324 反響
9割完成していた所にパソコンがフリーズして遅れました。マジで凹みますよ……
ヨーク枢機卿はアリスティアの寄付を受け、即座に各地の司教達を集め会議を行った。
「これは一体如何いう事ですかな? 」
余りに途方もない金額の寄付に集められた司教達は困惑していた。中には半ば自我喪失状態の司教も居る。明らかに一個人が寄付する金額じゃない。
「姫様の慈悲です。
姫様は貧しく身寄りのない孤児の現状に心を痛めていらっしゃる。救いたいとお考えの様です。
この寄付で孤児に十分な生活と教育を行って欲しいと申されました」
ヨーク枢機卿は淡々と告げる。しかし、その表情は嬉しそうに微笑んでいた。
正教の教義は弱者救済。力有る者、心有る者は弱者を助け導くのが常道だと説いている。
彼の価値観ではアリスティアの行為は極めて正教の教え的には正しい行為なのだ。
そして、今回の寄付はアリスティアと正教の若干のすれ違いの解消に繋がると歓迎していた。
元々アリスティアには信仰心と言う物が乏しい。更に言えば地球で宗教がやらかしてきた悪事も知っている為、どうしても胡散臭く感じてしまう。
故にアリスティアは正教に対しては一定の距離を取っているのだ。それだけならこれと言って問題は無い。正教は教えの押し付けも禁止されている。他者が別の存在を信仰していても、それを尊重し敵視してはいけないと聖書にも書かれているのだ。
最も他者を傷付ける教えは徹底的に叩き潰す。故に普人至上主義者の存在は容認しない。彼等は粛清されるべきなのだ!
しかし、アリスティアと正教の間には溝が出来ていた。そう天使教の存在だ。
彼等は天使を信仰しているが、実際はアリスティアシンパの作った個人崇拝の新興宗教だ。こちらも別に正教を敵視していないので争い自体は無いのだが、これの存在が溝を作っていた。
因みにヨーク枢機卿はアリスティア融和派だ。
天使教は本人非公認でシンパが勝手にやってる事だし、教義も別にアリスティアを崇拝せよと言っている訳じゃ無い。天使像が翼のあるアリスティアなだけで、教義は極めて穏健で常識的な正教に通じる教えである。違いは王国の偉人等も祭っている事だろう。
実際天使教の真実をアリスティアが知ったら羞恥心から放火するだろう。物理的に無かった事にするに違いない。但し正教がこれをアリスティアに密告する事は無い。
何故ならば、確実に密告した事が漏えいするからだ。そうなれば、正教の権威は失墜するし、アリスティアシンパとの主教紛争に突入し、王国から余計な争いを起こすなとラリアットされるだろう。
漏えいする理由は正教内部にもアリスティアシンパが多く存在するのが原因だ。
弱者を助け、国の為なら兵を背に戦場に出る。平時には数多の魔導具を生みだし、遂には王国経済を史上最高の状態にしたアリスティアはそれだけの信頼を得ていた。
正教の立場からすれば裏切り者と言えなくもない。しかし、彼等を排除する事は無い。何故ならば、そういう神官は常日頃から「私が神官を務めているのは正教を監視する為だ」と公言している者達だからだ。
正教は彼等の様な監視者を受け入れてる。これは正教が現在大陸中央で聖教を名乗っている組織と源流が同じだからだ。
元々、現在正教を名乗っている組織が本流で聖教は女神教の中の普人至上主義者の神官達がクーデターによって組織を乗っ取ったのだ故に両宗教は非常に仲が悪い。しかし、元は同じだ。だからどうしても疑念を持たれる。
正教は監視者を受け入れ居る事で、アーランド国民の疑念を晴らしているのである。裏切り者と断じれないのだ。
「成程。流石は姫様。
しかし教育を行うのは構いませんが、彼等に仕事先が有るのですか? 」
一人の司教がヨーク枢機卿に尋ねる。
アーランド王国にも孤児や私生児に対する差別は存在する。
基本的に商人や工房主は身元のしっかりした人間を雇う。孤児や私生児などは一部の人間が同情心から雇う程度だ。
