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縁などいらん、今すぐ断ち切れ  作者: 浅葱雪兎
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未知な、充君2

充のからかいがパワーアップ。

さらに充君の機嫌が急降下。

どうなる充!!


イケメン後輩×ツンツン先輩第16話

お昼休み故のザワザワと騒がしい食堂で

飯を食ってる最中の俺と高氏たかうじみつる


充がいつもと違うと気づいた高氏はわかりやすく

ソワソワしながら充をチラ見している。


「高氏?さっきからどしたん?俺のこと

そんなに見つめて・・・は!

まさかお前、あれだけ多喜たき多喜たき言ってるくせに

浮気か!?」

「ええぇ!?違いますよ!!俺はさーら先輩一筋です!!」

「高氏うるさい」

「かわいそうに・・・、俺にはおちょくられ

本命の多喜には冷たく足蹴にされ・・・。

お前って不憫の申し子なの?」


おちょくっていると分かっていて、相手が不憫だと思っていて

悪戯を実行する充は相当な最低野郎だな・・・。


「俺、不憫の申し子なんかじゃないですよ!」

「だよなぁ~、高氏は多喜に冷たくされて嬉しいんだもんな。」

「まぁ・・・嫌いではないっす///」

「そこで照れるなよキモイ。」

「さーら先輩がいつにも増して冷たい・・・」


俺が冷たい?こいつは馬鹿か?

俺は普段通りだ。充のほうが今は冷たいだろ。

まるでさっきの機嫌の悪さを吹き飛ばすがごとく

高氏にちょっかいをかけているではないか。


「とろで、高氏は体育祭何やるか決めたのか?」

「体育祭っすか?何があるかまだ分かんないんで

これといって決めてないっす。」

「そうか~・・・」

「なんかあるんすか?」


充が俺のほうをチラリと見ながらにやけている。

あれは悪だくみを考えている顔だ。

今度は何をする気なんだか・・・。


「いや、ここだけの話なんだけどな。

うちの学校には、体育祭でリレーに出て一位になったやつは

好きな相手と結ばれるってジンクスがあるんだよ・・・。」

「え、えぇ!?それ!それ本当ですか!!」

「あぁ、俺も最初は信じていなかったんだが去年リレーで

一位を取った先輩も片思いが成就したらしいんだ・・・。」

「わぁ~///」


わー、じゃねーよ。そんなジンクス俺聞いたことないんだけど?

てかその先輩って誰だし。こいつが先輩と話してるとこ見たことないぞ。


「おい、高氏そのはn「さらにっ!!そのジンクス通り

好きな奴と結ばれた場合!その赤い糸は永遠に切れないとも

言われているっ!!」」

「永遠にッ///」

「高氏も多喜と付き合いたいなら・・・

懸けてみてもいいんじゃないか・・・?」

「そ、そうですね!」


俺の言葉にかぶせてきた充が

何も言うなオーラを出している・・・。

すげー楽しそうな顔をしているぞコイツ。


「しかも、お前の大好きな多喜君はスポーツが

できるかっこいい男が好きだ!ここでひとつ、

運動神経のいい姿を見せて好感度を上げるべきだぜ☆」

「お、俺!がんばりますっっ!!」


俺別にスポーツとかどうでもいいんだけど。

なに勝手に俺の好み決めてんのこいつ?

つか、高氏もいい加減学べよ。

どうしてそんなあっさり騙されてんだよ。


見ろよ充の顔。

面白くて仕方ねぇって顔してるぞ。


「さーら先輩!!俺の勇姿見ていてくださいね!!」

「あ?いや、俺は別に・・・」

「多喜も楽しみだってよ!!よかったなぁ高氏!!」

「はい!!」


なんかスゲームカつく。

なんなの?コントなのコレ?


「俺、もう教室行くわ」

「んじゃ、俺も行こうっと~」

「今日は一緒に帰ってもいいっすか!?」

「いいよな多喜?」

「・・・まぁ」

「いいってよ」

「じゃあ、放課後さーら先輩のクラスに行きますね!!

それじゃあっ!!」


いつも、いちいち迎えに来なくてもいいんだけどな。

なぜか絶対に迎えに行くと言ってきかない。


「ところで充。お前、高氏で遊びすぎだぞ。」

「ごめんごめん、だって毎回素直に騙されてくれるから

面白くてつい・・・。」

「つい、で俺を巻き込むな。」

「まぁ、これで本当に高氏が一位とったらその時は

多喜がキッスでもあげrっ━━━」

「二度とつい、で口を開けられないように

お前の口を縫ってやろうか?」

「いだいいだいいだいっっ!!多喜ごめんっ!!」


まったく・・・。

なにが面白いから、だ。

今回はただ単に自分の機嫌直しに高氏を使っただけだろ・・・。

そのせいでお前、今あんまり楽しそうな顔してないじゃんか。

今更になって腹いせに高氏をからかった自分に嫌悪してる・・・。

本当、こいつもめんどくさい性格してるよな。


「おい、充」

「んー?なに?」

「あんまりゴチャゴチャ考えんなよ。」

「・・・。なにが?」

「お前に思い当たる節がないならいい。」

「ははっ、なに心配してくれてんの?

