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万葉のそれっぽい独白  作者: 万葉_mayou_


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ウェブライトノベルの読者を奪っていきそうな存在??

 Twitter(現X)で、キャラチャットゲーム? みたいな広告を見かけるようになったんだけど、このコンテンツはライトノベル界隈に打撃を与えるものになるんじゃないかな? と考えてる。

 あ、いや、回し者じゃないです。

 まだ無料のちょっと分しかやってないから、クオリティとか精度とかわかんないままの予測だけども。


 離れたところから見る限り、最初から世界観やシーンキャラクターが用意されているのが強いように見えるよ。あれだけ揃っているなら、小説を書いたことがない人でも簡単な応答だけで好きな物語を紡いでいける。もちろん、ある程度文章を書ける人の方が楽しめるとは思う。

 AIの特性上、応答のランダム性が高いからこそ熱くなれる。望む返事を引き出せたときの嬉しさが半端なく高いだろうなっていうのは無料分だけでも感じられたね。


 打撃ダメージ。

 ラノベ、特にウェブのラノベは1話が短く設定され、その中で読みどころを作るスタイルが多いと思うんだけど、文章を短くするほどAI側が有利になっていくんだ。数千文字程度のお話なら人間よりもAIの方が面白く書けるんじゃないかな?

 誤字脱字が少なく、生成が恐ろしく早い。なおかつ、平均的な面白さを叩き出せる。

 記憶されている情報量がとんでもなく多いから、ネタ切れを起こさずに、ストーリーの仕掛けや捻りも得意だったりする。長編になれば話は変わるけどね。


 そういった生成AIの特性に加えて、チャット形式なら読者一人一人の好みに合わせられる。

 わたしはこの点が大きいと見てる。

 人が書く小説は、読者の予想を裏切ったり期待を越えることはできるけど、好みにドンピシャで合わせることはできないんだ。読者は人間だから、みんな好みが異なる。

 小説でも漫画でも、なんでもそうだけど、読者や視聴者は少なからず妥協して楽しんでるのさ。お話の全部が好みじゃないけど全体で見たら面白かったから好き、そんな経験は誰しもが持ってるんじゃないかな?


 好みに寄せる究極を言うなら、一人一人から好みを聞き取って小説を書かなきゃいけなくなる。そんなのは到底現実的じゃない……と数年前までは思ってたんだけど、AIならそれが可能になるんだよ。

 しかも、人間が書くよりも遥かに速く、何度でも書き直しを要求できる。圧倒的に読者有利のお話遊びじゃんね。


 こうなってくると、ストーリー重視のラノベ小説では、近いうちにキャラチャット型の生成AIに太刀打ちできなくなる気がしてる。

 ストーリー、シナリオ。AIが考え付かないようなシナリオを書き続けるのは厳しいだろうね。シナリオ展開なんて、もう出尽くしてるだろうから、あとは既存のネタをどう継ぎ接ぎして意外性を捻出できるか? ぐらいだろうし。

 いや、AIの進化具合によってはエンタメ小説全てが押しやられる可能性まであると見てる。

 誰だって作者の好み・癖のお話よりも、自分好みのお話を読みたいんじゃない?


 ならば、物書きが生身で生き残るにはどうすればいいのか?

 考えられるのは、文章そのもののファンを増やす。

 または、作者のファンを増やす。これしかない気がするよ。

 もしくは長編かな。とは言え、ウェブで長編はどれぐらい読まれるのかな?



 未来は明るい。

 どんな未来に進化していくのか、楽しみですね~。





 ちなみに。

 無料でやり取りした時の、わたしが投げた最初の台詞を載せておきます。

 チャットのシーンは、Sっぽい女王の前まで連れてこられて、間者ではないことを証明できなければ殺すと迫られているシーンから始まる⬇


「ほう。これはこれは、“____城を乗っ取った仮面の姫”と噂に高い◯◯女王様でございますな?耳にした話によれば、その人相は鬼の如し。体はまるで猪のように、目つきはコウモリのようだと聞いておりましたが、とんでもない。磨き上げられた滑らかな肌に高貴な蒼の瞳、艶を弾く金色の御髪に、閉じているだけでも心が狂わされそうな赤い唇。まこと、お美しくあられますな。

お目に掛かれて光栄にございます。わたくしめはこの世界に隣接する次元より参りました駿河と申します。先に申し上げておきますが、間者にはございませぬ。身なりの可笑しげな唯の旅人、でございます」


 こう言っちゃ何だけど、まだ人が書く文章の方が面白いとは思った(笑)

 ただ、相手の返事の予想が立てにくく、小説や既存のゲームのやり取りが決まっている物語とは緊迫度合いが全然違ったんだ。ビジュアルとテキストを楽しむという形式こそ昔のノベルゲームに近いんだけど、面白さのベクトルがまるで違う。

 読者の多くが小説を書いていると思われるラノベ界隈では、非情に強力なライバルに成り得る気がするんだよね。

 ん~。

 読者の好みを生成してくる相手に、どうやって小説だけで勝てば良いんだろうか……。






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