選択ミス、ってやつですか3
美味しいステーキ!
美味しいデザート!
繰り広げられる朔と柚木崎の
リア充っぷり‼
俺様教師×面白いこと好きのトラウマ持ち君
第4話
「おいしいぃぃ~・・・。」
「あはは、新庄君そんなに感動するほどおいしい?」
「美味しいですよぉ!お肉やあらかいし、
肉汁がジュワァって!!」
「よかったですね。」
「オラ、これもやるよ。」
「いいの?」
「ガキは甘えとけばいいんだよ。」
「・・・。」
むぅ・・・。
こいつは嫌いだが、こいつが差し出してきた
お肉さんに罪は全くない!!
「じゃぁ・・・、貰う。」
「ん。」
はぁぁ~・・・。
こんなにおいしいお肉食べたの久しぶりだなぁ。
次いつ食べれるかわからないから食べれるうちに
腹に詰め込んどこう!!
「・・・、いい顔して食うなぁ。」
「だって美味しいもん。」
「ふっ」
「なんだよ?」
なんかムカつく顔してるけど、まぁ気にしない。
・・・、それよりも気になることは俺の前方。
お兄さんと柚木崎せんせーだ・・・。
「これ、おいしいですね。」
「ほんとですね~。」
「こっちも美味しいですよ。食べますか?」
「え!貰っていいんですか?」
「えぇ。はいどうぞ。」
「えっ!?!?ゆ、柚木さんっ!?」
「どうしました?」
なんだとっ!!!
それはリア充秘伝の技、『はい、ア~ン』じゃないか!!
漫画でしか見たことない奴が、まさかこんな目の前で見れるとは・・・。
天然・・・、恐るべしっ!!
「なんだ充、羨ましいのか?
やってやるよホラ。」
「・・・。」
いやだ、いやだけど・・・!
チョリソー、美味しそうっっ!!は、危ない!ヨダレが!!
くぅぅぅ、チョリソーちゃん・・・!!
覚悟を決めろ充!俺はお高いご飯のためなら!!
「ん!」
「お、おう、ア~ン・・・。」
「むぅ、んん。・・・、!美味しい!!」
「・・・そうか」
「ん!」
「!!」
うめぇ~。パリッてするソーセージ久しぶりだなぁ!!
安いの買ってるからいつも皮なしソーセージなんだよなぁ・・・。
「・・・やべぇ、立った・・・。」
「?なんか言った?」
「いんやなんも。」
なんかクソが手で顔を隠しながらうつむいてる。
顔赤らめてるし・・・。なんか気持ちわりぃっ。
「おい充、お前今スゲー失礼なこと考えただろ。」
「なにがぁ~?俺何も考えて無いよ~。」
「まったく・・・。」
そんなこんなで、ステーキ完食!!
はぁぁ、幸せぇぇぇ・・・。
「もう、デザート呼ぶか?」
「うん。」
「俺も追加でデザート頼もうかなぁ・・・。
柚木さんは何か食べますか?」
「そうですね・・・、ではチーズスフレをお願いします。」
「は~い!!」
うわぁ・・・、お兄さん鼻の下めっちゃ伸びてるぅ~。
これがナンバー2なんて涙が出るねぇww
でも、こんだけ一途じゃお客さんも入るスキねぇなぁ~。
「おい、充デザートきたぞ。」
「!!」
その言葉とともに俺の前にスッと出されたのは
キラキラとルビーのように輝くイチゴ、イチゴ、イチゴの山!!
美しいストロベリータルト!!
「はぁぁぁ~!!」
「そんなに嬉しいか?」
「だっておれ甘い物好きだも~ん。」
「ふ~ん・・・。」
おいしぃ・・・。この甘酸っぱいイチゴが甘いクリームと
融合して素晴らしいハーモニーを醸し出してる!!
やっぱり、節約だからって甘い物買わないでいると
甘い物にスゲー飢えるんだよなぁ・・・。
適度な糖分補給は大事だな!うん!!
