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世界は理不尽だけど最高だ  作者: 高旗空
第四章 物語は再び綴られ始める
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準備完了!生産チート発動!

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

「―――んで、これはどういうことですかエルザさん。何で俺が錬金術の授業も担当することになっているんだよ!一教科だけって聞いてたんですけど!てか、何でお前は此処にいる!理事長の仕事はどうした!」


俺が何故か教師生活を始めてから、二日目。俺は少し怒っていた。


「はっ!そんなの大丈夫に決まっているだろう。後でお前が手伝えばすべて解決だ。それに丁度、錬金術の教師が今日は休みだったから代役でお前を出しだけだ。何が悪い?」


俺の態度を意に反さず、さも当然とばかりにエルザはそう、言ってきた。


……おいおい。困難がこの学園の理事長トップで良いのか。

この学園で働いている人達がなんか憐れに思えてきたんだが……


「はぁ、月が出ている時には精々、気を付けるんだなエルザ」


せめてもの反抗の意味を籠めながら睨み付けてやる。


「おお。怖い怖い。お前がそれを言ったら洒落にならないだろうが。冷や汗が垂れたぞ」


「はっ、よく言うな」


「あの、そろそろ授業を始めて貰えませんか」


「ん?あぁ、悪い。じゃあ取り敢えず道具を用意しといてくれ」


俺が始めてこのクラスに来たときに果敢にも俺に質問をしてくれた生徒の一人、アネアから俺とエルザを呆れた目で見ながら言われたので、渋々言い争いを止めて、クラス全体に準備をするように命令を出す。


そう!生徒達の名前を全部覚えたんです!いや~本当に覚えるのは疲れたわ~。ひっさびさに身体中の感覚を全て駆使して覚えたよ。一晩で。


「けど、本当に俺に錬金術をやらせて大丈夫なのか?こう言うのも難だが、授業の範疇で収まる様なことをやれる自信は無いぞ。これっぽっちも」


「そこはあれだ。なんとか誤魔化せば大丈夫だろう。せめて、賢者の石位までに留めておいてくれよ」


りょーかい。りょーかい。…………善処します。


さて、えーっと、準備された道具は………って、え?万能型錬金釜?なにそれ?……説明書には……ふむふむ。要約すると、素材を釜の中にぶっ混んで、釜に施された魔術式を起動させたら、完成っ と、ほへー。便利だなぁ。こんなものが発明されているとは……。まあ、使わないけど。


「えっと、今回錬金するのは治癒石か。最近は結構こんなものを作るんだな。んじゃ、先ずは俺が手本を見せるぞ」


という訳で、今回は治癒石を錬金しましょう。

治癒石とは、その名の通り治癒の力秘めている石で、これを武器や防具に組み込むとダメージを受けると回復するという能力を付与出来る石で、材料や作り手によって回復量が左右されるのが、一番の特徴である。


「先ずは材料を……えっと、輝石に結合促進剤、錬金粉、んー回復量を左右する素材は一角獣ユニコーンの角と不死鳥フェニックスの血でいっか」


「ま、まて、イナバ、お前何を」


「とりゃー」


少し間の抜けた声を出して錬金を開始する。やり方は単純。材料を粉々にして魔力を込めて結晶化を待つ。まあ、俺はオリジナルスキル"生産の覇者"を持っているので、それを使って、粉々にして混ぜた素材が結晶になる速度を爆発的に加速させる。


―――十秒後、俺の目の前には力強く輝く黄緑色の石があった。


「…………よしっ!」


「「「「「ちょっと待て!」」」」」


「おい、イナバ、これはなんだ?」


「え、治癒石だけど」


「そうか。今、こいつを鑑定したんだがな、即死攻撃無効と状態異常無効が付いてるんだがな。一言言わせてくれ。……治癒石の"治癒"能力は何処に行った!これはもう、治癒石という名前の別のものだ!」


あ、治癒能力を忘れてた。まあ、一角獣ユニコーンの角→状態異常無効、不死鳥フェニックスの血→即死攻撃無効って所だろ。……不死鳥フェニックスの血→蘇生、ってならなかっただけましだろう。多分、きっと。


「……今日はこれをやって貰う」


「「「「「絶対無理だ!」」」」」


「安心しろ。今度は回復効果のある素材を使うから」


(((((………不安だ)))))


※イナバ氏が作った治癒石はエルザ氏が迅速に回収しました。

今年の抱負。ステータスを書く!……最近気づいたんだ……コピーと言う機能が有ることに。……これで、ステータス一つ書くのに数時間掛けることも無くなった。(T_T)

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