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縁などいらん、今すぐ断ち切れ  作者: 浅葱雪兎
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本日、お出かけ日和

充視点の多喜と高氏の話!

充がここで多喜たちの背中を一押ししちゃいます!


イケメン後輩×ツンツン先輩第19話

休日の駅前、混雑予想済み。

本日の天気は晴天也。

絶好のお出かけ日和かな。


「ふ~、人多いなぁ・・・。

ま、休日だからしかたないよなぁ。」


ど~もみなさんおはようございます!!

土曜の朝から元気に一発、あなたに笑いと

笑顔を届けるみつる君ですよ!!


今日は多喜のペットこと高氏たかうじと仲良くショッピングだぜ。

楽しいことが起こる予感がビンビンしますぜ。

高氏がいるだけでそれなりに面白いが、

そこに俺が刺激を一つまみするだけであ~ら不思議!!


まぁまぁ面白かったことが、もんのすご~く面白くなります!

既に今日を面白くする調味料は準備万端。

さぁ、いつでもこいや!!


「・・・、予想の範囲内だけど高氏遅いなぁ~」


予想内、予想内。気にしな~い、気にしな~い。


「おや。」


俺の右側が少し騒がしい模様。

人混みの中にいる女の子たちがキャッキャッしております。

これはこれは・・・、おでましですかな?


「新庄先輩~~!!」

「おう、高氏こっち~・・・」


なんだあいつ。高氏の周りだけワントーン明るく見えるぞ。

イケメン眩しいわ~、目に毒だわ~。

てか、前回はあいつ白スーツだったから知らなかったけど

ファッションセンスいいな。


「遅れてすいません!待ちましたか!?」

「ん~ん、私も、今来たばっかりだから、気にしないでぇ❤」

「・・・、新庄先輩、熱でもあるんですか?」

「お前がカップルデートの王道台詞言うからだろぉ!

俺はそれにノッてあげただけです!!」

「おうどう・・・?」


素であのセリフ言ってたんか~い!!

天然怖いわ~・・・。

ツッコミ待ちしてたのに高氏には高度すぎたか・・・。


「これからどこ行くんですか?」

「まずは喫茶店!!」

「え?もう休憩するんですか?」

「休憩ってか・・・、足りないものを補充しに行くのさ」

「足りないもの・・・?」

「いいから黙ってついてこ~い」


今日の俺はテンションアゲアゲだぜ!

土日はあのクソに会わなくて済むし~

これから楽しいことが待ってるし~

エンジョイしますよぉ!ビバ、休日!!



_________________________________




お目当ての喫茶店を発見!


「あそこ~」

「へ~お洒落なお店ですね!」

「うん。俺のお気に入りなんだぁ。」


カランカランッ


濃い茶色の木でできた扉を開けると

上についてるお花をあしらった銅色の

ベルが心地良い音を奏でる。


女性店員の大きすぎない丁度いい「いらっしゃいませ」の

声に癒されつつ、全体的にシックな感じでまとまった店内を

見渡す。


「どこ座りますか?」

「ん~?ちょっと待ってて。すいません~、連れが

先に来てるはずなんですけど~?」

「あぁ!はい、お連れ様はあちらのお席に・・・。」

「あぁ、いた!どうも~」

「ごゆっくりどうぞ」

「先輩、連れって・・・?」


頭上にハテナをぽんぽん出してる高氏を連れて

窓際の奥の席へ向かう。


ふふふ、気づいてない気づいてない。

どうせ本でも読んでいるんだろうな~

うつむいた黒い頭が俺にはばっちり見えるぜ!!


「た~き!!お待たせ~」

「お待たせ~。じゃねーよ。いつまで待たせる気・・・だ?」

「さ、さーら先輩!?」

「え?なんで高氏がいんの?」

「さーら先輩こそ!!」


「充!?」「新庄先輩!?」

「どうどう、落ち着けって静かに~」

「なにが静かにだ!!おまえのせいだろ!」

「新庄先輩どーゆーことですか!?」


まったく・・・、人の話聞かないんだから~。


「ちゃんと理由は話すから。とりあえず、高氏は座れって。」

「は、はい・・・。」

「んで先に注文させて。すいませ~ん!」

「はい、ご注文お伺いします。」


「コーヒーひとつお願いします。高氏は?コーヒーでいいの?」

「へ!?俺は・・・えっと、その・・・」

「・・・。」

「どしたん?」

「ココアでいいだろ。」

「へ!?」

「なんだよ?俺が頼んだ奴飲めねーっていう気か、こら」


おや、おやおやおや!

これはもしかしてもしかすると!!


「いいえ!ココアで大丈夫です!!

さーら先輩ありがとうございます!!」

「いいからボリューム少し下げろ・・・。」

「は、はい///」


なんだかんだ言って、多喜は高氏に甘いなぁ・・・。

甘いというか、ほだされちゃったのかな?