「ごちそうさまでしたぁ!」
「スゲー食ったな。」
「ん~、お腹一杯・・・。」
「ふふ、育ち盛りですからね。たくさん食べるのは
良いことですよ。」
満足満足。
今日は幸せ気分で寝れそうだな~。
家帰って~、シャワー浴びて~、布団へドーンしてグッスリ。
最高だな‼
「ところで充、お前なんでこんな時間に一人でいたんだ。」
「え?・・・ご飯食べるためだけど?」
コイツ・・・、今さらそのネタぶり返しやがって・・・。
「一人でか?親御さんは今日はいないのか?」
「いないよ。」
「ふーん・・・。」
「なに?なんか問題でもあるの?」
「心配してんだよ。」
「は?」
心配って・・・、何?
なんで関係無いコイツが俺の心配するわけ?
「心配してもらわなくても結構です~。
これでも高校生なんで。」
「高校生だろうがなんだろうが、好きなやつのこと
心配するのは当たり前だろ。」
「へ?」
「好きなやつ心配するのは当たり前だろ。」
「く、繰り返さなくていいよっっ‼」
「お前、一回や二回じゃ聞かねーじゃんかよ。」
いちいちムカつくやつだなっ‼
だいたい店でそんなこと言うなよ!
どーせ心配とかなんとか言っても嘘に決まってる。
もう、大人に振り回されるのは嫌だ。
「新庄君、藤堂さんは確かに普段信用ならないことが
多いですが、今の言葉は本心から言ってますよ。
藤堂さんはこれでも、新庄君のこと心配で仕方ないんですよ。」
「柚木崎せんせー・・・。」
「お前結構ひどいこと言ってない?」
「本当のことをいったまでです。」
藤堂が黙りコクった!?
柚木崎せんせー凄い・・・。
心配か・・・。
大人の人から心配されるのは久しぶりすぎて
なんか、落ち着かないっていうか・・・。
なんて言い表せばいんだろ。
「なぁ、充。お前普段は家に親御さんはいるのか?」
「・・・。」
「え?いないの!?新庄君いつも家で一人なの・・・?」
「別に、いつもってワケじゃ・・・ないです。」
「でも、大抵はいないってことだな。」
「っ・・・。」
別に高校生男子が普段一人で家にいるのは普通だろ。
そんな、親がいなくて泣く年でもない。
それに、親が家にいるとかいないとかソレ以前の問題だし・・・。
「俺、一人暮らしですから~。」
「一人暮らしですか・・・。」
「え?新庄君一人暮らしなの!?」
「・・・、父親は?一緒に住んでないのか?」
「父親・・・?あぁ、父親は今、仕事で・・・。」
「お父さんお仕事でいないの?まさか!外国とか!?」
「えぇ、まぁ・・・そんなとこですねぇ。」
「・・・。」
そうだ、うん。
そうしよう。
仕事で遠くに行ってる。場所は・・・イタリアとか?
ははっカッコイーねぇ・・・。
「今はイタリアに行ってるんです。
たまに叔母が様子を見に来てくれるんで寂しくはないですよぉ~。」
「へ~、えらいねぇ!!」
「・・・。」
さぁ・・・、どうしようかな。
もう、帰ったほうがいいか・・・。
これ以上はやばそうだな。
「さて、俺明日も用事があるんでここで失礼しま~す!」
「そうですか、では私たちも帰りましょうか。」
「そうですね!!」
「・・・んじゃ、会計するか。おい、朔!お前は自分の分出せよ!」
「え~!!藤堂さんのケチ~!!」
「うるせぇ、お前稼いでんだろ!」
「ぶ~!!」
なんとか話はそらしたし、藤堂とお兄さんは会計しに行った・・・。
さて、二人が戻ってくる前にさっさと帰ろうかな。
特に藤堂は異様に俺の家庭のことを聞いてくる。
担任ってここまで聞いてくるもんなのか?