何故ならば、アーランド王国では景気が悪く人が余っている。仕事先は人を選べる立場だったからだ。身元が無く信用できない彼等よりも身元のしっかりした人を雇えば信用できると言う考えが有った。
「そちらも姫様が副王商会連合で引き受けてくださるそうです。
正しく福音でしょう」
ヨーク枢機卿と一部の司教達がアリスティアの慈悲深い心に祈りを捧げる。基本的に正教の上層部は信仰心が篤いのだ。
但し良い面ばかりでは無かった。孤児院の現状に詳しい一人の司教が顔を青褪めた。
「どうかしましたかニョルス司教? 」
ヨーク枢機卿の問いにニョルス司教へ視線が集まる。
「……孤児院の運営に幾つか不正が有ると最近思うのです」
ニョルス司教は呟く様に答えた。
それは孤児院を正教が管理しきれていないと言う問題だった。
弱者救済は正教の教義だが、アーランド王国は長年魔物と帝国の脅威に晒され、孤児は多く存在する。
しかし、正教は孤児院を運営するだけの組織ではない。なるべく多くの孤児に救済を! と言う考えが先行し、遠方の孤児院などは書類でしか現状を知らない事が多いのだ。
そして、それを確認する人員も足りない。
ニョルス司教は幾つかの孤児院に不正が有ると睨み、現在内部調査を行おうと準備していた所であったが、人員不足により中々思う様に進んでいなかった。
これにはこの場の全員が顔を青褪める。
アリスティアが教会に莫大な寄付をしたのは既に広まっている。それが孤児の為だと言う事も。
仮に、この資金が正教の私腹を肥やす為に使われたら信者は正教に不信感を募らせるだろう。
「……これは姫様の試練だ……」
一人の司教が頭を抱えた。
アリスティアは多くの救済を齎す。半面苦難も与える。王国で流れる噂だ。
実際は資金援助は惜しまないが、それに伴う面倒事も一緒に押し付けてくるのだ。資金援助で恩が有るので、誰も文句が言えない。
一番の被害者は官僚だろう。ジリジリと末端から王国が崩壊していく事を実感しつつも資金不足で効果的な対処が出来なかった彼等はアリスティアパレードで助けられた。
しかし、アリスティアパレードには負の面もある。膨大な公共事業や、アリスティアが湯水の如く生産する魔導具に対する法律の策定など、莫大な仕事の増加が発生しているのだ。
彼等は家に帰る事も出来ず、日々死んだ魚の様な目で仕事に励んでいた。
司教達は今回の寄付の裏に孤児院の不正を許さないと言うアリスティアの意思を感じた。
これだけの寄付を行うのだから、生半可な事は許さないと。
実態はただの資産整理である。元々莫大な収入がある為、一時的な収入に興味が無かっただけだ。
トレジャーハントは大好きだが、手に入れた財宝には欠片も興味を持たなかったのである。手に入れる過程のスリルを楽しんだだけだ。手に入れてしまえば興ざめである。
「仮に孤児院で不正が発覚した場合……我々は糾弾されるでしょうね……」
ニョルス司教の顔は燃え尽きたように真っ白だった。
ヨーク枢機卿は暫く考えると、決断した表情になる。
「徹底的に調査しましょう」
「それでは不正が!」
「現状で信者から見捨てられる危険があります! ここは慎重に事を進めるべきです! 」
出来るだけ穏便に済ませたい司教達が反論する。なるべく静かに事を済ませたいのだ。
「弱者救済が我等の教義。我らの懐で力なき孤児が虐げられる等、我等の信仰が問われる事態です。
既に引き返せる状況ではありません。
仮に不正が発覚した場合は断固たる処罰を持って信者に詫びましょう。それが我等の責務です」
元々管理しきれなかった我々にも非が有るのだとヨーク枢機卿は告げる。
今日この日を持って正教は全力で全ての孤児院などに査察を行った。
徹底的な調査により、都市部なら兎も角、目の届かない辺境や地方の孤児院に多くの不正が発覚した。
そして、その内容は正教上層部の想像を遥かに上回る腐敗っぷりであった。
存在しない孤児が書類上存在し、補助金の水増し行為が可愛く思えるレベルの腐敗だった。中には補助金目当ての孤児院と言う名の監獄の様な場所や孤児への虐待や人身売買に殺人まで存在した。