ふふふ、いい傾向じゃないか!!


「じゃあ、コーヒーとココアでお願いします。」

「かしこまりました。少々お待ちくださいませ。」



「で?なんで高氏がいるんだ?

俺は今日お前と!出掛けるはずだったんだが?」

「俺だって今日は俺と新庄先輩と二人で

出掛けるって思ってたんすけど!?」


「二人で?高氏お前、充と二人で出かける予定だったのか?」

「は、はい。ちょっと、その・・・用事があって///」

「ふーん・・・、俺そんなの聞いてないんだけど・・・。」

「?さーら先輩?どうしたんですか?」

「別に・・・。」


おおおぉぉぉぉぉ!!

多喜が!あの多喜が拗ねてる!!

あぁ、面白い!!すごく笑いたいけど今笑ったら

確実に俺は多喜によって殺される・・・。


「まぁまぁ、落ち着きなさいな二人とも。

俺がちゃんと説明するから。」

「早くしろ」

「多喜~せっかちなのは良くないぞ~」

「うるせー」


まったく・・・、高氏が俺と二人で出かけるって

聞いて一気にご機嫌斜めだなぁ~

高氏が俺と出かけるのだって、もとは多喜のための

お出かけなのに・・・。


「まず、俺は昨日多喜に一緒に出掛けようといいました。

理由は多喜が何ほしいか結局考えるのがめんどくさかったので

、本人連れてけばいいんじゃね?と思ったからです。」

「知ってる。」

「その次!俺は昨日多喜がいないときに高氏に相談をされました。」


「相談?充に?」

「ちょっと、なんで意外!って顔すんの・・・。」

「だって充に相談とか・・・、ないわー」

「ひど!!充君だって相談に乗るくらいできますぅ!!」

「高氏、相談ってなんの?」

「え!?そ、それは、え~っと・・・////」


あ、今高氏が正直に話してくれないから

多喜の顔ムッとした!

なかなかいい雰囲気になってきてるなぁ~

これはカップル成立すんのも時間の問題かな?


あとで多喜のお母様に報告メール送ろ~っと。


「高氏君はね、多喜にどうしても喜んでもらいたくて、一晩中

プレゼントを考えたんだけど思い浮かばなくて・・・。

そんで俺のとこに助けを求めに来たんだよ~。

健気だねぇ、多喜のためにそこまでするなんて・・・。」

「あぁ!新庄先輩なんで言っちゃうんですかぁ!!?」


そりゃ~そろそろネタばらししないと多喜の嫉妬の目が

俺に来ちゃうからだよぉ。

当て馬になるのはごめんです!!


「そんなの俺に直に聞きに来ればよかったじゃねーか。」

「うぅ・・・、だってサプライズにしたかったんです・・・。」

「いや、俺にプレゼント楽しみに。って言った時点で

サプライズじゃねーよ。」

「ガーーーンッ!!」

「お前マジで馬鹿だな」

「ううぅぅぅっ・・・。」


なんだかんだいって多喜は少し嬉しそうだなぁ。

まぁ、こんだけ好き好きアピールされてればほだされもするか・・・。


「お待たせいたしました~」

「あ、ど~もぉ」


「おら、ココア」

「ありがとうございます!!」

「・・・そういえばさぁ、なんでさっき多喜は高氏が

コーヒー苦手だってわかったの?」

「お、俺!コーヒー苦手なんかじゃっ!」

「いやいや、バレバレだよ高氏?」

「う・・・。」


「だってコイツが食堂でコーヒー飲んでるの見たことないし。

たいてい、お茶かジュースだったじゃねぇか。」

「そうだったっけ?」

「だからさっきなんとなくダメなのかと思っただけだよ。」

「へ~・・・、多喜ぃ、高氏のことよく見てんだね~」

「は?」


あら~キョトンとしてる。これは無自覚だったか・・・。

まぁ、ここでひとつ自覚させましょう!!


「だって、食堂でコーヒー飲んでるの見たことないってことは

高氏の行動をよく見てたってことだろ?

しかもそれを覚えてて、とっさに嫌いなのかなって

思うなんて・・・、仲良しさんだなぁ~」


「は・・・はぁぁぁぁぁ!?

な、なに////ふざけんな!!そんなんじゃない!!」

「ニヤニヤw」

「そのニヤニヤ言うのやめろ!!」

「さーら先輩///そんなに俺のこと見ててくれたんですね///」

「お前は頬染めて変なこと言うなっ!!」


照れてる照れてる。

いや~最初の頃のツンツンぶりに比べて

だいぶデレが出てきたな・・・。


「さっさと飲んで買い物行くぞ!!

はやくしろっ!!」

「待ってくださいよ、さーら先輩!!」

「そんな慌てんなよ多喜~」


ま、とりあえず刺激は十分補充したし、

メインのお買い物と行きますか~。





次回!プレゼント探索へ!

多喜視点か充視点かは不明!

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