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縁などいらん、今すぐ断ち切れ  作者: 浅葱雪兎
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以心伝心、無理難題2

とうとうクライマックス!

多喜と高氏の運命や如何に!?


イケメン後輩×ツンツン先輩第31話

はぁ・・・はぁ・・・

つ、疲れたっ・・・。体育館までってこんなに長かったっけ?

ところで高氏はどこだ?

裏っつても・・・どのへんだよ?


『・・・っ・・。』

『・・ぇ・・・・・。』


!!

声が聞こえた・・・。

高氏か!?


声が聞こえたほうにこっそりと音を

立てないように向かう。


いた!!

体育館裏にある桜の木の下で話してる2人を発見。

・・・・・少女漫画かっっ!?


体育館裏ってだけでもアレなのに・・・

桜の木の下って・・・。

桜咲いてないけど・・・。

時期的に仕方ないよな。


『あの、高氏君・・・こめんねこんなトコに

呼び出しちゃって・・・。』

『いや、それは別に大丈夫だけど。』


高氏が敬語じゃないのって違和感あるな。

いつもは、~っす!とか、ですます口調なのに・・・。

それにしても、相手の子凄い可愛いな。

あれじゃあ、一年生で一番可愛いとか言われても頷ける。


高氏の目の前にいるのは、小柄でサラサラな黒髪の

ロングヘアーの子だった。


(なんか・・・お似合いだな・・・。)


なんて、思ってしまうほど向かい合ってる二人は

馴染んでいた。

まさに美男美女カップルってところだな。


なんだ・・・?俺、もしかして弱気になってる?

ダメだダメだ!!!弱気になってどうする俺!?

だ、だいたい!!

高氏の方から告白してきたんだし?

俺はどっしり構えてればいいんだよ!!

そうだよ!しっかりしろ俺!!!!


『好きですっっ!!付き合ってください!!!』


!!

は、はやい!!いつの間にか告白シーンに入ってる!!

なんか関係無いのに俺までドキドキしてきた。


『高氏君が先輩のこと好きなのは知ってるけど・・・でも!

諦められなくて・・・。』


その先輩って俺のことだよね・・・。

くっ、相手の子ごめんね。

ここで思いっきり盗み聞きしてます。


『私と・・・、付き合ってください!!!』

『・・・。』


・・・女子ってすごいな。

相手に好きな奴がいるってわかってても

諦めらめるなんていう選択肢を捨てて、

こうやって自分の思いを相手にぶつける

強さを持ってるんだもんな・・・。


それに比べて俺は・・・?

今までずっと意地張って、ようやく決心して

ここまで来て、なのに弱気になったりして・・・。

俺、全然だめだな・・・。


『返事、聞かせてもらえませんか・・・?』

『・・・。』


高氏は・・・何て答えるんだろう?

・・・・・・ぜんぜん答えない・・・。

も、もしかしたら心揺れてるとか!?

そんなっ・・・。


こ、ここまで気持ち動かされて今更

他の子と付き合うなんて絶対許さねぇからな高氏!!!

・・・よし!!ここは、お、俺が出てガツンと!!!


『高氏君・・・?』

『俺、みんなが知ってる通り茶新さあら先輩が好きなんだ。

最初はただ運命感じたからって理由だったけど、

今は・・・、茶新先輩が本当に好きだし、茶新先輩じゃないと

ダメだって思う。』

『・・・。』

『だから俺、申し訳ないけど君とは付き合えない。

これは誰に告白されても一緒。絶対同じ答えになる。

ごめんね。』


高氏・・・。

そういえば最近、運命運命言わなくなってたな・・・。

それって今のが理由なのか?


『男同士って報われないのに?

それでも、その先輩がいいの!?

冷たくされてるんでしょ?高氏君嫌われてるかもしれないのに?』


ぐっ・・・。

た、確かに冷たすぎたかもしれないけど・・・。

嫌いだから冷たくしてたわけじゃ・・・!!


