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世界は理不尽だけど最高だ  作者: 高旗空
第四章 物語は再び綴られ始める
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上下関係は理不尽極まりない

今の流れにしっくり来るように、あらすじをぶっちゃけてやりました。

―――教師生活三日目


「あのさ、これで何度思ったかわからないけど、言わせてくれ。……俺の教師生活は一日毎にやることが変わってないか?」


「何を今更。どうせ何を言われたって何でも出来るし、何だかんだあって言って言われたことはやっているじゃないか―――今のようにな天の邪鬼が」


「……」


やっべえ、何も言い返せねぇ。―――全く喪ってその通りである。


あれ?寧ろエルザや知り合い達がこれをうまい具合に利用しているとしたら……………思い当たる節がとってもいっぱいある。お腹いっぱいです。


んで、現在俺がどうなっているかと言えば、学園備え付けとか言う訓練場ほぼコロッセオでエルザと戦うことになっていた。曰く、お前の実力を全生徒に知らしめる……という建前で大義名分を得た上でのエルザの新魔法の実験である。


「……なあ、こう言うのをさ、職権乱用って言うんじゃないか?ここ三日間で結構、乱用してないか?」


「大丈夫だ。問題ない!」


へぇー、そーなんだー。じゃあ、取り敢えずエルザさん。目をそらすのを辞めよっか?


「はぁ、というか、もう断っても遅いんだろな。……全生徒来てるし」


「まあ、多重結界も張ってあるし私達が思いっきり戦っても問題はないと思うぞ……数十秒だけ」


「……ちょっと魔道具使って結界強化してくる」


「……すまん」


無限収納インベントリから幾つかの魔道具を取り出して、結界を強化していく。

そりゃそうだ。自分で言うのもなんだが、人類の枠組みから余裕で外れている二人(のち一名は一応、神)が思いっきり戦ったら、こんな結界、いくつあっても足りないどころか、下手したらこの星そのものが下手したら崩壊しちゃうからね。


『黒姫すまんな。こんなことに成っちまって』


『いや!大丈夫だ!寧ろ面白そうではないか!』


今回は黒姫も連れてきたのだが、どうやら乗る気の様で良かった。


『まあ、伊座となったら一心同体を使うと思うがな……使いたくはないが』


『……が、がんばれ』


一心同体―――それは、"万華武装ユニークウェポン"の派生能力であり奥義、まあ俺にとってはトラウマとしか言えないものでもある。

まあ、あのときはまだ人間だったからああなったのはしょうがないと思うよ。でもさ、神に覚醒してからよくよく考えてみたらさ、気付いたんだ。―――神って、性別の概念無くね?って、いや、俺としては男のつもりだからな!……誰に言い訳しているんだか。

まあ、要するに何が言いたいかと言えば、今後の一心同体の性別は同化する相手の性別次第ということになってしまうのだ。……後は察してくれ。(なお、前回の幼女化の原因は不明)


「おい!イナバ!どうしたんだ?そんな遠い目をして」


「なぁに、すこし覚悟を決めてただけだ。ホント」


「あ、ああ」


なんか釈然としない様子だが、エルザも了承はしてくれた。


『それでは!エルザ理事長による、臨時教師イナバ先生への公開処け………ごほんごほん………親睦試合を開始します!司会は情報部部長リースと!』

『解説を勤めさせて頂きます。副理事長のナヒトが送らせて頂きます』


どこが親睦試合だ!公開処刑って言ったよな!バッチリこの耳で聞いたぞ!


『さて、解説のナヒトさん。今回の試合をどう見ますか?』


『そうですね。普通の臨時教師だったら瞬殺されて終わりかも知れませんが、件のイナバさんは理事長と旧知の仲だそうなので、見掛けによらず、この世界でも五本の指に入るほどの実力を持っているでしょう。先程も結界の強化をしていましたからね』


『なるほど!つまりイナバ先生も理事長のように年齢を詐称していると言うことですね!』


失礼な!精神年齢はともかく、肉体年齢はそのままだよ!若いから!


『さて、どうやら両者準備を完了したようです!では、互いに構えて!……試合開始!』


「では、行くぞイナバ。手加減無用だ」


「俺って、レベルがリセットされてんだけどなぁ」


―――試合という名目の実験が開始した。

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