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縁などいらん、今すぐ断ち切れ  作者: 浅葱雪兎
24/42

夕暮れ、紅く

5人でお食事タイム

朔の憐れさを目の当たりにする!

高氏が選んだプレゼントとは‼


イケメン後輩×ツンツン先輩第22話

とりあえず席について落ち着こうという柚木崎(ゆきざき)さんの

言葉にみんな同意をしめし、今は5人仲良く(?)座っている。


「そういえば茶新(さあら)君と新庄(しんじょう)君は(さく)と初対面ですよね。」

「はい。」

「初めまして~、(りく)の兄の高氏朔(たかうじさく)です。」

「あ、えっと茶新多喜(さあらたき)です。」

「高氏君の大先輩の新庄充(しんじょうみつる)です!」

「よろしく。あぁそっか、陸が騒いでた『さーら先輩』って君のことか!」


高氏の野郎・・・、お兄さんにも言ってんのかよ・・・。


「ね!ね!可愛いでしょ‼さーら先輩可愛いでしょ‼」

「てめぇ何言ってんだよ‼」

「え~、だってほんとのことじゃないっすか‼」


眼医者さーーんっ‼ここに重病患者がいまーーす‼


「うんうん、すごく可愛いね。」

「は?」

「ちょっと、兄貴ダメだよ‼さーら先輩はダメだよ!?」

「は?」

「大丈夫だよ~。俺はその、ゆ、柚木(ゆき)さん一筋だから////」


お兄さんがチラチラと柚木崎さんを見ながら

とんでもない言葉をいっている・・・。

何・・・コレ?

なんの茶番ですか?


「柚木崎せんせーは何食べますかぁ?」

「そうですね、お蕎麦なんかもいいですね。」

「蕎麦ぁ~‼いいっすね~‼」


とうの本人である柚木崎さんは

充が話を降っているので気づいてない。

充お前、確信犯だろ‼

お兄さんがスゲー羨ましそうな顔で充を見てる。


「・・・そ、そういえば三人は今日はお出かけ?

仲いいね~!」

「はぁ。」

「今日はさーら先輩の誕生日プレゼントを買いに来たんだ!!」

「誕生日プレゼント?誕生日もうすぐなの?」

「もうすぐっていうか、明日です。」

「あ!そうなんだ~!」


誕生日前日がすでに濃い・・・。

特にお兄さんが濃い。

お兄さんが笑うたびに周囲の女が乙女になっている。

芸能人といるみたいだ。


「そうだ!明日の誕生日のお祝いって言ったらなんだけど

お昼ご飯、俺が奢るよ~」

「え、いやそんな悪いですっ━━」

「ほんとですか!?いや~さすがお兄様!太っ腹ですね!!

今月金欠で困ってたんですよ!!」

「なんで充が奢ってもらう気満々なんだよっ!!」


こいつはいったいどんだけ太々しいんだ!!

さっきまでお兄さんの反応みて、楽しんでたくせに。


「いいよいいよ。気にしないで!お金ならあるから~」

「そういえば、ホストのナンバー2って聞きました!

こんなにイケメンでモテて優しいお兄さんがいて

高氏は幸せ者だなぁ~!!」

「え、へへっそうかな///イケメンだなんてそんな///」


ホストクラブのナンバー2なのに

高校生にイケメンって言われて照れてるお兄さんの

純粋ぶりに涙が出るな・・・。

いくら似てるからって兄弟二人して充のおもちゃに

ならなくてもいいのになぁ。


「そんな謙遜しないで下さいよぉ!ね、柚木崎せんせー!!

朔さんイケメンですよね!!」

「ひぇ!し、新庄君!?」

「そうですね・・・、確かに朔はイケメンですね。」

「ですよね~!!聞きました?朔さん!」

「ふぇ!いや~そんな/////」

「兄貴気持ち悪いよ・・・。」


分かりやすいほどに照れまくっている・・・。

ニヤッニヤッしててイケメンオーラが半減したぞ。


「この前も竹内さんが朔はイケメンって言ってましたから。」

「「「「へ?」」」」

「柚木さん?た、竹内さんって誰?」

「え?ほら、朔のお店の常連客の・・・。

この前もデートしていたでしょう?」

「だっ!!ち、違うって!!優香理さんは確かに常連さん

だけど!あれはデートなんかじゃないんです!!!」

「?そうなんですか?でも、竹内さんはデートだと・・・」


これは修羅場というやつなのか・・・?

いや、でもこの二人付き合ってないどころか

お兄さんの気持ち一方通行だし。

今の柚木崎さんの様子を見るに、まったくお兄さんの

気持ちは伝わっていない。


「あんな女のいうこと信じないで下さいよ!!