『んー・・・、報われるとか報われないとか

そういうのじゃないんだよ。

茶新先輩が幸せになってくれれば良いなって

思うけど、俺は茶新先輩が傍にいてくれるだけで

いいんだ。』


「高氏・・・。」


あいつは・・・なんであんなこと恥ずかしげもなく言えるんだ。

俺なんか全然・・・、自分の気持ちを認めることだって

やっとなのに。


高氏はどうしてあんなに素直になれるんだ?

アイツはいつも俺に正直に気持ちをぶつけてくるけど、

俺は今までアイツに何を伝えた?

何も伝えてないよな・・・。


いまさっき、ようやく自分の気持ちを

認めたんだ・・・。

今まではダメでも、今から伝えることを頑張れば・・・。


「よし、やるぞ多喜!お前ならできる!!」

「何がですか?」

「なにがってそりゃ、高氏にっ・・・ギャァッ!!!」

「ど、どうしたんですか、さーら先輩!?」

「どどどど、どうしたって何が!?」

「え?だって今、やるぞ!って言ってたじゃないですか?」

「気のせいだっ!!」

「えぇぇ!?」


び・・・びっくりした。

なんでいきなり目の前に現れるんだよ!?

俺の覚悟が一気にしぼんだだろ!!


「そういえばお前!!女の子は!?」

「女の子・・・?」

「さっき!!告白されてただろ!?」

「あぁ・・・あの子なら帰りましたけど。」

「な!!」


俺の知らない間に、告白はもう終わってたのか!!

ま、まてまて!!俺は何を言おうとしてたんだっけ!?

あぁぁぁぁ、頭真っ白だぁぁぁ!!


「さーら先輩、一つ聞いていいですか?」

「はっ!?な、なんだよ?」

「告白・・・見てたんですか?」

「・・・。」


ぐはっ!!!

しまった・・・、これじゃあ覗き見してましたって

言ってるようなものじゃんか!!


「見てたっていうか・・・その、たまたま」

「たまたま通りかかったんですか?」

「そ、そういうわけでもないけど・・・。」

「どっちですか・・・?」

「どっちって・・・」


全然たまたまじゃないです、すいません!!!


「ところでさーら先輩もういいんですか?」

「・・・なにが?」

「俺のこと、その・・・避けてたでしょ?

大丈夫ですか?」

「あ・・・、あれは。」


「すいません、俺のせいですよね・・・。」

「え?」

「俺があの時、さーら先輩の気持ちも考えずに

き、キスなんてしちゃったから・・・。

気をつけなきゃって思ってるのに先輩が嫌がることばかり

しちゃって・・・ごめんなさい・・・。」


こいつは、また・・・俺が言う前に・・・、

勝手に謝りやがって・・・。

お前は別に悪くないだろ・・・。


「別に・・・ぃ、・・ない。」

「え?」

「だから!!別に嫌なんて一言も俺は

言ってないだろっ!!!」

「ふぇ!?」

「いつ俺が嫌なんて言ったんだよ!?」

「えぇ!?!?そ、それは///」

「俺は!!お前からのキスが嫌なんて

言ってねぇつってんの!!!!!」


い・・・・・・

言ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

言ったぞ俺!?どうする!?

いや、いいんだよこれで!!

言うために来たんだから・・・。


「さ、さーら先輩それは・・・その・・・」

「さっきの告白も!お前がラブレター貰ったって

聞いて不安で見に来たんだよ!!悪いかっ!?」

「わ、悪くないですぅぅぅ!!嬉しいですっ!!」

「う、嬉しいって・・・。」

「嬉しいですよ!!だって、だって・・・おれぇぇぇ・・・。」

「な、泣くなよっ!!」

「だって嬉しいんですもん~~~~~っっ!!」


いくら体育館裏だからとはいえ、こんな大泣きされたら

誰か人が来るかもしれないだろ!?

こんなとこ見られたら俺が高氏いじめてるみたいじゃねーか!!


「わかったから、静かにしろ!静かに!!」

「うぅ、ずびっ・・・はい。」

「鼻すするなよ、きたねぇな・・・。」

「さーら先輩がこんなこと言ってくれるなんて感激で・・・。」


・・・俺、そんなにこいつへの扱い酷かったか?

