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世界は理不尽だけど最高だ  作者: 高旗空
第二章 ようやく始まる冒険
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一心同体・天魔

始めに書いておく。


反省はしていない。後悔は若干している。(←零は豆腐メンタルです)


7/31誤字修正

「なんなんだ、一体……」


皆の思っている事を代弁するかのように、この時誰かがそう言った。


まさしくそうだろう。今現在、瞬はレオンとリーブラと戦っており、奥の手を使った。


「せ、精霊神様、まさかあの現象は……」


「……まさかあれは"同化"!……いやしかし、理論上は確かに可能ですが……」


と、フィオリアは、そのまま自分の世界に行ってしまった。


「フィオリア様!大丈夫ですか!それに"同化"とは一体!」


「落ち着け精霊王。今説明する」


どうやら自分の世界に行ってしまったフィオリアに変わってアイリスが説明をするようだ。


「まず、精霊王。精霊は何から出来ているか解るか?」


「もちろん知っている。たしか"魔法"でしたか」


「ああ、その通り。"魔法"だ。そして即ち同化とは、その精霊が持っている魔法式を取り込み、一体化すると言うことだ。けど、さっきの説明のように、言葉や文だけだと簡単に見えるが、実際には、方法がわからないし、見つけたとしても、どんなリスクを負うかわからない。つまり、不可能ということがこの世界の常識だった。しかしシュンは今、それを実行している。……リスクは避けられないかもしれないが」


その言葉に耳を傾けていた者達は絶句した。実際にはこれは、ただの模擬戦だ。それなのにリスクをおかしてまで"勝とうと"している。


「……恐ろしい限りだよ。けど、なんでだろうな。失敗する姿が思い浮かばない。それどころか成功する確信を持てる。それにシュンの姿が重なるんだあいつに……」


それは、今はもういないであろう親友を思うかのようにアイリスは自然と、言葉を紡いでいた。


「―――まあ、要するに成功するって事なんだよ!なんだよお前ら。今はこの戦いを楽しもうぜ!ほら、フィオリアも、戻ってこい」


ちょうどアイリスが場の空気を戻した瞬間、辺り一面を覆っていた光が収束していった。



▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽



黒、蒼、紅の光は混じり合い、一つの灰色の光へと、収束していき、形を成していった。


―――光が止んだどうやら成功したようだ。


正直むっちゃ焦った。だって始めて使ったんだよ!心臓バックンバックンだわ、目を開ける。……うんうん。皆驚愕してるな。やっぱ地味に気持ちいい。……あれっ?なんというか驚愕は驚愕でもなんか違う。


「おい、どうしたレオン。開いた口が塞がっていな……い……ぞ……」


そこで俺は、やっと自身に起きた異常に気付いた。

声が"幼い"のだ。しかも、"女の子"の声だ。良く考えると目線が低い。……まさか。


「だ、誰か鏡を用意してくれないか」


そう言ったら、目の前に鏡が表れた。……早いっすね。用意すんの。


そして俺は、鏡を覗くと俺は、絶句した。

一から説明しよう。まず、背丈だが、140程しかない。着ているものは、体に合っており、蒼と紅を基調とした女物・・の着物。そして右目は蒼玉の瞳、左目は紅玉の瞳のオッドアイに腰程まであるグレイアッシュのツインテール。……言わずとも分かるだろう。


「なんで俺、"幼女"になっているんだぁぁぁああああ!」


そうです。俺、幼女になりました!じゃねぇよ!まじでなに、これが、代償か!代償なのか!すると同化している白姫と黒姫が念話で、声を掛けてきた。


『あのーもしかしてですけど、割合の問題じゃないでしょうか』


なにっ、割合だと……


『要するに同化は成功したが、私達は男1:女2で、同化を行ったからシュンは幼女に、なったてことだな!』


『まあ、似合っていますから。いいんじゃないですか?可愛いですよ』


なん…だ…と。まさかの男女比が、同化後の性別に影響するとは、……いやまてよ。もし仮にこの姿が男だったとすると……グレイアッシュの髪にオッドアイ、さらには、二丁拳銃を装備……完璧に痛い奴じゃないか!


「……ま、いっか。よし、いくぞー」


「い、いやちょっと待っえください!いいのですか!あなたはそれで!」


「いや、まあ、始めは驚いたけど慣れたわ」


「「「「「慣れ!?」」」」」


なんか外野まで、突っ込んできた。


「五月蝿いなぁ。まあいいや。"顕現・天魔の煌翼"」


一心同体・天魔の能力、"天魔の煌翼"その効果によって俺の背に二対四枚の煌めく白色と黒色の天と魔を司る翼が顕現した。

そして俺は、呆気に捕られる皆を尻目に翼をはためかせ飛翔。もう一つの能力を発動する。


「まずは、これを避けれるかな?」


そして二丁の拳銃による、合計十発の弾幕を張る。


「ここは私が"ゼログラビィティ"」


この技をリーブラが、防御に使う事で、本来・・ならば、弾が無重力により、空間に留められてしまうので、俺達には相性が最悪だ。しかし今回は違う。


「なっ!」


本来・・留まるはずの弾は、リーブラの技を受けずに二人に向かっていた。


「これならどうだ!"シャイニングシールド"」


レオンが魔法により、弾を防ごうとする。しかしそれが狙いだ。

弾と魔法が接触する。するとレオンの魔法は接触した所から凍っていった。


「……一体なにが起きているんですか」


これも、天魔の能力"想像魔弾作成"その能力は自身の想像した現象を弾に込めるという能力だが、その真骨頂は"本来あり得ない現象"を込めるということが出来るのと、"複数の現象を弾に込められる"というものだ。因みに今回は"真っ直ぐに進む"と"魔法を凍らせる"という現象を込めた。単純な物ほど現象の力は大きいのだ。


「まだまだこれからだ!いくぞ!」


俺は、双銃を構えながら高らかに宣言する。


結論。天魔は強いけど、代償が地味に大きい。



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