ツンデレなんて、知らん
多喜サイドのお話ようやく来ました!!
多喜と充の暴露大会!!
イケメン後輩×ツンツン先輩第23話
「はぁ・・・」
朝日が眩しい。
「はぁ・・・」
頭が痛い。
「はぁ・・・」
隅が半端ない。
「はぁぁぁぁ~~・・・」
どうも皆さん、おはようございます。
覚えてますか?茶新 多喜ですよ。
土曜日に衝撃的な誕生日プレゼントを貰ってから
とてつもない寝不足に悩まされてます。
別に、嬉しくてドキドキして眠れなかったとか
そーゆーのじゃない。
いや、べつにツンデレとかじゃないから。
これマジだから。
俺が気にしてるのは、高氏と会ったときに
どうするか、と、充の事だ。
まず、高氏には俺の赤い顔を見られたはずだ。
それは紛れもない真実・・・。
いや、仕方ねぇだろ、いきなりそんな・・・
ゆ、指輪とか貰うなんて誰が想像できんだよ!?
つまりだ、指輪を貰ったとき俺は残念ながら
驚きと羞恥のあまり顔を赤くした。
それを見たアイツは絶対に調子に乗っているはず!!
と、いうことは、高氏のウザさに磨きがかかっている
かもしれないということだ‼
嫌だ!会いたくない‼
次に充だ・・・。
言ってしまえばこちらの方がたちが悪い・・・。
日曜日の間にひたすら考えたが、今回の指輪事件、
これは充が主犯に違いないと俺はみた‼
高氏が一人でこんな事思い付くわけがないし、
実際買い物中に、二人がコソコソ話していたのを
俺はハッキリ覚えている‼
いや、買い物中にたまたま目に入っただけだから。
別に二人が何話してんのか気になって見てたとかじゃないから!!
・・・そうなると、充は自分が帰った後にどんなことが
起きたのか少なからず知っているはず・・・。
そう、つまり学校に着いたとたんに根掘り葉掘り
聞かれるに違いない・・・!!
想像するだけで充がウザい‼
学校行きたくない‼・・・とは思うものの、
サボれるわけもなく、こうやってバリバリ目に隅を
作りながらも学校に向かっているんですよ・・・。
「はぁぁぁぁ~~・・・」
あ、これで今日のため息回数40回を突破した・・・。
おめでとう、俺。
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「・・・。」
「お!多喜オハヨー!!」
「はよ・・・。」
・・・あれ?
なにも話しかけてこない・・・。
なんでだ?根掘り葉掘り聞かれるのは嫌だが
こいつが聞いてこないなんて怪しい!
構えてたぶん拍子抜けだな。
「・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
え、気まず・・・。なに、ナニこれ?
なんでコイツこんなに静かなの?
普段五月蝿い(うるさい)ヤツが静かだと異様に気になるんだけど。
「充、何かあったのか?」
「へっ?何が!?」
「いや、お前が静かだと変というか・・・。」
「え~、何々?多喜くんは俺に高氏との恋の進展を
そんなに聞いてほしいのぉ?いやぁ困ったな~
のろけられちゃうのかぁ~」
コイツ・・・、ムカツクっ!!
果てしなくムカツクぞ!!
「ふざけんな、どうせお前知ってんだろ‼
お前が主犯なのはわかってんだからな‼」
「え?高氏言っちゃったの?」
「高氏は言ってねぇ、考えればわかるわ‼」
「つまんないのぉ~。まぁでも少しくらいドキッと
したでしょ?キスした?チュッチュッしちゃった?」
よし、コイツの死に場所はここにしよう。
「充てめぇ・・・」
「なんだ新庄、そんなにキスして
ほしかったのか?しょうがねぇな・・・。」
俺と充の間に突然藤堂先生が現れたと思ったら
とんでもないことを言いながら充の
顎を掴んで上に上げた。
顔近いな・・・。
「ぎぃゃぁぁぁぁぁぁぁっっ‼」
「せっかく俺がキスしてやろうとしてんのに、
ずいぶん色気のねぇ声だな。」
「離せ変態!!!」
「おいおい、一夜を共にあかした相手に向かって
変態はねぇだろ?」
「え?」
「シャラァァァッッップ‼」
イチヤヲトモニ?一夜を、共に・・・?