泣くほどに?

口が悪いとかは親にも言われてたけど

まさか、後輩をマジ泣きさせるほどだったのか・・・。


「・・・さーら先輩、キスしていいですか?」

「・・・はぁぁぁぁ!?な、な、何言ってんのお前!?」

「嫌じゃなかったんですよね!?

なら、ぜひもう一度!!」


俺の肩をガッと掴みなだら

高氏が唇を尖らせながら迫ってきた。

素直になるとかは別にして、これは

本当に気持ち悪い!!


「すすすストップ!!今は嫌だ!!やめろ!」

「・・・はい・・・。」

「・・・そこは素直だな。」

「だって、『今は』ってことは後でならいいんですよね?」

「ぐっ・・・!揚げ足を取りやがって・・・。」


殴りたい・・・、が!!

ここで恥ずかしいからといって殴ったら

俺の覚悟が水の泡だ。

我慢、我慢、我慢!!!


「それで・・・さーら先輩、これは、

めでたくお付き合いって事でいいんですかね!?」

「そ、それはっ・・・、お前こそいいのかよ・・・。」

「え?何がですか?」

「何がって・・・、さっきの女の子とか・・・。」

「もう!さーら先輩!!告白聞いてたなら俺の言ったことも

聞いてたんですよね?さっきの通り、俺の意見は変わりません!!」


確かにばっちり聞いてたけど、

やっぱり・・・不安というか・・・。

なぜなら、俺はこいつに好きになってもらえるようなことを

した覚えが全くない!!


「聞いてたよ!聞いてたけど・・・。

俺は見てのとおりこんな性格で、さっきの女の子や、

・・・ましてやお前みたいに素直になれねーし・・・。

お前だって、好きな奴に罵倒されたりするより、

優しいヤツのがいいな・・・とか思わないのかよ!?」

「優しい人ですか・・・?」

「俺は残念ながら、優しくなんてできない!!!」

「言い張っちゃうんですか!?」


当り前だ!!

優しくするなんて無責任なこと言えるか!!!

いっとくが優しさがないのは自分でも重々承知してる!!


「だから!そんな俺でもお前は好きだって言うのか!?」

「好きです。」

「はやいっ!!少しは悩めよ!俺がどんだけ頑張って今のセリフ

言ったと思ってんだよ!!?」

「返事は速いほうがいいじゃないですか?」

「そりゃ、考え込まれるよりかはマシだけどよ・・・。」

「でしょ?」


でもなんか納得いかねー!!

俺の心臓が壊れんばかりに脈打ってんのに!!

コイツはサラリと答えやがって・・・。


「それに俺、罵倒されてもいいっす!!」

「え?お前マジでドMだったのか・・・?」

「ち、違いますよ!!そういう意味じゃなくて!!」

「どういう意味なんだよ?今のはまさに

ドM発言だったろ?」

「いくら俺でも、好きでもない人に罵倒されたら

キレますけど、さーら先輩だからいいんです!!」

「俺、だから・・・。」

「そうです!言ってしまえば、いくら優しくされようと、

それがさーら先輩じゃなきゃ意味ないですっ!!

俺の大好きなさーら先輩だから罵倒されても嬉しいし、

優しくされたらもっと嬉しいです!!!」

「罵倒されても嬉しいとかいうなよ!!

危ないヤツみたいに聞こえるぞ!?」

「す、すいません・・・!」


おかしい・・・、真面目な話をしてるはずなのに

変態談義をしてるみたいだ・・・。


「とりあえず俺は、罵倒されようが、優しくされようが、

さーら先輩ならどっちだって嬉しいし、

どんなさーら先輩でも愛してるんですっっ!!!!」

「なっ・・・////」


こ、こいつなんでこんなに・・・

馬鹿正直なんだよ・・・。


「さ、さーら先輩は!?」

「へっ!?」

「さーら先輩は、どうなんですか!?

