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世界は理不尽だけど最高だ  作者: 高旗空
第一章 なんか壮大な事を頼まれました
12/146

完全攻略!

7/5一部修正

なんとか赤い悪魔との死闘を終えて出てきた扉を通り抜けると、青々とした草原が、広がっており中心地には、さっき戦った奴程の大きさの結晶があった。


「……ここが…最深部……なのか」


正直俺は、金銀財宝といった類いの物があると、思っていたので、ある意味中心地に巨大な結晶しかない殺風景な部屋に別の意味で、衝撃を受けていた。


しかし巨大な結晶に近づいて見ると、そのような落胆は、驚愕へと、変化した。


「嘘だろ!……なんなんだこれは!」


結晶の中には、深紅の瞳と、短髪の燃えるような赤い髪をもった20代程の女の人が囚われていた。


その女は、美しかった。恐らくこの世界に来て最初に出会ったフィオリアと、並ぶ程の美しさであろう。


―――しかし何故に彼女は、こんなことに?と、考えていると一つの仮説が生まれた。


まさかまさかまさか!!!


その仮説がもし正しければ、この出来事は、今後の俺の運命を左右する。


俺は、急いでフィオリアとの念話を始める。すると、直ぐに反応があった。


『あ、久しぶりですねシュンさん。迷宮探索の方でなんかあったのですか?』


「ああ、大有りだ。その前にフィオリア。もしかしてだが、赤眼赤髪・・・・の女神っているか?いや、いたんだろう?」


『なんでシュンさんが、その事を!確かにいましたが、彼女は邪神に封印されたんじゃあ』


「やはりか、今俺は丁度迷宮を攻略して、最深部にいるんだが、その件の女神が今目の前で、結晶に封印されているんだよ。……やはり仮説は、正しかったのか」


『えええええぇぇぇぇぇ!!!どういうことですかシュンさん!ていうか、今幾つかとんでもないことをさらりと、言いましたよね!どういうことですか!迷宮攻略とか、女神発見って、あと仮説ってなんですか!』


なんかすげぇ驚いてる。まあ、無理もないか。


「ま、まあ落ち着け。とりあえず仮説から説明させてくれないか」


『……すいません。取り乱してしまいました。それで仮説とは?』


「ああ、簡単に結論を言わせて貰うと、この迷宮と言うか恐らく全ての迷宮は、邪神が作り上げた物だろう。そしてその迷宮を維持するために、捕らえた女神達を"迷宮の核"と、したのだろう」


『え、ちょっと待ってください。何故いきなりそんな結論に至るんですか。なんで、いきなり邪神が出てきたのですか!』


「そりぁ、辻褄が合うからな。一つ一つ説明させて貰うが、まず疑問点が多過ぎる。

一つ、この迷宮は、どうやって維持しているか。

二つ、邪神との戦いが終わってから何故唐突に女神さえ知らないもんが、出現したか。

三つ、この封印されている女の人は誰だ。

以上のことを辻褄が合うように半ば強引に繋げると、この仮説へと、至る訳だ」


『な、成る程!確かに辻褄が合いますね。……しかしその女の人を確認させてくれませんか?まだ、女神と決まった訳でもないので』


「ん、いいよ」


まあ、確かに今のところこの女の人が囚われている女神かは、確認していない。妥当な判断だ。


『では、少しあなたの視覚を借りますね』


そう言うと、ふいに寒気が襲ってきたような感覚が一瞬来た。数十秒程過ぎるとまた、同じような感覚が来た。終わったのだろうか?


『間違いありません彼女は、囚われている女神達の一柱で、間違いありません!……シュンさんどうかお願いします。彼女を解放して下さい!』


「あぁ、そのつもりだから、安心してくれ。それよりも、確認したいんだが、仮に彼女を解放したら、どうすりゃいいんだ?彼女を連れながら迷宮を逆戻りなんて俺は、御免なんだが」


『それについてはご安心を、今、転移魔方陣を送りますので、彼女を解放したら、そこに飛び込んで下さい。安全なとある場所に転移しますので』


すると、どこからともなく魔方陣が現れた。


「わかった。………だが今気付いたんだが、もしこの女神を解放したら、一応は迷宮の核を抜き出すことと、同じ行為だから迷宮が崩壊するんじゃない?」


『………あ』


どうやら、フィオリアも同じ事に気付いたらしい。


『ど、どうするんですか!もし迷宮がいきなり崩壊したら……』


そう、もしこのまま女神を解放したら、いま、迷宮の中にいる人が、生き埋めになって大量の死者がでて、迷宮や地上が阿鼻叫喚の地獄になってしまうだろう。


「まあ、その点は、抜かりなしだ。恐らく解放してから数秒のタイムラグが生じるだろうから、解放した瞬間に俺の全魔力を、込めて、核の結晶の代わりを作る。恐らく数年は、持つだろうから安心してくれ」