それはつまり・・・。
「充・・・お前・・・!!?」
「違う‼違う違う違ぁぁう!そんなわけないでしょ!?
このクソの冗談だよぉ~、ね‼」
「さあ、どうだったかな?」
「てめぇマジでふざけんなよ‼」
・・・結局これは冗談なのか?
でも、冗談にしては充の焦り感が凄い。
本当に冗談だとしたら充の場合、悪のりしたり
ノリツッコミくらいしそうだしな。
てことは!?
えーー、親友と担任が付き合ってるとか
なんか微妙だな・・・。
でも、この前も思ったけど充と藤堂先生仲悪いしな・・・?
いや、充が一方的に噛みついてるだけか?
この二人が付き合ってるとかありえないような気が・・・。
てか、最近俺の周りホモ多くね?
感覚が麻痺してきたんだけど・・・。
「さーて、お遊びはここまでにして、授業はじめるか。」
「ぬぅぅぅぅっっ・・・」
「充、変な唸り声やめろよ。」
まぁ、後で充本人に聞いてみるか。
・・・充より藤堂先生の方がしゃべるかな。
充は頑固だし。
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授業が終わりとりあえず昼休み。
それぞれお弁当の奴は教室に残ったり、
昼飯を持ってない奴は購買へ行ったり、
食堂へ向かったりと騒がしくなる。
そして、一際騒がしい奴がここに一人。
「さーら先輩ひどいですよ‼なんで先に学校
行っちゃったんですか!?」
「お前を待つ義理は無い。」
「ガーン‼」
「なんだよ高氏~、多喜と全然うまくいってないじゃん。」
「そんな!確かに土曜日の帰り顔を赤くしっ─」
バキッ
「黙れよ。」
「は、ハイ・・・。」
「まぁまぁ落ち着けよ多喜ぃ。とりあえず屋上行こうぜ、な?」
「そうだな」
「待ってください‼俺も行きますからぁ‼」
キャンキャンうるさい犬とニヤニヤウザいアホと
一緒に屋上へ向かう。
以外にもほとんどの生徒が食堂に行くので
屋上はあまり人が来ない。
階段をのぼり、錆び付いた重い扉を開ける。
ギギギッという不快音を耐えれば
開放的な屋上の全貌が明らかになる。
開放的とはいえ、ただ教室よりは静かでマシという
だけで、そこらの学校とほとんど変わらない
コンクリート造りの平凡な屋上だ。
「ん~、今日も快晴だねぇ。早速飯食いますか‼」
「はい‼」
「高氏君はいいお返事ですね~。いいお返事ついでに
この新庄先輩に土曜日の詳細を教えなさい。」
「はい‼」
「はい、じゃねーだろっ‼」
「えぇ~!?いいじゃん別にぃ。多喜と高氏の幸せ話しを
聞きたいんだよ~!」
幸せ話しだと!?
いつ、誰が、どこで、幸せだと言ったんだよ!?
逆だよ逆!不幸せだろ‼
休日の夕方に外で、誕生日プレゼントとして
指輪貰って喜ぶのなんか女子くらいだろ‼
俺は男!高氏も男!
