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世界は理不尽だけど最高だ  作者: 高旗空
第三章 波乱万丈な二度目の異世界
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だが、再会はまた後で!

最近あった通信障害ですが、何があったんでしょうかね。

取り敢えず零が機械オンチのせいじゃなくて良かったです(笑)

俺は焦っていた。


え?何故かって?そりゃああの後、"魔力封じの鎖"って言うらしい魔道具(三百年前にはなかった)で上半身を巻き付けられたんだよ?

で、そうなったら大人しく連れていかれるな!って俺の威厳……いや反骨精神が主張したんで、魔力が使えないならば仙術(仙力は使えた)を発動して連行している兵士をぶっ飛ばして逃走を開始。

刀に封じといた綺羅と白姫と黒姫の魔力の方向に仙術の一人の力で彼女達が居るところにたどり着いたら、まさかのクラスメイトとクレハ!


で、現在に至る訳だが何故焦っているかと言えば今俺が生きている事(・・・・・・・・・)がまだ世界に知られる訳にはいかないからだ。

……と言ってもつい、知り合いが沢山いたから自分の事主張しちゃったんだよな……どうしよう。


しかし皆は俺に考える時間を与えてくれないようだった。……俺が墓穴を掘っただけなんだけどな。


「ま、まさか稲葉か!おま、生きてたのか!」


「あーうん。生きてた久しぶりだな」


「……しかし何で鎖で縛られてるんだ。……お前らしいっちゃお前らしいが」


なんか哀れな奴を見るような目で見られた。心外な!


「取り敢えず鎖をほどいてくれないか?事情は鎖をほどく作業中に話してやるから」


「お、おう」


どうやら了承を得られたようなので岩下に鎖をほどいて貰おうと結び目を岩下に向けると岩下の手が鎖に触れずに、首筋に剣が突き付けられていた。


「…………っ!」


突き付けたのはクレハだった。


「……あなたは一体何者ですか?何故この刀を持っているのですか?」


「どういう事かな?」


「簡単な事です。この刀の鞘に施されている一枚の花弁の紋章にこの刀から放たれる圧倒的な覇気。それを造れる人物は親しい者にしか武器を造らないですからね」


「それで?もしその意見が正しいとしても、俺に剣を向ける意味が全くもって分からないんだが」


「その答えはあなたが一番分かっているのではないですか?もう、逃がしませんよ(・・・・・・・・・)


なるほど。やっぱりクレハには、正体がばれていたようだ。しかし今、正体を暴露されては俺の周りが危ない。


「……すまない。また今度、会うべき時(・・・・・)に会おう」


「何をするつも―――


俺はクレハの言葉を待たずに仙力を目一杯に込め、鎖を降り千切ると、刀を回収。背負い込むと白姫と黒姫の腕を掴み、無限収納インベントリからとある丸薬を取り出して飲み込む。


「最後に一つ言っておく。一年後。邪神がこの世界に攻めてくる。備えとけよ。じゃぁな!」


言うだけ言って白姫と黒姫ごと窓から飛び出す。


「能力限定模倣・運命―――運命操作!」


そうして一時的に得た、生前の能力(・・・・・)を使用し、俺が皆に会う所からここまでに起こった事象・運命を書き換える。



天暦2499年 6月24日


人間族首都、オルステイン王国の王の間にて認識不能の生命体が侵入。

しかしその場に居合わせた英雄クレハ様と勇者方が居たことにより、その場から逃走。

一年後に邪神がこの世界に攻めてくると宣言すると窓を破壊し逃走。

被害は出なかったものの、国はこの発言を受け止め、各国に通達。

三ヶ月後に五種族会談が行われる事が採決された。

なお、その場に居た一同は揃って違和感を主張している。

現在においても侵入者については追跡中である。


オルステイン王国議事録から一部を抜粋

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