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世界は理不尽だけど最高だ  作者: 高旗空
第二章 ようやく始まる冒険
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概念と序列

「なあ、そう言えば今更だけどなんで俺は浴衣を着て寝ていたんだ?」


精霊界に行くまでの道のりはどうやら徒歩で行くらしく、現在俺は浴衣のまま、フィオリアとアイリスと共に歩いている。(ついでにいえば、浴衣は藍色で無地のシンプルな物だった。)


「ああ、それか。それは単純にお前が着る服がなかったからお前の知識を調べたら出てきたから、それをフィオリアに創って貰ったんだよ」


……なるほど。………あれ?


「いや、ちょっと待て。アイリス、お前さっきなんて言った」


「ええっと、フィオリアに創って貰った?」


「いや、そこじゃない。俺の知識を調べたって言ってなかったか?」


「ああ、言ったぞ」


さも、当たり前のようにアイリスが言葉を返して来た。


「いや、え、ちょ、アイリスって人の知識を調べられるの?」


「ああ、てか、私が司っている"概念"知っているだろ」


そう言われて暫しの間、考えてみる。……ええっと、フィオリアは"運命"と"創造"で、確かアイリスが"技能"と、……


「あ!"知識"だ。だから俺の知識―――つまりは記憶から浴衣の情報を手に入れて、フィオリアの"創造"の力で、浴衣を創ったって訳か!」


「ご名答。その通りだ。私の手に掛かればどんな知識でも手に入っちゃうんだな~」


「……それって、プライバシーの侵害じゃない?」


「……いや、それを言われちゃうとな」


アイリスが苦虫を噛んだ様な顔をしていた。けど、そう考えるとかなり厄介というかすごい能力だな。


「まあ、アイリスの能力はわかった。一応聞くが、俺の個人的な記憶は見てないよな?」


「当たり前だ。そこまでは、流石にしないよ。ただシュンの記憶から寝間着のカテゴリーで検索しただけだからな」


なにそのネットみたいな能力と、言いそうになったが、何とか堪えられた。……知識の能力ってこんな感じだったんだ。


「ならいいや。そういやフィオリア達、精霊神の概念は聞いたが他の神様の概念はどんなのがあるんだ?」


「そうだなぁまず、私達精霊神は世界を創る概念の一部でもあるからそれを抜きにすると序列ごとに、説明することになるがいいか?」


「序列?なんだそれ?」


"序列"という新しい言葉が出てきた。


「それについては、私が説明しましょう。まずシュンさん。神々の概念については知っていますよね?」


俺は肯定の意味を込めて首を立てに振る。


「そして序列とは、それぞれの概念の重要度に左右されています。早速ですが、序列を話させて頂きます。

まず序列一位、人神クロード。司る概念は"世界せかい"この世界唯一の最高神でもあります。その他は上位神という扱いになっています。

どんどん言っていきます。序列二位、獣神キュウビ。司る概念は"八百万やおよろず"です。

そして序列三位、竜神ドラグニア。司る概念は"天空てんくう"です。

序列四位は海神オルウィン。司る概念は"大海たいかいです。

そして最後に序列五位、魔神ソロモン。司る概念は"魔法まほう"です」


なるほど。確かに重要度が高い概念の方が上の序列になっている。そして精霊神達に関しては、さっきアイリスが言ったように入っていないと、大体わかった。


「なお、勘違いをしてほしくありませんが、序列はあくまで、それぞれの概念の重要度を表した物なので序列=強さとは、ならないので、ご注意して下さい」


「大丈夫だ。流石にそこは、わかっているよ。……にしてもさまざまな概念があるもんだな」


俺はフィオリアから聞いた概念を思い浮かべてみる。異世界だけあって"魔法"とかの概念もあるんだな。……にしても"八百万"って……なんか器用貧乏みたいな概念だ。


「まあ、それは否定できないですね」


それから幾つかの他愛ない話をしていると大きな壮大な扉の前にたどり着いた。


「……そういや今更だけど、精霊王に俺達が来ること伝えたのか?」


「………」


二人とも直ぐに目を反らしていた。……大丈夫なんだろうか。



今回はタイトルに沿った形で書いたので少し短くなったと思います。

まあ、次から結構話を飛ばして行くつもりです。

……よく考えると今のところ瞬は、異世界の空気を一切吸っておらず、王宮→迷宮→精霊界のどっかの建物と、我ながらよく此処まで瞬を外に出さなかったと、軽い感動を覚えてたりします。

次の投稿は三日以内にはする予定です。書けたら直ぐに投稿するつもりです。

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