ヨーク枢機卿は全ての主犯・共犯を破門し、証拠を含めて彼等を王国に引き渡し、王都の広場で事態を説明し、国民に詫びる事になる。
本来ならあり得ない不祥事に多くの国民が激怒したが、正教の徹底的かつ偏執的な追及により多くの汚職神官が破門され、重犯罪奴隷送りにすると言う厳罰に国民は不信感を持ちつつも様子見する事になった。
ヨーク枢機卿も責任を取って辞任しようとしたが、上層部の混乱も有り、今回の処理が終わるまでは在任と言う形で事件は終了した。
一方今回の寄付は商人達へも波紋が広がった。
グランディール商会。長年アーランド王国で一番大きな規模を誇る商会。現在は副王商会連合が圧倒的規模を誇るが、グランディール商会も決して衰えている訳ではない。寧ろアリスティアパレードの波に乗り、規模を数倍にまで広げている。
商会長の名前はヨゼフ・グランディール。
彼は自身の職場で椅子に座りながら不機嫌そうに顔を歪めていた。
「足りない……もっと、もっと人手が有れば10倍でも20倍でも稼げるのに……クソ出遅れた」
彼は手を伸ばす。彼の眼には手の先に掴みきれない程の巨万の富が見えている。しかし、彼の手はほんの指先程度の距離が届いていない様に見えていた。
発端は副王商会連合の労働者の直接雇用だった。
これを当初多くの商会や工房は暴挙だと嘲笑った。アリスティアの慈悲が暴走しているだけだと。
やはりアリスティアは優れているが、商売と言う土俵では素人だと思われた。背後の王家とか信望者が怖いので口に出す事は無かったが。
彼等にとって労働者とは案件毎に集め、仕事が終わればそれで終わりと言うのが一般的だった。無論継続的に雇用する人員は居るが、それの数はそれ程多くは無い。
継続的に雇用された幹部が集めた労働者を指揮して仕事を行う方が、継続的に労働者を確保するより金が掛からないのだ。日本風に言うなら大半の労働者は日雇いと言う事だろう。仕事が無ければ即座に解雇である。
しかし副王商会連合は継続的に厚遇して雇用を行った。当初は分からなかった。しかし、直ぐに理解した。理解して絶望した。
どれだけ求人を出しても人が集まらないのだ。
アリスティアパレードは王国全土を対象としたインフラ整備が根幹事業だ。数多の事業に殆どの国民が駆り出され、安い待遇に甘んじる理由が無かった。
ここで理解した。副王商会連合はこうなる事を予見して労働者を囲い込んだのだ。そして、囲い込む事で、彼等に専門的な知識や技術を与え始めた。
彼等は高額な報酬に低額で貸し出される宿舎や副王商会連合での割引等の恩恵を受けているので他の仕事を受ける事は無い。
更に言えば、公共事業もこれまでにない技術を使う為、専門的な知識や技術が必要だ。これまでのやり方だと素人が集まるだけだ。そして、彼等がスキルを身に着ける事も無い。それでは駄目なのだと理解した。
今後はどんどん専門的な技術や知識を持った労働者が必要になる。そして、それはこれまでの様な雇用体制ではカバー出来ない。
優れた商人や工房主は時代の移り変わりを感じ、副王商会連合に習った雇用体制へ移行した。
しかし、王国の未曽有の好景気は労働者の致命的不足と言う問題を孕んでいる。多くの商会や工房が草の根をかき分けてでも労働者を探していた。人材の雇用担当の人間は王国中を駆け回っているのである。
帝国戦で多くの奴隷が解放され、その多くがアーランド王国への移住を行った。
文化の違いや価値観の違いの問題が若干発生したが、彼等はそんな些細な事より多くの労働者がやってきた事に狂喜し、彼等を受け入れた。でも足りない。
「私ならもっと稼げる。この商会を更に大きく出来る。|姫様商会≪プリンセスカンパニー≫(副王商会連合のあだ名)に負けない程に大きく……」
彼は誇りある商人だ。そして相応のプライドを持っている。長年王国で一番の規模だった商会を率いていたと言う自負がある。だからこそ副王商会連合に負けていると言う状況が我慢ならない。
自分は商人だ。生まれながらの商人だ。商売と言う土俵で姫様に負けたくない!