お、俺のことまだ・・・好きになれそうにないですか・・・?」


高氏がすごく不安そうな顔で俺のことを見てる。


『言葉にしてもらえないと高氏も不安になるよ?』


あぁ・・・そうか、これが充の言っていたことなんだ。

確かに俺は、いままでこんな風に、高氏のように言葉にしたことがない。

でも、それでも・・・、高氏はいつも俺にくっついて回るから

高氏なら平気だって、どこかでそう思ってしまってた・・・。


そんなわけないじゃんか・・・。

誰だって不安になる。普段は偉そうにしてる俺だって

高氏が本当に俺のこと好きなのか不安になってるんだ。

高氏はアレだけ言葉にしてくれてるのにそれでも

不安になる。


なら、高氏は・・・?


言葉にしてもらえない高氏は今まで

どれだけの不安を抱えていた?


それはきっと、想像なんかできないくらいの

重さなんじゃないか・・・?


なのに高氏はまだ俺のことが好きだといってくれる。

愛している・・・とも、言ってくれる。

俺だけが高氏に甘えてる。


そんな状況に、このまま甘え続けるのか?



・・・答えは否だ!!!


そんなの男としてダメだろ!?

カッコ悪いのは嫌だ、対等でいたい。

同じ大きさは無理かもしれないけれど

少しでもいいから俺も言葉にしなければ

日本男児としての名が廃る!!


しっかりしろ茶新多喜さあらたき!!!

お前は後輩に甘えるようなカッコ悪い男じゃないだろ!!!

覚悟を決めろっ!!!


「好きになれそうにないか・・・だと?」

「そ、すいません!!変なこと聞いてっ・・・!

気にしないでください!俺、いつまでだって待ちますから!!」

「俺は!!もう既に!!お前のことが・・・

好きだよっっっ!!!!!」

「・・・へ?い、いまなんて・・・。」

「だから!!!!

俺はぁっ!高氏陸たかうじりくのことが好きだっつったんだよボケェェェェッッ!!!!」


い、言った・・・。

これで俺もホモの仲間か・・・。

考えるな!!俺は、高氏が好きなだけだ!!

たまたま好きになったのが高氏だった!それでOK!!

気にしない!!!!


「・・・。」

「・・・。」

「・・・。」


??????

高氏が何も言ってこない・・・。

今更調子いいこといいすぎたか・・・?

で、でもいまやっと決心がついたんだよ!?

しょうがなくね!?


「た・・・高氏?」

「・・・。」

「おい・・・なんか言えってば・・・。」

「・・・すか?」

「え?」

「付き合っていいんですか・・・?」

「お、お前がよければ・・・だけど・・・。」

「そんなのっっ!!!!」

「!?」

「『よろこんで』って答え以外あるわけないじゃないですかっっ!!!!」

「高氏・・・?」

「ほんとに・・・ほんとにぃっ、うぅぅ、しゃーらしぇんぱぁい!!!」

「のわぁっ!?いっでっっ!!」


ベソをかいた高氏が突進してきて

2人してその場に転がり込んだ。

頭を打ったが、まぁ、しかたないか・・・。

今日くらいはや、優しくしてやる。


「しゃーーらしぇんばぁぁぁぁぁいぃぃぃ!!」

「わかったから泣き止めってば!!」

「うぉぉぉぉぉぉんっっ!!」

「お前は犬かっ!?」

「絶対絶対!!幸せにしましゅからぁぁぁぁ!!」

「・・・ははっ、なんだそれ。」


ここまで引っ張り込まれたんだ、

幸せにしてもらえなきゃ困る。

俺も、頑張るけどさ・・・。


明日、充に今日のことを話さなきゃいけないのを

考えるとものすごく恥ずかしいが、

背中を押してもらったからな。


そっちも覚悟を決めなきゃならんのか・・・。

ちょっと憂鬱だな。

みなさん、明けましたねおめでとうございます!!!

この二人もようやく、くっつきましたね

おめでとうございます!!

長かったですね、おめでとうございます!!


でも、まだ完結ではありません!

あと、1、2話はあるはずです!!

次回も頑張ります。


最後に・・・、

無理矢理くっつけた感満載で申し訳ございませんっ!!!

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