第十一話 第一章エピローグ
第十一話 第一章エピローグ
そして一年後、レベルアップの儀で再び異変が起きる。
名前 ラクー (13歳)
レベル 2
体力 12 →124(112アップ)
筋力 11 →123(112アップ)
知力 12 →124(112アップ)
魔力 12 →124(112アップ)
速力 11 →123(112アップ)
集中力 12 →124(112アップ)
器用さ 12 →124(112アップ)
運 112 →336(224アップ)
なんと、全ステータスが112上がってしまった。
しかも、上がらないと言われてきた運に至っては224も上昇している。
もうこれで、誰も僕のことを貧弱な坊やとは言えないだろう。
そして僕の横ではフォーが固まっていた。
名前 フォー (13歳)
レベル 2
体力 11 →123(112アップ)
筋力 11 →123(112アップ)
知力 12 →124(112アップ)
魔力 12 →124(112アップ)
速力 12 →124(112アップ)
集中力 12 →124(112アップ)
器用さ 12 →124(112アップ)
運 112 →336(224アップ)
「ねえ、ラクー、これって……」
「ああ、そうだね。全ステータス運の数値だけ上がっちゃってるみたいだね」
「運だけなんで2倍なのかしら」
「1番使ったステータスは延びやすいって言うけど、まさか僕たちは運を1番使ったってこと?」
「あり得るわね」
二人で話していると、僕のステータスをのぞき見たジャーイが絡んできた。
「何だよ、ラクーのくせに生意気だぞ」
筋力ステータスが24も上がったと言ってさっきまで自慢していたジャーイが殴りかかってくる。
とっさに僕は左手でガードする。力はまだジャーイの方が上だが差は小さくなっている。 僕は正面から受け止めず、力の方向を変えるように左腕を使った。
ジャーイは僕の左の腕に流されて、横に激しく転げた。
筋力でほぼ互角、体力100越、運300越はダテじゃない。
こうして、僕は13歳にして全ステータスで大人顔負けの能力を手に入れてしまった。
クラスの女の子からの視線も以前より熱いものを感じる今日この頃だが、僕の隣には今日もフォーがいる。
「これもフォーのおかげだね」
「どうして?」
「あのときフォーが運に全振りしたらどうなるかなんて言わなければ、こんなことにはなっていなかっただろうからね」
「それを言うなら、振り分けの儀でぶつかってくれたジャーイにこそ感謝しなきゃね」
「はははっ、そうだね」
今日も帰り道でフォーとおしゃべりしながら帰っていると、後ろから三人組が走ってくる。
「ラクー様、フォー様、なぜお声をかけてくださらないのですか。
お二人のお荷物は、この一の子分ズールがお持ちします」
「いえ、お二人の一の子分はこのワールめです。
どうぞ荷物運びはこのワールめにお任せ下さい」
「あの、できれば俺にもお仕事を……」
最後に発言したジャーイは遠慮がちだ。
どうやら僕の不興を買っているという憶測でグループ内の力関係も微妙に変化しているようだ。
「いいよ、荷物は自分たちで持つよ。
みんな友達だろ」
僕は3人に声をかけると、5人で仲良く家路につくのだった。
【後書き】
読んでいただきありがとうございました。このお話で一旦完結です。
ちなみに14才のレベルアップで全ステータス300、運は600ほど上がる予定です。
15才のレベルアップでは全ステータス900、運は1800ほど上がります。
20才の頃には二人とも人類の枠に収まらない強者となっていることでしょう。
そしてラクーはこのあと15才で冒険者になり、20才で伝説になったとか言われています。
その横にはいつもフォーの姿があったそうです。
めでたしめでたし
【こねた】
主人公の名前ラクーはluck、ヒロインのフォーはfortuneから取りました。




