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夏生詩集3

沈む夜

作者: 夏生

沈む夜


かなしみ

苦しみ

重石に


どこまでも

どこまでも


明るさが

泡をたちのぼらせて

笑顔のまま

沈んでいく


ああ、全部

幻だったのか

幻になったのか


いつかの

息づかい

ぬくもり

声、言葉は


さようなら

なんて

芝居じみた言葉なく

消えて

しまった


巻き戻せ

巻き戻れ

沈んだ時を

何度手繰ったか


たられば、は

同じ歌を歌い

もしも、は

通れなかった道を

眼前に広げる


心は開いて閉じて

繰り返し

定まらない


勢い沈んでいく

ばかり


朝になれば

忘れてしまう

今を無理やり詰め込んで

しまうから










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