去年の担任はここまで踏み込んでこなかったのに・・・。
「すいません、柚木崎せんせー。
俺、ちょっと急ぐんで先帰りますねぇ!」
「そうですか。わかりました。」
「藤堂センセーに一応、ご飯のお礼伝えといてください。」
「えぇ、わかりました。・・・新庄君。」
「はい?」
「藤堂さんのこと、信じてやってください。
あの人は普段チャラチャラしてますが、やるときは
やる人です。それに・・・、あの人がここまで好きになった
人は新庄君が初めてだと私は思いますよ。」
「・・・。」
好きとか、嫌いとか。
嘘だとか本当だとか。
おれにはよくわかんない・・・。
自分の気持ちもわからないのに、相手の気持ちがわかるわけがない。
分かりにくいものは嫌いだ。わからないものは怖い。
その点、わかりやすいものは安心できる・・・。
「俺は、好きとかよくわかんないんです。
でも、わかりたいとも思わない。
だからよくわからない事を言いまくる藤堂センセーのことは、
信用以前の問題で大っ嫌いなんです。」
嫌い嫌い嫌い。そう、嫌いなんだ。
好きとか、お前が心配だとか・・・。
それに藤堂を見てると思い出してしまうんだ。
二度と会いたくもないのに。
「そうかそうか、大嫌いか~。いやぁ、想像以上に
キツイお言葉ありがとう充。」
「!!」
「おや、藤堂さん。」
あ~・・・、めんどくせぇの来た・・・。
だから早く帰りたかったのにぃ‼
でも柚木崎せんせーを軽くあしらうなんてできないっ‼
「藤堂センセー、御馳走様でしたぁ‼それでは失礼しますっ!」
「ちょっと待て。」
「離せよ‼俺はもう帰るのっっ‼」
「おう、帰らせてやるよ。俺の部屋にな。」
「は?」
何いってんの?
俺の部屋って・・・?俺の?いや、違う。
・・・、藤堂の部屋にってコト、か?
いや、いやいやいやいやっっっ‼
馬鹿?馬鹿なのコイツ!?
「お前がよくわかんないなら、俺が好きについて、よ~く
教えてやるよ。」
「ちょっ‼や、やだ!おろせよっ!!」
コイツ‼あろうことか、俺を肩に担ぎやがった‼
ふざけんなマジで!!
くそっ、馬鹿力めっっ。俺だっていくつかスポーツやってたのに
びくともしないっ・・・!
「んじゃ、俺帰るわ。」
「離せよ‼」
「帰るのはいいですけど、あなた誘拐犯みたいですよ。
警察に捕まらないことを祈っておきます。」
「いやいや、柚木崎せんせーコイツ止めて‼」
「すいません、その人を止めるのは不可能に近いです。」
「ま、うまくやるって。おい、充~。
大人しくしないと落とすぞ。」
「いいから離せ‼おいっケツ触んな変態っっ‼」
「じゃーな。お前らも気をつけて帰れよ~。」
「あんまり、新庄君をいじめないで下さいよ。」
「わーってるよ~。んじゃ、行くか!」
「嫌だぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!!」
柚木崎せんせーの裏切り者ぉぉぉ‼
こんなやつのどこが信用に足る人なんだよ!
ただの人さらいじゃんか!
もう、大人なんて信じないからなっっ‼
多喜ぃぃぃぃ助けてぇぇぇぇ‼
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「ちょっ、柚木さん!あれほっといていいんですか!?」
「まぁ、あの人のことですから無理矢理何かするとは思いません
けど・・・。私も少し、新庄君のことで
気になることがあるので・・・。」
「気になること?」
「えぇ、うまく隠しているつもりでしょうけど、
私みたいに医療関係や心理関係を少しでもし知っていれば
、新庄君の行動と言動には違和感を感じますから・・・。」
「違和感ですか・・・?」
「何事もないといいんですが・・・。」
「?」
藤堂の家で充君はナニをされてしまうのか!?
少しでも二人を進展させてみせます‼




