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世界は理不尽だけど最高だ  作者: 高旗空
第三章 波乱万丈な二度目の異世界
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冒険者ギルドはコミュ障の天敵です

思ったより早く書けたので早速投稿!

さて、俺達はこれからルノアール大陸に行くことになったのだが当然ながら、今からすぐに行くわけにはいかない。

このご時世でも、情報が大切と言う常識は変わらないものの、現在、俺、白姫、黒姫、綺羅、千草のメンバーの中では千草しか、この時代の情報を持っていないからだ。

そこで俺がやる行動は一つである。


「と、言うわけで千草ーなんか良い情報収集の方法とか知らない?」


そう、即ちは情報を持っている奴に丸投げである。


「そうですね……では、冒険者ギルドとかは、どうでしょうか?」


「冒険者ギルドかぁ……まだあったんだなー」


冒険者ギルド。

まあ、ラノベとかゲームとかで出てくる仕事の斡旋場である。

そしてそこでは、おつかいの様な依頼から正に命懸けといった依頼といった、幅広い仕事を受ける事が出来るという、世界中に広がっているどの国にも属さない巨大組織である。

ついでに言えば、三百年以上前から有ったりする。


「冒険者ギルドですか?何故情報収集の為にそこへ行くんですか?」


白姫の様な一般人ならば、この様な反応をして当然だろう。

それに対しては俺が答えておく。


「冒険者ギルドの仕組みが今と殆ど変わっていなかったら、冒険者ギルドにある常時更新されている掲示板からこの世界中のありとあらゆる情報を知ることが出来るからな。……てかその掲示板、作ったの俺だし」


「え!どういう事ですかシュンさん!」


案の定、最後の一言に白姫は食いついて来た。

それについては千草が説明してくれる。


「まあ、なんと言ってもご主人様がギルド創設者の一人でもありましたからね。と言っても、先程の話に出てきた掲示板を代表とした 冒険者ギルドに役に立つ道具を作っただけでも有るんですがね」


その発言を聞いて白姫と黒姫は驚きを隠せないでいた。ふふっ漸く俺の凄さに気付いたのかな?


「……シュンさんって本当に生産職だったんですか」


「いや!?ちょっと待って!今まで俺が生産職だって信じてなかったの!」


「いや、私はかなりやり手の戦闘職だと思っていたんだが……」


「何で!俺、前に話した時に生産職だったって言ったじゃん!え、まさか今まで信じてなかったの!そこまで俺、信用されてないの!」


その問いに二人は互いの顔を見合わせてから不思議そうな顔で此方を見てきた。


「いや~だってその、私達、今のところはどちらかというとシュンさんが生産している所よりも戦っている所しか見ていませんからね」


そう言われて白姫と黒姫を創ってからの自分の行動を振り返ってみる……迷宮攻略して、星導十二精霊のリーダーとかいうレオンに勝って、空中から紐なしバンジー……俺がいうのも何だが確かにこれ、生産職がやることじゃないじゃん。


「……取り敢えず、冒険者ギルドに行こうか」


露骨な話題の反らし方であったが、皆、なにも言わずに賛同してくれた。……皆が空気読める奴らで良かった。



▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽



それから俺達は千草の案内の元、この国の冒険者ギルドにやって来た。うん。この、剣と盾のマークは昔と一歳変わっていなかった。


「やっぱ、あいつらに丸投げして正解だったなぁ」


「「……え」」


おっといけない、つい真実をぽろっと溢してしまった。真実を知らない二人がなんか言ってきて弱冠五月蝿いが、無視しとけば良いだろう。


「にしてもこの国の冒険者ギルドはでかいなぁ」


この冒険者ギルドは地上三階建ての石造りで出来ているため、より大きく感じられる。


「さて、入るか」


俺達はさっさと情報収集するためにギルドに入ろうとした。すると、パーカーの裾が不意に引っ張られる。怪訝に思い、振り向いてみるとそこには涙目の綺羅がいた。


「ままま、マスターぁ。ひ、一人にしないで下さい。あと、この建物にも入りたくないですぅ」


俺達は涙目の綺羅を見てびびる。周囲にいた人もびびる。……そうだったうちの綺羅、重度の人見知りとコミュ障だった。

何でここに来たかは、多分さっきの空気に呑まれただけだろうが、ここまで来ると相当のコミュ障だと自覚させられる。……機械なのに。

しょうがないので、俺は綺羅を説得もとい洗脳する。


「いいか、綺羅。ここは確かに人が一杯いるよな?」


その言葉にコクコクと綺羅は頷く。


「けどな、ここには恐い人達はいないんだ。もし襲ってきてもその人達は悪い人だから、反撃しても合法なんだ。だからね綺羅……襲われたらぶっ飛ばせばこっちのものだ」


「そ、そうなんですか」


「うん。昔から冒険者ギルドはそんな決まりだから大丈夫だ!」


「な、なら大丈夫です」


「そうか。納得してくれて嬉しいよ。じゃっ行こうか」


そして俺達は冒険者ギルドに入っていく。なんか周りからの俺への視線がなぜだか恐ろしいものを見る目に変わっているが、関係ないだろう。

そして俺達は悠々とギルドに入っていった。


「おい、そこの坊主ら。ここに来るには早すぎるんじゃあねぇえかぁ?あぁん?」


なんか恐いモヒカンに早速絡まれた。


「……戦闘形態に移行」


後ろで黒姫綺羅がボソッと呟いた。……俺の苦労が早速、無駄になった。泣きたい。

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