一方、王宮では
なぜか昨日、このサイトが開かなかったため、1日遅れてしまいました。……なぜだろうか。零が機械オンチのせいかな?
オルステイン城
数百年にも渡る長き歴史を持った人間族の国を代表する建物であり、近年では観光スポットとしても名高い場所である。
―――しかし現在王宮内は絶賛大混乱中であった。
「あ、あのクロード様。そろそろ土下座を止めてくれませんか」
俺――岩下は、いや俺達、クラスメイト全員が困惑していた。……てかクロード様の土下座綺麗ですね。
「いいや!僕は君達を間接的とは言え、騙していたんだ!国王達もごめん!」
「あ、頭を上げて下さい。クロード様お願いします!わりとマジで」
国王様は国王様で、土下座をしていた。
「いや、別に良いんじゃないですか。正直クロード様の土下座は何回も見てますから」
クロード様におもいっきりタメ口で話している女性はクレハさん。俺達の師匠であり、三百年以上前にあった覇権の時代を終わらせた英雄だそうで、その後半神へと至った人物である。あとクロード様が土下座する数日前にクロード様が俺達を騙していたのを見破り、真実を教えてくれたので実際、この土下座は無意味だったりする。
「い、いやクレハちゃんそれは酷いよ~。僕にだって威厳はあるよ」
いきなり降臨してジャンピング土下座を繰り広げた者とは思えない発言をクロード様はしていた。……神様のイメージが崩壊していく。
「いや!なにその驚愕の表情!あるよ!僕にだって威厳はあるよ……さっきもしたけどさぁ」
すいません。俺もびっくりしてました。というよりさっきもしたんですか……。
すると、いきなり王の間の扉が勢いよく開らき、更なる爆弾がこの混沌とした空気に投下された。
「陛下至急伝令を!―――この国にバイオ兵器が持ち込まれました!」
「は、はは、はははは」
もう乾いた声しか出なかった。もうやだ帰りたい。一刻も早くこの部屋から出たいとクラスメイト全員の心が一つとなった。
「な、なにバイオ兵器だと!今どこにある!」
フリーズしてた国王様が問いかける。どうやら兵士の人はクロード様に気づいていないようだ。
「犯人は即刻捕縛し、バイオ兵器と思われる物はこちらです」
まさかの現物持参だった。……まあ、ここにいる人達ならどうにか出来そうだけど。
そして兵士の人が持ち込んだ武器をの一つを見て俺達は驚愕を露にした。
「……拳銃」
片方が白く、もう一方が黒い二丁の拳銃。それは俺達が元居た世界の兵器であった。
「勇者殿。これを知っておられるのですか」
「……ええ、俺達の世界にあった兵器です」
「な、なんと!」
しかし周りの混乱とはうって変わってクレハさんは冷静だった。
「……そこの精霊達。出てきなさい。沈黙していても無駄ですよ」
クレハさんは警戒心を露にしながら双銃を見極めていた。精霊?
すると、まるで観念したかのように双銃が光だし、二人の女性がそこにはいた。
「あれ?白姫ちゃんに黒姫ちゃん……ま、まさか」
「あれ?クロード様?……ああ」
白髪の女性はクロード様の態度からなにかを察したようだった。
「クロード様。知り合いですか?」
「い、いや~その事については君の契約精霊のほうが詳しいよ。うん。じゃあそろそろ時間なんで!じゃ!」
言うだけ言ってクロードは帰ってしまった(逃げたともいう)。
「……?何なんでしょうか?まあ良いですか。―――召喚・アリエス」
クレハさんの目の前に魔方陣が現れ、一人の青年が出現した。
「げ、白姫さんに黒姫さん。なんでここに」
「なにかを知っているようですねアリエス。……さっさと吐いたほうが楽に馴れますよ」
「い、いやその。そ、そうだ!白姫さん綺羅さん達は?」
逃げた!露骨過ぎる。
「そ、それがその……」
そういうと兵士の人が持っていたもうひとつの武器を持ってきた。……見たところ普通の刀だったけどなぜ?
しかしクレハさんは、違った。刀にいや、その鞘に彫られた紋章に釘付けになっており、狼狽もしていた。
「な、なぜこの紋章が!アリエスま、まさか!それに彼女達は一体……」
するとアリエスさんは覚悟を決めたようだった。
「実は――
ドゴォオオオン!
アリエスさんが話そうとしたその瞬間あれだけ頑丈そうだった巨大な扉が崩壊した。
そして見知った人物がのんびりした足音をたてながら王の間に入ってきた。
「よう皆!久しぶりだな!元気だったか?ん!ま、まさかクレハか!?よう俺だ!帰ってきました!」
……鎖を幾重にも巻き付けられた状態で無節操に言葉に爆弾を織り込みながら。




