人里でLet's shopping!
紅魔勢と遭遇します
俺は今人里に来てます。只今ふらふら歩いてんだけど…
いやー霊夢が言った通りだったね!身体中が痛いね!重いね!
と、考えていると目の前に菓子屋があったので寄って見るとなんとまぁ、和菓子の宝庫だこと…
1つ気になる物があったので手にとって確かめてみた、どうやら俺の目は狂って無かったようだ。
そこで俺は買うことにした。
「おばちゃーん、この黄色と茶色の奴ちょうだーい」
「ん、あぁこの『ぷりん』かい?1つ1銭だよ」
やはりプリンで合ってたらしい…プリンが忘れられる訳がないのと思ったので買って訊ねてみることにした
「んじゃ、全部ちょうだい」
と言っても残り4つなので丁度いいのである。
「毎度あり」
「はい、お金」
「あい、確かに」
そう言っておばちゃんはプリンが入っているであろう袋を寄越した
「おばちゃん、このプリンについてなんか知ってる」
自分でもなんて質問しているんだろ、と思った
「あぁ、これねぇ、何でも外のお菓子らしくてねぇ、八雲様と西行寺様に頼まれて作り方を教えて貰い作ったんだよ」
八雲様ってのは紫だろうが、西行寺様は誰だろう?
「ありがとう!おばちゃん!此処で食べても良いんだよな?」
「良いよ、好きな席に座って食べな」
俺は開いている席を見つけるとそこに座った
その瞬間…
「「プリンがなああああぁぁぁぁい!」」
店中に声が響いた。
見てみると2人の幼女とメイドさんが居た。
「ごめんなさいねぇ、たった今売れちゃったのよ」
とおばちゃん
「他の物しましょう、お嬢様方」
とメイド
それにコクリと頷く幼女2人、これを見ているとなんだか罪悪感で押し潰されそうである。
なので話が通じそうなメイドさんに話し掛けてみた
今俺の目の前には幸せそうにプリンを食べる幼女が2人居る。
はっきり言ってこの笑顔だけで死にそうである。
「ホントに良かったのですか?」
心配そうに俺の顔を覗き込むメイドさん
「あぁ、良いよ、良いよ。気にしないでくれ」
俺みたいな男が食うよりもプリンも2人に食われて幸せであろう
「感謝するわ、人間。私は吸血鬼であり、紅魔館の主のレミリア・スカーレット」
とカッコ良さげに話しているが、口の周りにプリンを付け威厳ゼロである。
「ありがとうね、お兄様。私は妹のフランドール・スカーレット、フランって呼んでね♪」
こちらは口の周りにプリン+素直でかなり可愛いな。
「私は紅魔館のメイド長、十六夜咲夜です。以後よろしくお願いします。」
かなり清楚で正しい感じである。
こっちまで丁寧語になりそうで苦手意識を持ってしまいそうだ
「俺は優鬼伝説だ、好きなように呼んでくれ」
「伝説、早速だけど家に来なさい」
「いきなり過ぎるわ!?」
「別に構わないわよ?」
「俺が困るの!」
「困るってそんなっ嫌、なの、かしらっ…?」
何で泣きそうなのぉ?!
「いや、な!嫌とかじゃなくてしっかりと計画してからじゃないとな、咲夜に迷惑掛かるだろうしな」
「大丈夫よ!紅魔館のメイドは世界一よ!」
なんだ、そのドイ○の科学は世界一!みたいなセリフは!?
「伝説、来てくれないかしら?お嬢様はこうみえてこのプリンへの恩返しがしたいのよ」
「なっ…咲夜っ!」
「んー…そこまで考えてくれているなら無碍にするのもな、分かった!明日博麗神社に向かいに来てくれ」
「やったね♪お姉様♪」
「ふん、そういう運命だったのよ…///」
「お嬢様ったら…」
それから具体的に時間帯等の話をして、俺たちは別れた。
「それじゃまた明日なー」
「それでは、伝説さん」
「またな、伝説」
「またねお兄様♪」
紅魔館に行くのは2-3話後です。