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世界は理不尽だけど最高だ  作者: 高旗空
第四章 物語は再び綴られ始める
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この物語にも漸く悪役が出た

女状態の主人公の地の文はいつもと少し、違います。

『……例の作戦は順調か?』


『ええ。魔王の誘導も完了し、直には勘違い(・・・)をした間抜けな魔王が配下を伴ってこの都市を滅ぼしに掛かるでしょう……しかし唯一の問題は……』


『例の臨時教師か……』


『ええ、数日前に忌々しき魔女が連れてきた訳の分からない女です』


『確か、男の姿に化けていたが、魔女との戦いの際に化けの皮を剥がした訳の分からない奴か』


『……正直、あの試合を覗き見ているときに思わず声を上げそうに成りましたよ』


『まあ、よい。お前が学園てみ細工していた例の魔女対策をあの女にもやればいい話だ』


『わかりました。では明日の朝頃に作戦を決行します―――我等が悲願に栄光を』


『栄光を』


……しかし、彼等は知らなかった。既にその企みは気付かれていた事。そして、寄りにもよって、訳の分からない女は神であり、その都市にはそいつさえ頭を悩ます問題児が迫っていることに……。



▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲



「―――という訳で、これからは私のことをヤタって読んでね!」


「「「「「ちょっと待ってぇぇぇえええ!!!」」」」」


……そんなぁ。全く。何が不満だというのだ。正直言って、この姿もエルザ程てみはないが、メリハリも有るつもりだし、顔も美人な方だと思うのに。


「はっ!?まさか皆、狐派だったの?烏では不満だと。……そうだよね。烏ってゴミ漁ったりして汚いイメージが有るんだね……」


「だ、大丈夫です!ヤタ先生!俺はその黒い翼、格好いいと思いますよ!」「そ、そうです!先生美人だし!」「俺は狐より、烏の方が好みだし!」……etc.


「み、皆!ありがとう!これからも宜しくね!」


……そして、俺は顔を潤めて……。

ま、マジかぁぁぁあああ!少し顔をすぼめて、泣きそうな声を上げそうにしたらほら、この通り生徒達が皆落ちたよ!

いや~。やっぱり美人って特だね~。昔、暇なときに女になって過ごしといて良かったよ。

あと、狐より烏が好みと言った奴、顔を覚えておいたからな!本当の元の姿に戻ったら覚えとけ!


「じゃあ、授業を始めよっか!―――今回やるとこ「残念だが授業は終わりだ」ん?誰?あなた達?誰かの保護者?申し訳ないけどクレームはエルザに直接……」


「俺達はきょm「いや!ちげぇよ!剣で扉を切り刻んでくる様な親は少なくとも、俺らのクラスには居ねぇよ!てか、居て欲しくないわ!」


「えっ、じゃあ誰?この三人組?もしかして理事長室分かんないのかな?」


「いや、それは、無いんじゃあ……」


「お、俺達はき「五月蝿い。不良は引っ込んでて」あっ、はい」


んー。マジで誰だコイツら?それにさっきから町の方で爆発音とかするし……。

何かの文化かな?んー。分からないし……。


「で、そこの不良達、結局誰?」


「散々、黙らせといて、それかぁ!貴様ぁぁぁあああ!」


「えっ、ちょ、なんでキレ出すの。……あ!最近の若者は怒りやすいって言うからか」


そう言ったら、この男は先程よりも顔を赤くしていた。


「もう!我慢できん!―――邪法・餓鬼の牢獄 発動しやがれぇぇえええ!」


すると、学園を囲む様にして黒ずんだ血の色をした結界が覆っていった。あー。成る程ね。この人達が例の不審者か……なら。


「部分装着・解放の剣」


「えっ、ちょ、お前何を!」


「そいやー」


俺の間の抜けた掛け声と共に剣が振るわれ、結界は瞬く間に消滅していった。


「ば、馬鹿な!あの結界には膨大な阻害術式を組んだのにっ!」


いや~。残念だね。どうも相手が悪かったみたいだ。


「そうだ!今回の授業内容を変更するね。教えるのは―――正しい不審者の倒しかたって事で」



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