その1
ウゼーーーーーーーーーー!!!!!!!!!
ウゼーーーーーーーーーーーーーーーーンだよ!!!!!!
怒ってしまった。しかも大声で。夜中なのに。
隣の人に迷惑かけてないかな?ごめんなさい! 明日誤りに行きますから!
の前に。
落ち着け、、、私。品行方正を心がけている私があんなを言葉遣いをするなんて、、、、
これじゃあ、上野君にがっかりされちゃうよ、、、
こんな時には深呼吸
、
、
、
うん。大丈夫。
体の方は。
でも心の方はまだ解決していない。
どうしよう。 どうしましょう。
~~~~~~~~~~そして~~~~~~~~~~~~今現在。
「そんな理由で電話してきたんですか?????」
「そう。どうしても今日の出来事を誰かに伝えたくて、君に電話したというわけ。」
「別に今日じゃなくてもいいじゃないですか!!僕はもう寝ようとしてたんですよ?」
「知ってる。でもさ、いいじゃないか。まだ11時だよ? 僕らの夜はこれからさ。」
「なんでわかってて電話するんですか!てかなんですか?僕らの夜って! 北見センパイは時々変なことを言いますね、、、。それより、北見センパイはもう寝てる時間じゃないんですか?」
「変なことを言っているのは君じゃあないか。 一体どっから聞いたんだい? 私はいつも12時に寝てるよ。」
「いや!僕らの夜って言っときながら、一時間の話じゃないですか! えーと、そうですねぇ。 友達から聞きました。
「で、その友達はどっから聞いたんだって?」
「えーと、確か、ウワサだっていってましたけど。」
「まーたどっかから変な噂が流れてきたのか、、、一体どこのどいつなんだ?」
「 あれですよ。センパイ。センパイの振る舞いが勝手にそうさせてるんですよ。」
「なるほど! さすが私! さすが品行方正のお嬢様!」
「いや、お嬢様じゃないでしょ、、、(しかも品行方正でもない。 品行方正だったらなんで僕が寝ようとしていることを知っていて電話しようとするんだろ、、、、 頑張れ俺! 負けるな俺!)」
「えー?そうかなあ?」
「そうですよ。俺、先輩の家に資料届けに行ったことありますもん。」
「あーあったねー。そんなこと。」
「絶対覚えてないでしょ。。。 てか、センパイの家、遠すぎます!!! なんでもっと違う学校にしようとしなかったんですか? 」
「フフフ。 そこは秘密だよ♪ 上野クン♪」
「そうですか。。。。 」
そう。今でも実際わからないのだ。なんでセンパイはわざわざあんな遠くから学校に通っているのか。センパイの頭の良さならもっと近い学校を選べたのに。。。
「強いていうならば、約束のためかな?」
「????? なんですか? それ。」
「僕らの通う高校は輝いているからね。 ずいぶんな賭けだったよ。でも、うまく行ったっぽい。 ガッカリなのは、当の本人がそれを覚えていないことだな。。。」
「何言ってるんですか、、、、、、、、。てか! もう11時26分じゃないですか! 僕は寝ますよ! 」
「しょうがないなあ、、、、、。 よかろう。寝るがよい!」
「なんですか、その口調。 そもそもなんで電話してきたんですか?」
「なんでだっけ?? 忘れちゃった♪♪」
「、、、、、、、、、、」
「まあ、思い出したらまた電話するよ。」
「ふぁーい。」
「うわ!ほんとに寝そうだね。大丈夫? 上野ン」
「................」
「寝ているなら電話切るよー???」
「...................」
「ほんとに切るよ? いいね?」
「..................」
「君が忘れていたとしても僕はずっと覚えているよ。 それを果たすために僕は来たんだから」
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あ。うちのパパのこと話し忘れてた。