だいたい、いつ柚木さんは優香理さんと話したんですか!?」

「つい先日仕事帰りに会いまして・・・、朔は私のだから

とかなんとか言ってたんですけど、意味がよく分からなくて・・・。」

「ひぃぃぃぃぃ!!そ、ソンナコト言ってたんですか!!?」


優香理さんとやらはなかなかに手強い女性の様だ・・・。

しかし優香理さんの思いは柚木崎さん(ライバル)に伝わっていないし、

本命のイケメンのこの言いぐさ。

恋の成就は不可能に近いぜ・・・。


「それにしても朔、いけませんよ。

常連さんのことをそんなに悪く言っては・・・。」

「え!?」

「お客はホストの命だ。と、この前朔にオススメしてもらった

小説にも書いてありました。常連さんならばもっと大事にしなくては・・・。」

「あぅぅぅ!!」


なんか可哀そうになってきたな・・・。


「あ~あ、ホストとの恋愛小説を読めば俺のこと意識してくれる

はずだ!っていっておススメしたのが裏目にでちゃったなぁ・・・。

兄貴がもう涙目になってる・・・。」

「お兄さん、魂抜けてね?」

「たぶんまだ大丈夫ですよ!諦めの悪さは俺以上ですから!!」

「あ、そう・・・。」


高氏よ・・・。自慢気に言うことじゃねぇだろ・・・。


「おしゃべりもほどほどにしてご飯食べましょうか?」

「さんせ~い!」

「はっ‼・・・皆、何食べたい?言ってくれれば俺と

柚木さんで買ってくるよ。」

「え、でも・・・」

「大丈夫!!先輩に全部任せなさ~い」

「・・・、じゃあお言葉に甘えさせていただきます。」


結局、お兄さんは全員分のお昼ご飯代を出すことになった。

柚木崎さんのを出すのは最初からそのつもりだっただろうけど

偶然会ってしまった故にかなりの額(遠慮を知らない二人が

大半を締めている)を出費させてしまったのが

申し訳ない・・・。


「「ご馳走さまでした~‼」」

「ご馳走さまでした。本当にありがとうございます。」

「いやいや、気にしないで~。お粗末様でした~。」

「そうそう、兄貴は稼ぎだけはいいんで、さーら先輩

気にしなくていいっすよ‼」

「お前が言うなよ!」


そのあとは、お互い買い物を続けるということで

別れて、俺たちも自分たちの買い物を開始した。


まわりきれるだけ色々な店をまわって、

全てが終わったのは夕暮れ時だった。

さすがに、夕方になると午前中ほどの混雑も

無くなり、三人でのんびり帰宅中だ。



「は~い、多喜ん家、到着ぅ!」

「おう、お疲れ」

「お疲れ様です!」

「んじゃ、もう渡しちゃおうかな~。

ほい、明日だけどハッピーバースデ~‼」

「ん、サンキュー」


「じゃあ、俺もう帰るわ。お二人の邪魔しちゃ悪いしね~。」

「なんだよ邪魔って?」

「ふふふ、高氏ぃ頑張れよ~‼」


のんきに手を降りながら帰ってく充。

邪魔ってなんだ?

よくわからない状況で少し戸惑う・・・。


「あいつ、本当に意味わかんねー。

・・・高氏?」

「ふぇっ!?な、なんですか!?」

「なんでお前顔赤いの?」

「赤くないですっ‼」

「いや赤いだろ・・・。」


なんでこいつはわかりやすい嘘をつくんだ?

顔真っ赤じゃねーか。林檎にも負けず劣らずの赤さだ。


「あの、さーら先輩!!」

「なんだよ?」

「俺からの誕生日プレゼント受け取ってもらえますか!?」

「は?まぁ、受けとるけど・・・。てか、俺に

プレゼント渡すために今日買い物行ったんだろ?」

「いや、まぁそうなんですけど・・・」


なにをウジウジしてんのかは知らんが、

俺へのプレゼント買いにいったのに

俺が受け取らないなんて言ったら高氏は

絶対泣き崩れるだろ・・・。


「さっさとよこせ。」

「は、はい‼じゃあ、あの・・・コレっどうぞ////」

「ん・・・、ん!?」


顔を真っ赤にしながら高氏が勢いよく

差し出してきたのは、ドラマとかでよく見る

小さめの箱だった。


俺の手のひらにちょうどおさまる位の

光沢のある黒い箱。

蓋には先程行ったアクセサリーショップの名前が

書いてあった。


「・・・おい、これ・・・。」

「あ、あの!!」

「・・・なに」

「お、俺と付き合って下さいっっ‼

どんなに辛いことがあっても絶対、

さーら先輩のこと幸せにしますっっっ!!!

大好きですっっ////」

「・・・。」

「あの・・・さーら先輩?」


なんなんだ、なんなんだよいったい!!

なんでこんなこっ恥ずかしいこと

堂々と言えるんだよ!?

おかしいだろ!普通に考えて無理だろ!


なんでそんな・・・、真剣に言えるんだよ。


「さーら先輩?大丈夫ですか?」

「・・・そ、」

「え?」

「ソォォォォォォイッッッ!!!!!!」

「いったぁぁぁ‼さーら先輩何するんですか!?」


ナニヲスルンデスカ?

馬鹿野郎、それはこっちの台詞だよ。

またもや家の前というプライバシーもなにもない

場所でやらかしやがって‼


「うるせえっ‼お前みたいな大馬鹿野郎はさっさと

帰れ‼次にこんなことしたらマジでぶっ飛ばすからな‼」

「えぇ‼さ、さーら先輩待ってくださいよぉ‼」

「誰が待つかバーカッッ‼」


くそっ、今日はダメだ‼

これ以上コイツといたらよけいなこと言いそうだ。


さっさと家に入って休もう!そうだ、そのほうがいい!

・・・あぁもう‼来週からどんな顔して会えばいいんだよっっ!!!




 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「さーら先輩・・・、顔真っ赤だった・・・。」


これは、もしかして・・・、


「お、俺の事好きになってくれた・・・!?」



「やったぁぁぁぁぁっっ!!!」


あぁ、なんて幸せな日なんだろうか!


「うぅ、来週会うの楽しみだなぁ/////」


来週は朝早くにここで、さーら先輩を待とう。

それでそれで、さーら先輩が出てきたら・・・、

もう一回好きですっていうぞ!!

何度だって言いますよ!覚悟してて下さい、さーら先輩!!!

小説を書く時間があまりに無くて

授業中にこっそり書いて投稿する

悪いやつな私・・・(笑)


次回は未定‼

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