多喜は優しいねぇ~。」


「お前が普段と違うとこっちの気が狂うんだよ。」

「了解~、まぁ、たいしたことじゃないからね・・・。

なんとかなるよ。」

「ふーん・・・」


なんとかなる。じゃなくてお前の場合は

なんとかしちゃう。が正しいだろアホ。


今のところ、こいつが何かで悩んでたとしても

誰かに相談してるとこを見たことがない。

勝手にうだうだ悩んで、勝手に解決してるからな・・・。


「次の授業は移動だったよな?急ぐぞ。」

「あいよ~」



_____________________


放課後、藤堂とうどう先生が言ってた通り

体育祭の種目決めが始まった。


「よ~しお前ら全員いるな?まぁ、いない奴は俺の独断で

勝手に決めるからいいか・・・。」


藤堂先生の独断は嫌な予感しかしない。

先ほどダルイとか何とか言いながら教室を出て行った

不良君たちに合掌・・・。


学校行事は出ないと一気に総合の単位が減るから

当日サボることもままならない。


どうせあの先生のことだ、いかつい顔した不良たちを

有無も言わさずメン食い競争とかコスプレ競争に出すに違いない。


今日学校来ててよかったと心から思う。


「とりあえず今回も例年とあまり変わりないな。

短距離走、ハードル、リレー、綱引き、玉入れ、騎馬戦。

後はこれもおなじみのギャグ種目のメン食いとコスプレだ。

とりあえず5分やるからさっさと決めろ」


「充はもう決めてんのか?」

「え~?俺はギャグ種目じゃなきゃなんでも・・・」


ちなみにギャグ種目のメン食い競争とは、

スタートとゴールの間にアツアツのうどんが

置いてあるのでソレをいかに早く食べつつゴールできるかを

競う見てるだけで舌がヒリヒリしてくる

ドSな競技だ。


コスプレ競争はまぁ・・・そのままだな。

その年の係によってコスプレの内容が変わるけど・・・。


「ギャグは論外だろ・・・。

俺は今年も玉入れでいいや。」

「俺は短距離かなぁ~、走るのは別に嫌いじゃないし」


「はい終了~。出たいやつに手ぇ上げろよ」


始まった・・・。玉入れがいいとは言ったが

人数によって入れない可能性がある・・・。

ただ幸いなことに今回のクラスは運動部系が多いから

大人しめの玉入れは入れるはず!!


「玉入れは~・・・4人、おぉちょうどいいな。

制限人数ぴったりだ。じゃあ、お前ら玉入れな。」


よしっ!ギリギリセーフ!!

これで俺の安寧は保たれた。


「よし次~短距離は・・・?

人数多いな、おい、そこ二人多いからじゃんけんで決めろ。」

「充、じゃんけんだってよ」

「マジか、ん~めんどくさい・・・」


充がいやいや短距離グループのほうに行ってじゃんけんをしている。

・・・あ、負けた。

珍しい、運試し系はアイツ強いのに。


「負けたの誰だ?・・・田中と、新庄しんじょうか・・・」


今、藤堂先生がにやりと笑ったのを俺は

見逃さなかった・・・。

なんか背筋がゾッとする笑みだったぞ・・・。


「ん~そうだなぁ、まだ空いてるのはコスプレだな。

じゃあ新庄コスプレな。」

「はぁぁぁぁ!!??ちょっとアンタ何考えてんの?

リレーも空いてんじゃん!」

「いやいや、リレーは田中が出るんだよ。なぁ田中?

お前、リレー大好きだよな?」

「え!?」


おいぃ!いきなりあいつ田中に話振ったぞ!

田中顔引き攣ってるんだけど!?


「田中早く答えろ。お前はリレーでるよな。

ちなみに返事ははい、かイエス、か喜んで。

のどれかで答えろ。」

「ふざけんな!!全部一緒じゃねーか!!

田中お前断れ!!」

「いや、ごめん新庄。俺もコスプレはちょっと・・・。」

「は~い、決まり~。田中はリレーで新庄はコスプレな。」

「てめぇ・・・!!!」


藤堂先生がめちゃくちゃニヤニヤしてる・・・。

てか、強引にもほどがあるだろ。

充がスゲー顔で戻ってきた・・・。


「充・・・、ドンマイ・・・」

「・・・・アイツ・・殺す・・・・・」

「!?」


今充が殺すって言った!こいつがこんなこと言うの

初めて聞いたんだけど!!?

顔こわっ!!


「充、落ち着け!!」

「なにが?落ち着いてるけど?」


どこがだよっ!!

笑ってるけど怖い。

いや、笑ってるからこそ怖いのか・・・。


「じゃ、種目決め終わり。解散っ!じゃあな。」


充の機嫌を損ねた本人はそそくさと教室から出ていく。


ガタンッ


「!!・・・充?どうした?」

「・・・、俺今日用事あったの思い出した。一緒に帰れないや。」

「あ、そう・・・。わかった。」

「じゃあな。」

「おう・・・。」


え?あれアイツマジで殺しに行くとかじゃないよな・・・?

友達が担任を殺害とかシャレになんないけど・・・。


「さーら先輩!!帰りましょう!!」

「高氏・・・。」

「あれ?新庄先輩は?」

「あぁ・・・、用事があるから帰れないってよ」

「そうなんですかぁ。」


「・・・、まぁ平気だよな。」

「なにがっすか?」

「なんでもねぇ。ほら、帰るぞ。」

「はい!!」


充・・・、早まるなよ。

俺は証言者とAしてテレビ出演はしたくない。




次回!藤堂先生は無事生き残れるのか!?


登場人物が増えたので人物紹介更新しました。

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