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霊力解放?

紫との2人っきりパートです。

朝食を終えてから俺は紫に呼ばれた。

が紫が一向に現れない…

「ごめーん待った?」

「彼女か!?」

「嫌だったかしら…?」

う…上目遣いは卑怯だろ…

「い、いや!その…だな?!嫌とかじゃなくて…」

「フフフ…嫌じゃないということは一体何なのかしら?」

こ、この女、人の反応を見て愉しんでやがる…!

「s、知るか!!」

「フフフ…冗談よ」

と紫は可愛らしく片目を瞑り、舌をべーっとだした、かなり可愛らしかったが、

「それで、俺をからかいたくて呼んだのか?」

「あらあら?怒っちゃったかしら?ごめんなさいね?それとからかいたくても一理有るんだけども…」

一理有るんかい!俺は心の中でそう突っ込んだ。

「貴方の元々ある霊力を解放させるわ」

















俺は今紫と2人っきりである。ただ世界中の男たちが望むようなものではない。

というのも今から行われることは霊力を解放させるというものだからである。

はぁ?霊力ぅ?となるかもしれないがこの霊力自体は多かれ少なかれ誰しもあるものらしい。

子供の頃には開いてるが歳をとると自然に閉まるらしい。

子供が良く1人でしゃべったりしてるのはそれが原因らしい。

たまに霊力自体が大きく歳をとっても閉じない人がたまに居るのだ、と紫が言ってた。

で、今から俺の閉じた霊力の境界を弄って解放するらしい。


当の紫は手をグーパーと開けたり閉めたりしている。それからこちらに向き直り

「それじゃあ始めるわよ?」

「はい、お願いします。」

何が始まるのかと見ていると紫はその手を俺の身体の中に突っ込んだではないか!?

別に痛い訳ではないがかなり不思議な気分になる。

と気づいた頃には終わったらしく、手を抜いていた。

「紫、終わったのか?」

「えぇ、終わったわよ。ただ私がやったのは元々ある霊力を出しただけ、霊力の量と質をどうにかするのは貴方自体よ」

「具体的にどうすれば良いんだ?」

「練習よ」

「練習?」

「ただ、それは私の仕事じゃないわ」

紫はスキマを開いた…

スキマを使い向かった場所とは?

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