鴨川嘆きのジンタ
群衆の心理(ギュスターブ・ル・ボン著<1841-1931>)
(TBSのサンデーモーニングより)
●権力側は以下の群衆の心理を観察しながら、群衆支配を始める。
群衆・国民は権力側が付け入る隙を見せないように警戒することが肝要だ。
①群衆は感染しやすい。
②群衆は過激に走りやすい。
③群衆は衝撃的である。
④群衆は暗示に弱い。
⑤群衆は時に高い徳性を示す。
⑥国民も群衆化する。
⑦群衆は反復・断言に弱い。
⑧群衆は同一化する。
⑨群衆は服従する。
加えて日本人の特性
⑩長い者にまかれろ。
⑪出る釘は打たれる。
⑫人と違ったことをしたがらない。従わないと集団から変な目で見られる。他人に合わせる。上記⑧と同義。個性の尊重と言いながら、その裏腹に同調を強める社会的背景がある。(保守的な地域で、二世三世の政治家が多い地域ほどそうだ)最近、その特徴が顕著になってきた。権力側のこうした行動に要注意だ。戦前の状況によく似てきたからだ。⑫は私見です。
マネーゲーム型資本主義社会の終焉
と新たな社会システムの構築
●マルクス・エンゲルスにより、自由の王国を目指したはずの歴史上、初めての社会主義国家「ソビエト社会主義共和国連邦」(1917〜1991)は74年の実験国家として、あっけなく終わった。
崩壊の原因
①ソビエトにもTMK帝国主義が蔓延ったこと。TMK帝国主義については、本文Ⅰページの用語解説を参照してください。
②社会主義国家に相応しくないスターリン等の独裁者により、恐怖政治・粛清政治(大量殺人等)が横行したこと。
③人間はやはり、ニンジンをぶらさげないと、労働意欲がわかないこと。
④その結果、格差社会が生じたことにより、ソビエトが経済的にも疲弊し、希望のない不健全な社会になった。
●21世紀の資本主義社会の矛盾
①格差社会が顕著になったこと。
その原因
特権階級が我が物顔で、不当に莫大な富の集中をはかり、非正規社員や虐げられた多くの貧困層を増加させた。また国家間の格差も生じた。この特権階級を支えるシステムがTMK帝国主義だ。
②TMKが多くの国民・大衆から不正に、巨額な富を収奪するという意味について。
資本主義社会の初期の段階では、勤勉な資本家が暴力的・横暴な封建領主から解放されて、健全で自由な経済活動に邁進していた。資本主義社会が高度化するにしたがって、資本家(特権階級T)は国家(K)とメディア(M)を味方につけて、巨大化した。
③その結果、当初の勤勉性を喪失し、自分の適正な稼ぎ以上の不当かつ不正な報酬を、労働者の何十倍、何万倍もの報酬を手にするようになった。このことが、最重要な点だ。資本主義の矛盾はここから、発生したのだ。またいつの間にか、それを合法化する為に、人材派遣法なる収奪法が蔓延ることになった。そして、非正規社員と中小企業の正規社員の労賃の低下をもたらした。何度でもいう。このことが最も肝要なことだ。この単純極まりないことから、資本主義社会が機能不全に陥っているのだ。TMKが連携することで、特権階級を支えてきたが、このことが、格差社会を生み、ヤクザな投資家を増殖させ、非常識で、危険極まりない原発を開発し、環境汚染をきたして、地球を未曾有の危機に落しいれようとしている。そして、新自由主義経済などと、学説とも言えない尤もらしい名称をつけ、おぞましい収奪が始まったのだ。彼等は現在しか考えない。子供・孫それ以降の人類のことは、眼中にない輩だ。
●この危機的状況を脱する方法
このTMK帝国主義の当事者であるTMKが猛省し、本気で、改革する気があるのか?多くの一般大衆が覚醒して、立ちあがることができるのかだ。大袈裟にいえば、全人類に絶望から這い上がる覚悟があるのかということにつきるのだ。
適切な所得の再分配を断行し、原発をやめ、TMK帝国主義絡みの戦争を止められるのかだ。
現状では、「言うは易く行うは難し」だ。ほとんど、絶望的と言わざるをえない。何故なら、従来の戦争をオッパジメル時と、状況は同じなのだ。戦争が終わって、初めて、その悍ましさに気付くのだ。それは、これまでの歴史が物語っている。そして、相も変わらず、誰も戦争責任をとろうとしない。