『本当ですか!頼みますよ!』


「あぁ、そろそろ始めるから、念話を切るぞ」


『わかりました。どうか、無理だけは、しないでください』


そうして念話が、切れた。……さて、始めるとするか。


まず、俺は、新たに生まれた魔力操作の派生技能の"魔力鑑定"で、魔力の質を調べ、"魔力属性無限化"で、いつでも結晶を作り出せるように、魔力の性質を変化する。


「出来る限りの事は、やってみましょうか!」


そうして、解放の剣を結晶の前でぬくと、大きく跳んで結晶に剣を突き刺して、能力を発動する。


「"解放"」


その瞬間、剣を中心に結晶に罅が、入っていき、やがて大きくなっていく。―――ここからは、時間との戦いだ。


パリィン!と、音がしたと同時に、俺は剣をぬくと、手を伸ばして、中にいた女神を少し強引に抜き出すと、結晶があった場所に、手をついてありったけの魔力を込めていく。


解放した瞬間は、大きく迷宮が揺れたものの、魔力を流していくと次第に安定していき。溢れた魔力はそのまま結晶へと、変化していった。


―――なんとかうまくいった。俺はその場で、座り込みながらそう思った。迷宮が揺れた時は流石に焦ってしまったが、なんとか冷静に対処できた。ふと、横で倒れている女神をみてみる。衰弱とかもしていないようで安心した。


「さて、うかうかしてられないしさっさと、行くか!」


俺は剣を収納して女神を背負うと、魔方陣の上に立った。その瞬間、魔方陣からでる光に包まれて、光が止むと知らない建物の中にいた。そして目の前に見知った人物がいた。


「よう。こうして会うのは、久しぶりだなフィオリア。依頼の一部達成したぜ!」


背負っていた女神をその場に寝かせると、目の前にいるフィオリアと、対面する。


「本当に、解放してくれるなんて、ありがとうございます。」


そう言いながらフィオリアは、涙ぐみながらも笑顔を向けてきた。


「どういたしましてっていってもあと、三人解放しないと、いけないんだがな。―――さて、感動の所悪いんだが、すまん。俺もう限界だわ」


そうして、瞬は、怪我、疲労、魔力切れなどで、意識を失った。



シュン・イナバ


lv.135


HP 10260/10260

MP 18650/18650


EXP 1062354

NEXT 10520


ATX 4658

VIT 3624

AGL 6851

DEX 2894

INT 5986


《オリジナルスキル》万華武装ユニークウェポン(解放ノ武装・???new)・創造クリエイト(構築・物質変換)・闇夜剣舞ミッドナイトブレイド(螺旋旋舞・黒一文字・玉砕刺突・乱れ桜吹雪new)・魔力属性無限化


《エクストラスキル》仙術new(縮地・天歩new・夜叉車new・天衝new・仙術秘眼new)・完全鑑定new・完全偽装new


《スキル》スキル補助・念話・無限収納インベントリ・言語理解・剣術・気配の極意new(気配感知・気配操作new・気配遮断new)・魔力操作(魔力感知・魔力放射・魔力鑑定)


《加護》運命と創造の女神の加護


《神器》プロテクションブレス


《称号》異世界人・解放者・女神の依頼を受けた者・覚醒者・創造を現実にする者・無限の可能性・オルン迷宮攻略者new・有言実行new・人間を越えた者new


▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽



???side


「オルン迷宮の攻略による事象を確認。再起動へと、移ります」


ふと、視界の片隅に映る計測計を確認する。


―――大戦終結から三百年か、もう時間がない。これが、最後の希望というやつだろうか。


自分らしくないと、少し自分を嘲笑してしまう。


―――果たして私との接触は、吉と出るか凶と出るか。


全ての真実を知る者が三百年の時を流れて遂に動きだした。





と、いう訳で無事第一章を完結する事が出来ました。

最後に出てきた人物が、出てくるのは、もう少し先にする予定です。

いやぁ、なんだかんだで、第一章まで書くことができて、よかった。

寝落ちして起きたら、ほとんど書けていたものが、消えたとかいうことも、結構あったので、本当に嬉しいです。(^-^)

次回からは、閑話として、勇者サイドと主人公の過去について、書こうと思っております。

次回の投稿は一週間後の予定です。

最後に、いつも見てくださってありがとうございます。まだまだ拙い所もありますが、これからもよろしくお願いします。 感想なども、ありましたら是非書いて下さい!誤字脱字のご報告でも構いません。

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