第一話 アクシデント
ひょんなことから運に極振りした少年と少女のお話。
(本作は2017年に投稿した同名の短編のリメイク作です)
主人公 ラクー 12歳の『振り分けの儀』で運に極振りしてしまう
幼なじみ フォー 可愛い同級生 ちょっと天然 ラクーが気になっている
悪ガキ ジャーイ ズール ワール 3人セット
みんな中二病気味の12才
短編のときと年齢設定を変えています。
第一話 アクシデント
「おい、ラクー、振り分けは決まったのか?なにグズグズやってんだ」
バンッ。
「あっ、しまった……」
僕は同い年のジャーイからいきなり背中を蹴られた弾みに、ついうっかりステータス画面の確定ボタンに触ってしまう。
その瞬間、僕のステータスを表示していた魔道具の画面がぴかりと光り、振り分け用の増減欄にあったポイントが確定欄に移ってしまう。
名前 ラクー (12歳)
レベル 1
体力 12 ↑↓000
筋力 11 ↑↓000
知力 12 ↑↓000
魔力 12 ↑↓000
速力 11 ↑↓000
集中力 12 ↑↓000
器用さ 12 ↑↓000
運 112 ↑↓000
未配分値0 確定済み
「わりーわりー。
けど、いつまでもぐずぐずしているお前が悪いんだぞ」
ジャーイは悪びれる様子もなく、ニヤニヤしながらからかうような口調で言ってくる。
その様子を見ていた周りの大人は達は、ちょっとビックリしたような表情をしたあと、可哀想なものを見るような目で僕のことを見つめる。
「ラクー、決まってしまったものは仕方がない。
とりあえずしっかりと訓練すれば、徐々に他の数値も上がってくるはずだから、諦めずに頑張りなさい」
そう言って僕を励ましてくれたのは、この『振り分けの儀』を取り仕切っていた僕の村の神官様だった。
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