無論副王商会連合に喧嘩を売る気は無い。あそこが生み出す魔導具によってグランディール商会は莫大な富を生んでいる。
更にアリスティア製の飛空船も同様に多くの利益を上げている。彼はアリスティアに感謝しているのだ。しかし、それとこれとは別の話。商売では負けない。必ず一位を取り戻すのだ!
因みに副王商会連合との関係は良い取引先であり一部事業では協力関係だったり、商会同士はライバル意識を持っている等混沌としている。
彼は自分を優れた商人だと自負している。現在の数十倍の富を生み出す具体的な案も有る。但し、相応の人出が必要だ。
何度思考を巡らせても絶望的に人が足りないと言う覆しようのない答えしか出ない。
このままでは思考を巡らせるだけで時間を無駄に消費してしまう。時は金なり。無駄な思考を排除する為に、最近発行が始まった新聞を部下に持ってくるように命じた。
「製紙に印刷か。新しいシシドウ領も羨ましいな」
今までにない滑らかな紙とブレの無い印刷技術。しかしシシドウ領はアリスティアの紐付きである。
拓斗は領地を任されると即座にシシドウ商会を設立。塩の増産とパルプ紙の生産。そして印刷業を始めた。どれもアリスティアが技術供与している物だ。
そして印刷業から出版業も派生し、シシドウ領も非常に景気が良い。
「ん、また酔狂な事を……」
彼の眼にはアリスティアが各教会に莫大な寄付を行った記事が目に入った。
それを隣に居た部下の男が答える。その男は父の代から自分の商会で働く男で彼が誰より信頼している部下だった。
「孤児の待遇改善の為に寄付したそうです」
「酔狂だな」
「姫様は資金が有り余ってますからな。何でも和の国でも莫大な貿易交渉を行ってきたのだとか。それと具体的には未だに不明ですが、和の国で大金を得たそうです。
恐らく今回の寄付はそれが使われたのでしょう」
「羨ましい限りだ……ん? 」
ヨゼフは記事を見つめながら何かを考え始めた。
「如何しましたか会長? 」
その言葉の返答は少し震えていた。
「……やられた……」
「はい? 」
「今すぐにありったけの資金を用意しろ! 直ぐに教会に行く。寄付するんだよ! 」
「ええ! 」
部下が驚く。ヨゼフは守銭奴ではないが、不要な金は一切使わない。正教に睨まれない程度には毎年寄付をしているが、それは持てる者の義務だと言える程度の寄付だ。目の前の男が行き成り信仰に目覚めたのか! と驚いた。
「馬鹿者が! 孤児だよ孤児! 居るじゃないか労働者が! 」
「っあ! 」
そう彼等は見逃していた。王国は北の魔物と東の帝国に挟まれ、国内にも油断できない魔物で溢れた国だ。故に孤児は多い。
しかし、孤児は基本的に定職に就く事が難しい。親族が居ないと言う事は、孤児の身元を保証する物が無いと言う事だ。今まではしっかりとした身元の人間が格安の労働力で溢れていた為に誰も見向きもしなかった。
しかしヨゼフは優れた男だ。彼はアリスティアの狙いを即座に理解した。
「姫様は孤児の連中を教育して優れた労働者に変えようとしているんだよ」
一定年齢を超えた孤児を王都に集め高度な教育を施す。その孤児は将来優れた知識と技術を持った労働者になる。
「ならば国民学校の方に求人を出すようにすればよいのでは? 」
この世界では余りに先進的な思考に部下の男はついていけないようだ。ならば育った後に雇えば良いと考えた。
