かったと言うのもあるが、まずヤバそうな結界を張った奴を結界が破壊され戸惑っている所を峰打ちで倒し、そいつを倒した瞬間に扉を切り刻んだ奴が斬りつけてきたので、剣の性能とステータスにものを言わせて、相手の剣ごと叩き斬ってり、分が悪いと悟ったのか冷静そうな奴が逃げようとしていたので、思いっきりアイアンクローを喰らわせてやったら、あっさりと気絶してしまった。
「―――さてと、さっさと起きて!……えっと、誰だか分からないけど起きて!」
「……あの、先生」
「ん?どうしました?」
「さっきから、外の方で爆発音とかが聞こえているんですけど……」
「爆発音?」
確かに耳を澄ませてみると街の方から爆発音が聞こえる。
ふぅん。爆発音。爆発音ねぇ……。
「爆発音!?」
え!?ちょっと待って!なんで。爆発音が聞こえるんですか!?流石にこんなものが伝統行事とかだったら洒落にならないけど!?
……よし。取り敢えずは話を聞き出すために敢えて峰打ちで倒した奴を起すのを再開しますか。
……暫くすると、漸くそいつは目を覚ました。
「……う………ううん。―――――っ!」
「あっ!目覚めたんだね。さあ。君達は何を企んでいるんだい?もしかして外の爆発音とかと関係しているの?」
「………」
んー。だんまりかぁ。さっきは短気な態度を見せたくせに。よーし。そっちがその気なら……。
「じゃあ、取引をしよう。なぁに簡単なことだよ。君がこのまま話さないのであれば、君を殺す。ま、君以外にも聞ける人たちは沢山いるからね。………例えば、他の教室に襲撃した人達とかね」
「―――――っ!?」
流石に不味いと感じたのか焦りの表情が顔に出てきていた。
ふっふーん。私をみくびるんじゃあないよ。この日のために二十人に影分身して学園のあちらこちらを徘徊していたからね。既に全員捕縛済みなんだよ。
「で、続きだけど、もし、君が話してくれたら君の罪を軽くする様に私が交渉してあげよう。これでも人脈とかツテは広いんでね。さぁ?どうする?」
「……判った。その交渉に乗ろう。まぁ、この学園を制圧する作戦が失敗したが、もう、この都市は終わりだしな」
「どういうことだい?」
「直にはこの街で暴れている奴らもお前達に制圧されるだろう」
まぁ、影分身の何人かは現在進行形で制圧中だけど。
「……だがな、幾らお前達が強くてもな。この都市は終わりなんだよ」
「一体どういう意味?」
「……魔王さ。俺達も姿を見たことが分からないが、上の方が魔王を誘導する方法を見つけた。………あと少ししたら魔王がこの街を焦土と変えるだろうなぁ」
「「「「「―――――っ!」」」」」
生徒達が息を飲む音が聞こえた。
成る程。読めてきました。
どうやらさっきの結界との相性といい、今回私はついている様です。
―――この騒動。私の一人勝ちで全てが終わる様ですね。
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―――シュンのいる学園が襲撃される二日前。
「―――成る程。そういうことだったのですか」
ご主人様の命によって魔王の元へとたどり着いた私―――千草は魔王の話を聞き、全ての糸が繋がった気がしました。
……にしても、ご主人様も趣味の悪い。こんなことを計画していたとは。
「それではあなたは敢えて道化となっていたのですね。寧ろそいつらが憐れですね。まぁ、あなたがここで魔王をやっていたというのも少しは驚きましよ。……まぁクレハの言葉で薄々予想は付いていましたが……で、今回は一興交えてみるということで宜しいのですよね"暦"」
「はい。そのつもりですよ。千草さん。それが我等が主の計画なので」
着実に包囲網は完成していくのであった。
次回!魔王の正体が明らかに!?(ネタバレしてるけど)