ただし、この次の戦争は、今までの大戦とは、質的に訳が違う。核による巨大戦争で、地球そのものの破滅を意味しているのだ。このことは、TMKおよび一般大衆も含め、誰でも理解している。一番危険なことは、コントロールされない危険な連中が突発的に引き起こすことだ。これもよく言われることで、みんなが承知している。それにも拘らず、いつも、どこかで、小競り合いが発生している。
何とか、しなければと思う。解決には、ソフトランディングかハードランディングかだ。当然、ソフトランディングだろう。原点に戻って、格差社会を徐々になくすることだ。原発も全面廃止だ。その為に多少経済が減速してもよい。
この解決には各国のTMKと全世界の国民大衆の覚悟がなければ、まえに進まない。全地球規模で本気で実行することだ。「それは理想だよ」とうそぶく者が現れたら、要注意人物だ。それは、妄想に終わり、実現不能となる。もし、徐々にでも、実行できたら、次の社会システムを構築することだ。
これから先は私の能力を超えている。全人類が一丸となって、真剣かつ慎重に討論し、すみやかに実践していく段階に来ている。
所謂、エリートといわれる人達のスノビズム(俗物根性・紳士気取り)やこれ等エリー世集団及び一般大衆の間に蔓延る蒙昧主義を徹底的に憎み、糺していきたい。何故ならこれ等の感情が世の中を危険極まりない状況へ誘導し、結果、取返しのつかない事態を引き起こすからである。良識ある人々よ、これ等の人種の言動に要注意だ。
TMKや専門家だけにまかしておけない。全員が参加することが肝要だ。
念のために、もう一度いう。できるだけ、すみやかにだ。核の脅威がコントロールされない危険な輩によって、引
起こされない為に!手遅れにならないために!
当然、原発は躊躇することなく、即時全廃だ!
73歳からの私の挑戦
●作家・エッセイスト・ミュージシャンになることを妄想しています。音楽は懐メロ童謡(特に明治・大正・昭和初期)・FADO・フォルクローレ・ロシア民謡など
土に根差したものや、土の匂いのするものがすきだ。
-お願いー
私のこの作品を英訳していただける方をご紹介ください。
ネット上で、世界のできるだけ多くの人々へ発信したいと考えています。
上記黒木親慶大将の説明書きが鮮明でないので、下記に再度説明します。
黒木親慶大将(1883年〜1934年)
「ショッパナから、何じゃこりゃ!エリート軍人と貧乏物語が如何つながっとるんじゃ!」とビックリしないでください。読み進んでいくうちに分かります。腐敗した財閥・政治家を糺した皇道派の伝説的軍人。国民大衆に寄り添った軍人であり、何より、その先駆けとなった西郷さんを敬愛してやまなかった。皇道派のリーダー・荒木貞夫大将は同大将の盟友でもあった。普通の人であった私の父を息子のように遇した。父もまた、黒木大将を父のように、慕い、尊敬した。大将と父は豪放磊落な性格で意気投合した。二人は義理人情の厚い人達だった。二人の年齢差は22歳だった。
父は昭和2年、師範を卒業して、大将の郷里・えびの市飯野の国民学校の教師であった。また「ロシア革命前夜、大将は単身、ソ連に行きレーニンと世界分割案を協定したという。現代に至るまで、極秘中の秘である」と。時代背景からして、大言壮語して憚らない私の父の話であったが、大将だったら、こういうこともあり得たかと、私は信じる。また大将は荒木大将に、ウクライナのオデッサで、「ロシアの現状を考えるとレーニンのロシア革命に同情する。」と言ったとのこと。早計かもしれないが、ある意味、大将はTMK帝国主義の犠牲者だったのか?ただ、ロシア革命干渉戦争(シベリア出兵)の帝国陸軍のリーダー的存在だった。また、社会派映画監督で生涯、反戦を貫いた巨匠・黒木和夫氏(1930年〜2006年)の祖父でもあった。
この穏やかな表情から、大将の高潔な人格が覗える写真です。