「だから馬鹿者と言っているのだ! その孤児達は国民学校を卒業した時に誰を頼ると思うか? 誰に感謝するんだ! 」
孤児達は成長するにつれてアリスティアに感謝するだろう。安心できる家に温かい食事。そして将来により良い生活を営むために勉学に励める環境。
国民学校を卒業した多くの孤児はアリスティアに感謝し、彼女に報いる事と好待遇を求めて副王商会連合の門を叩くだろう。
「!? 直ぐに資金を持ってきます! 」
「急げ。他の連中も直ぐに気が付くぞ。遅れを取るな! 」
走り去る部下を見ながらヨゼフは他の部下を呼び馬車を商会の前に持ってくるように告げる。そして服装を整える。
「やらせはせん……姫様に人材の独り占め等認められるものか。我々だって人手が足りないんだ! 」
このままではアリスティアの1人勝ちになってしまう。出遅れたが、自分も多額の寄付を行い孤児達にグランデール商会をアピールしなければ。
まさか自分が孤児に直接支援をする事になるとは思っても居なかったと苦笑いする。
しかし、商人は利益を追い求める生き物だ。後の利益の為なら金など幾らでも出せる。
「会長、ありったけの資金を馬車に積み込んでます! 」
「積み込み次第正教の大聖堂へ向かうぞ。精霊教と……一応天使教にも行こう。あそこには近寄りたくは無かったが」
シンパだらけで怖いし。
そしてヨゼフは大金を教会に寄付して話題を呼んだ。
しかしヨゼフの想像通り、他の商会や工房なども同様の動きを見せる。
とある商会では商会長が唾をまき散らしながら叫んでいた。
「どうしてこの程度しか金がねえんだよ! 」
商会長が机を叩く。平民が一生かけても稼げない金額の金貨が袋に入っていたが、この程度では他の商人や工房主に埋もれてしまう。
「……先日支払いを済ませてしまった為に一時的に現金が不足しているのです」
「チクショウ。このままじゃ姫様とヨゼフの野郎に後れを取るだろうが……よし、うちの商品を積み込め! 」
「はい? 」
「うちは服を扱ってるだろうが! 金が無ければ服を送るんだよ! 毛布とかも山ほど仕入れただろうが! 」
孤児院に必要なのは多い。現物支給でも十分名前を売れる筈だと告げると、慌てて部下が服や毛布を何台もの馬車に積み込む。
他の工房でも同じだ。
「家具だ。ベットに机。色々必要だ。ジャンジャン送れ! 」
「へい親方! 」
ガタイの良い親方の言葉に弟子たちがベットやタンス等を肩に担いで教会へ向かって行った。
こうしてアーランド王国では教会への寄付ブームが巻き起こる。
そしてそれは正教にとっては無言の圧力に感じられた。不正の自発的告発に難色を示していた一部上層部はこうなっては隠す事など出来ないと諦めヨークの方針に従う事になったのだった。
アリスティア「お金余ってるし寄付でもするか」
正教「圧力を感じる」
商会&工房「うちらも山ほど寄付するぞ」
正教「(゜Д゜;)コイツ等グルか! 絶対隠しちゃ駄目って言う事か!」
ヨーク「教会内の掃除の協力に感謝します」
ヨーク枢機卿はかなりまっとうな人なので、地位を失っても教会内の腐敗が一掃されるなら感謝するタイプです。別に枢機卿辞任しても神官辞める訳じゃ無いので。
尚、他の司教達は逃がす気はない模様。
次は獅子堂領に向かう話です。
アリスティア「時代が宇宙進出を求め居ている気がする。コロニー作りたい」
拓斗「君が宇宙に進出するとジ○ン作るじゃん」




