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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

変身スキルの変態転移者

作者: 腋汗

思い立って書いてみた

死亡、または何かしらの要因で別世界へと転生、転移することがある…らしい

小説でよくある話である


そんな僕も友人と学校の帰り道、下らない下ネタを話していたところに雷が落ち、気がついたら別世界の草原の真ん中で倒れていた


呆然としていると馬の駆ける音、そして車輪が地面を転がる音が近づいてくる

過度な装飾がされ、いかにも王様や貴族が乗っていそうな馬車が1台

僕の横を通り過ぎるかと思っていると急停止した


「ごきげんよう、このようなところで何をしていますの?」


馬車から声をかけてきたのは真紅のドレス、金髪のショートヘア、ドレスと同じ深い朱色の瞳をした少女だった




ところで転生、転移ものは主人公はチートを手にしていたり万能なスキル、人外のステータスを持っているものである

ご多分に漏れず『彼』もチートスキルを持っていた

最強の…そして人として最悪のスキルを…



お○○○(女性器の隠語)はどこですか?(ここはどこですか?)」


「え…」


「えっちしよ…(え…?)」



※※※※※※※※※※※※※※※※


・スキル

変態Lv.-

身体を変化させることができる。なお生物的なものに限る

言語などを変態的な発言等へ自動(オート)で変換する






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



このモンスターなどが出没するファンタジーな世界に転移して5年…

このスキルのせいで初対面の女性に卑猥な発言をしてしまうなど何度も恥をかくことになった

くしゃみをするときすら「はっ…イクイクイクイクゥ!(はっ…くしょおぉん!)」と変換され周りから白い目で見られ…

筆記ならば普通に会話できるのではと宿屋のおっさんに紙とペンを貸してもらい書いてみると裸婦の絵になってしまい…


結果的に一言も喋らない無口なソロ冒険者になった

この世界の技術力は中世の外国レベルでファンタジー世界よろしくギルドもある

そして現在、僕は依頼のオークの巣の討伐を行っていた


「ぶもぉぉぉぉ!」

雄叫びをあげて突っ込んでくる2mほどの大きさの豚顔のモンスター達


「入っちゃったぁ♥(はぁぁっ!)」

素早くステップを踏み回避、すれ違い様に一閃

腕をカマキリのような鎌に変化させ斬る


「勃っちゃうぅ!(たぁぁぁ!)」

斬る


「溶けりゅ♥(とぉ!)」

斬る






「お疲れ様です!」

ギルドの受付嬢がにこやかに依頼の達成完了を言う

僕は無言で頷き報酬を手に取りギルドを後にした

その後ろ姿に羨望や畏怖、嫉妬の視線が突き刺さった




宿屋にて…


「はぁん♥…○○○、○○○○○○(形容しがたい下ネタ)(はぁ…この国ではまだ言葉を発していないからまだ大丈夫だけどいつかは…うぅ、嫌だ…)」

前の国、その前の田舎街、その前の前の帝国…全て言葉を喋ってしまいドン引きされ逃げるように去ることになった

この変なスキルのせいで…



あぁ、悲しきかな…このスキルは決して外れない

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