神様が沢山いた件
第二章開始です!
眼が覚めると、やっぱり知らない天井だった。
……一旦、情報を整理しよう。確か俺は、迷宮を攻略し、さらに封じ込められていた例の女神を解放した後、フィオリアが作ってくれた転移魔方陣で、脱出したと……。
まあ、ここまでは、オーケイだ。
確かその後、フィオリアと会ってからまあ、疲労困憊で、倒れた。と、いうところまでは、覚えている。まあ、つまりここは、神界とか言う場所だろう多分。
さて、今重要なのは、今の俺の状態だ。
まずは、この姿だ。……色々突っ込みたい所は、あるが結論から言えば、何故か浴衣を着ている。……浴衣って、旅館とかに行った時に着るあの浴衣だよ。……うん、つまり何が言いたいかと言うと……
「なんで、浴衣なの!俺が寝ていたのは、ベッドなのになんで、浴衣!?明らかにこの部屋も、洋風なのにここで突如として、和風の要素が、あんの!調和がなってねぇよぉぉぉおおお!」
言ってやった。正直俺は、こういうのには、微妙なこだわりがある。
「あれ、起きたのですか」
一人で、喚いていたら、ドアが開いてフィオリアが来た。
「ん、ああ、今起きた。それよりなんで俺は、浴衣を着て寝ていたんだ?」
「……開口一番にそれですか。ある意味尊敬できます」
なんか要らない尊敬を貰った。
「まあ、良い。正直フィオリアには、他にも言いたい事があるしな。それよりあの後どうなったんだ?」
「ようやく本題に入れますか。あの後、瞬さんは、直ぐに倒れて三日程ずっと寝ていたんですよ」
「まじか……道理で、腹が減っている訳だ。そういやあの解放した女神は、どうしたんだ?」
「ああ、彼女なら今ここに来t「入るぞー」来ました」
「お、おう」
なんかフィオリアが、少しだけ不憫にまで思えてしまった。入って来たのは、燃えるような赤い髪と瞳を、持ったフィオリアと同年代程の活発そうな、女の人が入って来た。
「うっ」
彼女に会った瞬間に違和感と頭痛がした。……迷宮攻略の影響かな?
「で、あんたが例の女神か。……目、大丈夫だったか?」
「ああ!改めて、私が知識と技能の女神アイリスだアイリスと、呼んでくれ!私を解放してくれてありがとな。……けどなんで、目を心配されるんだ?」
「いや、フィオリアからあの時の事を聞いていなかったのか?」
二人の顔を見る限り、そこは話していなかったよえだ。
「なあ、フィオリア。俺がアイリスを見つけて確認した時に、俺は、赤眼赤髪って言ったよな」
「ええ、そうでしたけど、あ!まさか」
「うん、想像している事であながち間違っていないと思うよ」
あの時俺は、"赤眼"と言った。つまり、彼女――アイリスは、結晶の中で、目を開けていたと言う訳だ。
「ははは、瞬、おまえは、面白いな。こりゃあフィオリアが、面白いって言ってたのも頷けるな」
当の本人は、笑っていた。まあ、大丈夫だったと言うことにしておこう。
「そういや、今更だけどここは、何処なんだ?」
「ああ、そう言えば言っていませんでしたね。ここは、"精霊界"です」
「え、精霊界?って事は、あれか、五大女神っていうのは、精霊だった訳か」
「ええ、まあ、半分正解で、半分ハズレですね。確かに私達は精霊ですけど、簡単に言えば、精霊の最上位の存在である精霊神です」
「要するに精霊の神って事か。って事は、人間や獣人とかにもそれぞれ神がいるって事なのか?」
「ええそうです。私達は、"精霊"という世界を創る一部なので、五柱存在していますが、他は、各種族ごとに、一柱ずつ存在しており、それぞれで、行動をしています」
つまり、この世界には、九柱の神が、存在しているという事になる。
「具体的には、どういうのがいるんだ?」
「まず、私達、精霊族の神である"精霊神"前に各自の名前は、教えましたよね。それから海人族の神、"海神オルウィン"。竜人族の神、"竜神ドラグニア"。今言った二柱の神は、それぞれの種族の王でもあります。そして、人間族の神、"人神クロード"魔人族の神、"魔神ソロモン"この二柱は、基本的に傍観主義だと、本人達が言ってました。最後に獣人族の神、"獣神キュウビ"。この神は、キュウビと名乗っていますが、本当の名前はキュウビではないそうです。ついでにいえば、あなたの持っている神器を創ったのも、この神ですが、三百年前の大戦以来姿を現していません」
「なるほど、さまざまなのがいるんだな。てか、獣神やばいな。しかも多いな。じゃあ最後の質問いいか?」
「ええ、良いですよ」
「てか、さっきから私、蚊帳の外なんだが」
確かにそうだ。すっかりアイリスが蚊帳の外だった。
「じゃあ言うぞ。なに、簡単な質問だよ。フィオリアさなんで、"解放の剣"いや、"俺の能力"について知っていたんだ?」




