充君に、相談!
高氏の様子が・・・。
相変わらず冷たい多喜・・・。
充君のお悩み相談室・・・。
イケメン後輩×ツンツン先輩第18話
朝、学校に来るといつも通り
充の姿がそこにあった。
今のところ藤堂先生が悲惨な姿で・・・
なんて話は聞いてないから、ちゃんと殺意は
抑えたのだろう・・・。
「充おはよ」
「多喜ぃ、おはよぉ~‼あれ、今日は
高氏と来たんじゃないの?」
「今日は来なかったから知らん」
「待ってあげることをしないなんて
さすが多喜だね~」
とりあえずいつも通り、か?
機嫌は直ってるみたいだけど・・・。
「そういえば多喜、誕生日プレゼント
何がいい?」
「お前もか・・・」
「え?何が?」
「最近父さんがずっとプレゼントのこと
聞いてくんだよ。昨日も聞かれたし、
そのせいで高氏も張り切りだすし。」
父さんはまぁ毎年のことだからいいとして、
高氏が一体何を買ってくる気なのか想像がつかん。
「あぁ、高氏もやっと知ったんだな。
多喜の誕生日~」
「すげーうるさかった。」
「多喜から教えてやればよかったのに」
「なんでわざわざアイツに教えなきゃ
いけねーんだよ?」
「高氏・・・憐れだな・・・」
「?」
だいたい教えるもなにも聞かれなかったしな。
この歳になって聞かれてもいないのに
誕生日言いふらすとか恥ずかしいだけたろ?
「欲しいもの特に無いなら、俺の冴え渡る
美的センスを発揮して適当に買うけどいいの?」
「お前に美的センスがあるかは知らんが
なんでもいいよ。」
「了解~‼」
充との話が終わったとともにチャイムが鳴った。
そろそろ藤堂先生来るかな、と考える暇もなく
タイミング良く先生が現れた。
「う~す、出席取るぞ~」
相も変わらずダルそうな話し方だ。
ふと、充が気になり隣をチラリと見る。
・・・見なかったことにしよう、うん。
「出席終わり~特に話すことないから
俺行くわ。授業頑張れよ」
先生が出ていってすぐにまた教室がザワつく。
そんなざわめきなんてどうでもよくなるくらいに
充から暗黒オーラが出ている・・・。
せっかく機嫌直ってたのに・・・
藤堂先生は一体充に何をしたんだ?
_________________________
「あぁ、今日も無事授業終了~」
「ふぅ」
今日は藤堂先生の授業がなかったのが幸いで
充の暗黒オーラは既に消え去っていた。
「?今日、高氏来ないな。昼飯の時もいつもより
来るの遅かったし・・・なんかあったのかね?」
「興味ない」
「フゥ~‼多喜さんってば辛辣ですことぉ」
「てか、俺今日委員会あるから図書室行って
来る。」
「え?まじで!長い?」
「いや、学校側が新刊購入したらしいから
それの整理だけ。30分くらいで終わる。」
「じゃあ、俺待ってるわ~」
「ん、行ってくる」
「いってらっしゃいませませ~」
とりあえず図書室で新刊のジャンル分けして
棚にしまうだけだからな、
そんなに待たせないだろ・・・。
地味にメンドクサイけど普段真面目にやってれば
なんかあったとき融通が利くからなー
さっさと終わらせて帰るか。
________________________
_______________
「・・・新庄先輩・・・。」
「!?え、なんだ高氏か・・・。
どしたんお前ソンナトコで?」
びびった・・・
どこぞのクソ教師かと思った・・・。
高氏が珍しくしょんぼりしながら
教室の扉のところに張り付いて
こちらを覗きこんでいる。
少し不気味だ・・・。
「新庄先輩、さーら先輩は?」
「多喜なら委員会行ったよ。すぐ終わるから
高氏と一緒に帰りたいなぁ///、って
言ってたぞぉ~」
「えっ‼本当ですか‼」
「ほんとほんとー」
「ひゃあ~////」
からかいやすいなぁ。
純粋って高氏のことをいうんだな、うん。
「で?高氏君はどうしたのかなぁ、
朝も遅れたらしいし、今もそんなしょんぼりして~」
「その・・・、新庄先輩に相談がありまして・・・」
「相談?ほう、高氏君は何かに悩んでるんだね。
よかろう、この新庄大先輩が聞いてあげよう。」
まぁ、高氏の悩みなんて聞かなくてもわかるけど。
「実は・・・さーら先輩の「誕生日プレゼントのこと」へっ!?」
「はい、大当たり~。だと思った~」
「ええぇぇ‼新庄先輩なんでわかったんですか!?」
「いやいや、君ほど分かりやすいヤツなんて
そうそういないだろぉ(笑)」
今更自分がわかりやすい人間だったと気づいた
高氏は残念そうに落ち込んでいる。
しかし・・・、今まで気づかなかったことが驚きだな。
高氏の周りには優しい奴ばかりだったのかな?
いや、面白がって言わなかったって事もあるか・・・。
「んで?高氏君は多喜を喜ばせてみせる!と
見栄を張ったものの、多喜に何をあげればいいのか
悩みに悩んで困っている。と・・・。」
「な、なんでそこまでわかるんですか!!
新庄先輩はエスパーですか!?」
「ふふふ、今更気づいたのかい?」
「!!」
「という冗談は置いといて。」
「冗談っ!?!?」
「高氏・・・、俺いつかお前が悪質商法に
引っかからないかとても心配だよ・・・。」
まぁ、このままこいつらがうまくいって
多喜とくっつけば、多喜がしっかりしてるから
安心安全だな。
「まぁ、そんな悩んでる高氏君に朗報がある。」
「え!なんですか!?」
「俺は明日の土曜日に多喜へのプレゼントを買いに
お買い物へ行きます。」
「・・・?」
「鈍いなぁ~。一緒に行って二人で考えようって
意味なんだけどなぁ~。高氏は俺と買い物行くの
嫌なのか・・・、先輩寂しいなぁ~・・・。」
と、言いつつ高氏の前でしくしくと泣きまねを
ひとつ。
「!!い、一緒に行っていいんですか!?」
「別にかまいませんことよ~」
「ぜひ!!お願いします!!」
「んじゃ、決定~!題して!『多喜の喜ぶものを買って
高氏への好感度大幅アップ大作戦~!!』」
「おぉーー!!」
こうして俺こと充くんは、その優秀な頭の回転を
使い面白いこと求めて、高氏とショッピングに
行くことになりましたとさ、ちゃんちゃん。
あ~明日楽しみだなぁ~
次回は多喜&高氏の話ではありますが
充の視点で進めていきます!




