やらかし
とんでもないほどのやらかしをしてしまった時って、
何かもう地獄のような心情になりませんか。
もうもはや半ばあきらめで行動に移す人。
絶望で体が動かない人。
もう吹っ切れて楽しくなってしまう人。
自分だったら多分こうなると思います。
「何もかもがおわった,,,,。」
一つの紙を持った人が呟いた。
今は深夜の1時。木が折れてゆくようにベットに倒れていった。
「自分は本当にクソだぁ,,,,。ほんとうに,,,,.ほんっとうに!!!!!!」
しゃっくりと嗚咽を交えながら小雨のように涙が垂れていった。
「,,,,うう,,,,,,,,あ,,ぁ,,,,,,,,」
部屋は沈黙を貫いている。
赤子のように布団にくるまり、痙攣をおこしているように震えている。
頭では完全ご都合主義の物語が流れているが、絶対に起こりえることなんてない。
この人はありえないやらかしをした。
絶対に取り戻せない。過去なんて変えられない。
「,,,,,.。」
冷や汗でまみれた顔を時計に向けた。
午前の7時。
時計は嘘をつかづに淡々と今の時刻を表している。
重苦しい体を持ち上げベッドから這い上がった。
そして歩き回り、自分がどうにかしてこの問題を避けられるかを
途中で何度も何度も時計を見ながら考えていた。
しかし、この問題からは逃れられない。
もう一度ベットに倒れてゆく。
咎めないでほしい。100%自分が原因だということをよく分かっている。だけど、怒らないでほしい。
夢物語のような考えをずっと頭の中で繰り返していった。
ベットに倒れている時間が少し多かった。
それでも別に早く支度を進めていたら大丈夫だった。
8時28分。現実逃避や無駄な行動をなくせばよかったと
後悔した。
もうもはや半ばあきらめの様子で
仕事場についた。
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