主人公が他種族でないと誰が言った!
復活!
無事に私用を終えることが出来ました。今日からまたいつも道理に投稿を開始します!
「……なあ、どうしたんだ?」
俺は困惑していた。
三日ぶりに部屋から出ると、そこにはライノと白姫が居た。うん。そこは問題ない。
しかし二人は俺の姿を見て早々にあり得ない物を見る目で、今も俺を見ている。……にしても狐耳とか尻尾とか、言っていたけどまさか昔の姿はともかくとして今の俺にはないしなぁ。あー懐かしいなぁあのもふもふ。
そう思いながら頭を掻く。
「ひゃっ!あーびっくりした。うっかり狐耳触っちゃった。…………………………え!?」
まさかと思いながら尻の部分を触ってみる。
もふもふもふもふ。あー気持ちぇえ。……あれ!?
「ま、まさか俺の姿が戻っているだと!?」
「「今頃気付いたの!?」」
「てか、それはこっちの台詞だわ、イナバ!」
「いや~何でだろうね。やっぱ中で大体のスキルを取り戻すと同時にレベルを上げてたお陰かな?」
因みに現在のレベルは400ぴったり。レオンを既に越えちゃったりしている。と言っても"能力模倣"みたいなチート級のオリジナルスキルは戻らなかった。
「訓練ってお前……まさかと思うが殆どの時間をそれに費やしていたんじゃないだろうな」
「え、なんで分かったの?エスパーなの?」
「……要するにお前は剣の強化を言い訳にここに三日間も居座り続けた訳だな」
「い、いやーだって剣の強化って言ってもぶっちゃけ俺レベルに達しちゃうと数分で終わっちゃうし…………ねぇ?」
「ねぇ?って何だ!……まぁもういいや。昔からお前は変わってないって事で。それよりもとっととイシュタルの奴に剣を返してやれ。あれでも一応は家の優良株何だぞ」
「わかってるってそういや、白姫。俺がいない間になんか変わったことでもあった?」
「そうですねぇ。シュンさんが狐さんになったって事以外は特に変わった事はありませんでしたよ」
そですか。どうやら俺の姿が戻った事以外は特にこれといったことはなかった様だ。にしても狐さんって表現がかわええなぁ。
そんな雑談をしながら暫くすると、ギルドの受付がある広間までやって来た。
「おーいイシュタルは居るか?どうやら剣が仕上がった様だぞ」
ライノがいきなり叫ぶようにしてあの金髪くんを呼んだ。……にしてもいきなり隣で叫ばれるとむっちゃ五月蝿い。簡単に表すと大型スピーカーが目の前で大音量の音を発せられた感じで。獣人は耳が良いんですよ!
ライノが叫んでから直ぐに金髪くんがやって来た。……あれ?心なしか前までピリピリしていた雰囲気が穏やかな物になっている気がする。まあ、心変わりしてくれれば満足だ。
「ほれっ」
あいさつ変わりに取り敢えず魔剣アドムを返してやる。やはりいきなりアドムを投げ渡されて一瞬は驚いて居たものの、直ぐに自分の剣だと理解した様で安心した顔を見せた。
「ありがとうございます。……それにしてもそこのさっき剣を渡してくれた者よ。イナバ様はどこか知らないか?」
「え、いや、イナバって俺だけど」
「何おかしな事を言っているんですか。私が聞いているのは人間族のイナバ様ですよ」
………もしかしてこいつ俺に気付いていないだと。