つまり嬉しくない‼
「で?高氏君はちゃんと渡せたの?」
「はい!渡せました‼すごく緊張しましたけど///」
「フ~!やるぅ‼で?で?多喜はなんか言ってたか?」
「返事は貰えなかったんですけど・・・、
なんと!顔を赤らめてくれたんすよ~!!」
「脈アリじゃん!!イェ~イ!!」
「イェーイ‼」
「お前らはそんなに口を縫われたいのか・・・?」
「ちょ、多喜そんなグロいのは勘弁だよ‼」
「だったら黙って飯を食え。」
「「はーい。」」
やっと静かになった・・・。
こっちはいろいろ悩んで寝不足なのに・・・、
飯も静かに食えないなんて切れるぞ。
「で?多喜の感想は?」
「だから静かに食えって!!」
「もう食べ終わったよ?」
「なっ!?」
はやっ!!はやすぎるだろ?
まだ屋上来て10分もたってないぞ!!
「いくらなんでも早すぎるだろ!?」
「今日はお腹空いてないからパン一個だけだもん~」
「そんなんだからお前はひょろいんだよ!!」
「ひょろくない~!!」
「いーや!十分ひょろいね!!あばら浮いてる奴が
何言ってんだよ!!」
「だってマジでお腹空いてないもん・・・。」
珍しいな・・・。
普段は金欠だから買わないだけなのに・・・、
貧乏人のこいつが腹いっぱいなんて・・・。
「お前、藤堂先生の言ってたことって本当だったのか?」
「は?な、なに言って・・・」
「だって欠食児童のお前が腹いっぱいなんて・・・、
藤堂先生の家に泊まったと考えるなら腹いっぱいって
言葉もまぁ・・・うなづけるというか。」
「違う!!今日は・・・しょ、消費期限が切れそうだった食パンを
朝から5枚食べてきたからお腹空いてないだけ!!」
「ふーん・・・。」
怪しい・・・。が、充がここまで隠すってことは
これ以上追及しても話さないか・・・。
まったく、次々隠し事増やしやがって。
「俺のことより!!今は多喜と高氏のこと!!」
「黙秘を行使します。」
「えぇぇぇぇ!!ずるい!!」
「お前人のこと言えないだろ!?お前が大量の隠し事してんの
俺が気付いてないとでも思ってんのか!?」
「うぅっ・・・。いつか話すよ・・・!」
「お前の『いつか』は信じないからな。」
「えぇ!?」
充の『いつか』は死後の世界で、になりそうだからな。
「今、ここで、藤堂先生とのことを話したら俺も
話してやるよ。」
「と、藤堂とのことって、べ別にあいつとは
なんも、ないし・・・。」
「お前どもりすぎ。」
「ぬぅ!?」
「話せ!!」
「うううぅぅぅぅ!!」
ここは我慢比べか・・・?
ふっ、いつもこっちの苦労を笑い話にしてたんだ。
今日は俺が笑い話にする番だぜ充!!
「・・・新庄先輩は藤堂先生に告白されてるんですよね?」
「は?」
「た、高氏・・・?」
高氏の衝撃的発言にびっくりしていると
充の顔が蒼白になっていることに気づく。
これは・・・、マジか!!
「おい、高氏それ詳しく教えろ。」
「さーら先輩のお願いなら喜んで!!」
「たたたたたたた高氏ストォォォッップ!!」
「ふっ、甘いわ充!!」
「んん!?んーっっ!!」
うるさい充の口を塞ぎながら体全体を使って
抑え込む。ふふ、運動は嫌いだが力ではもやしには負けねぇ!!
「高氏、充のことは気にすんな話せ!」
「はい!」
「ん~~っぷわっ‼わかった、話す!話すから!!」
「ようやく覚悟を決めたか。」
「くそっ‼話せばいいんだろ!そのかわり、
絶対に多喜も土曜日のこと教えろよ‼」
「仕方ねぇ・・・、背に腹は変えられん‼」
「そんなに気になるの!?」
「気になる。」
今まで散々笑われた仕返しに燃える・・・!!
根掘り葉掘り俺が聞く番だ‼
とある用事のせいで小説書く暇がなくて
辛かったです!!
多喜と高氏を頑張って進展させます!!




