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縁などいらん、今すぐ断ち切れ  作者: 浅葱雪兎
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まさかの事態、父さんごめん

知らぬ間のカミングアウト!

だからあの時の父さんは!


イケメン後輩×ツンツン先輩第13話

「そういえばりく君はどこで多喜たき

知り合ったの?部活?委員会?それとも運命の出会い?」


母さん、会ったばかりで高氏を名前呼びって・・・

どんだけフレンドリーなんだよ。


「はい!運命の出会いっす!!!」

「ブーーーーーっ!!!!」

「おい、多喜、茶吹くなよ汚いぞ。」

「待てやお前らーーーーっ!!!」

「さーら先輩?どうしたんですか!?」


「どうしたんですか?じゃねーーんだよっ!!

高氏貴様地獄へ行く覚悟はできてんだろうな!?」

「ひぃ!さーら先輩の顔が怖いっす・・・!!」

「多喜~顔が般若みたいになってんぞ~」

みつるは黙ってろ」

「はい」


何?なんなの?そんなに俺をストレスで死なせたいの?

こんな宇宙人の友人も、馬鹿すぎる後輩も

テンション高い母親も嫌だよ!!

俺のライフはもう0だよ・・・。


「多喜、口が悪いわよ~!

何そんなにムキになってんのよ?」

「別に・・・ムキになってるわけじゃ・・・」

「慌てなくても、多喜と陸君がラブラブなことくらい

お母さん知ってるわよ~」

「いや、だから・・・あ?」

「付き合ってるのよね陸君?」


「え!?あ、はい!!さーら先輩とは

かれこれ3年ほどおちゅきあいしゃせていt#d%・・!?」

「「ああぁぁぁぁぁぁぁ!!??」」


「ぶーーっふふふっひひひひひっ!!!はぁはぁ、

何?お前らもう出会って3年たってたの?

俺初耳だわ!!」

「あらあら二人して固まっちゃって~

仲良しさんね~」


あ、今日の晩飯カレーかな?

さっきガス代のところにカレールーあったからな。

でもカレーって確か先週食べた気がするんだよな・・・。

気のせいかな?最近勘違いとか物忘れ激しいんだよな。

そういえばさっき母さんがなんか言ってた気がするけど

残念だけど内容もう覚えてないや。

ほんと、残念だけど。



「多喜、現実逃避終わった?」

「・・・。」

「お~い?多喜ちゃ~ん?」

「・・か・・。」

「え?」

「ぉまえかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

「いたいいたいいたいいたい!!!」

「貴様が犯人なのはわかりきってんだよこらぁぁぁ!!」


認めたくない、認めたくないが俺の母親に

こんなこと吹き込むのは馬鹿こいつしかいない!!

首がミシミシいってるが俺には何も聞こえない。

なぁんにも聞こえないっ♪


「はぁっ!!さーら先輩のその笑顔すごい

かわいいっす!!こっち向いてください!!

写真撮るんでっ!!」

「え、ぇ・・?ぉれには、閻魔だいお、うが

みぇる・・・ん、だけど・・?」

「多喜!!充君の顔が真っ青だわ!!」

「さーら先輩が警察に捕まっちゃうなんて

俺嫌ですっ!!」


・・・、しかたねぇな。

俺だって馬鹿みつるを殺してムショに

入るのは嫌だからな・・・。


「ゲホッゲホッ・・・ぐふぅ・・・死ぬかと思った・・・」

「ありがたくおもえ」

「うぅ、怖い・・・。」


「で?母さん何で知ってるのか今ここで

正確にハッキリと教えてくれるよね?」

「え~と・・・、ほら、お母さん充君とメル友だから・・・」

「そこからすでに初耳なんですけどぉぉぉ!!!」

「あら?言ってなかったかしら・・・?」

「聞いてねーよ!!」


なんなんだよっ!どうして俺の親が俺の

知らないところで俺の友達とメル友になってんだよ!?


「それでね、入学式の日からちょくちょく

報告メール貰ってたの~」

「おかしいだろ!?報告メールって何!?

俺は観察対象かなんかか!?」

「そんな!俺、俺恥ずかしいっす!!

その報告メールって俺の失敗談とかも

送っちゃったんですか!?」


「うん。面白いのは全部送った!」

「ひゃ~///恥ずかしい!!」

「お前ら少し黙ってろよ・・・。」


これは・・・あれか?もしかして俺のほうが

おかしいのか?こんなに気にするのは

時代遅れ?なのか?

今どきは男同士でもすぐにカミングアウトして

オメデトーで済むことなのか!?


「多喜、そんな怖い顔しないの!

いいじゃない、母さんに反対されるより

スムーズにいくほうがうれしいでしょ?」

「ストップ。」

「え?」

「一つ訂正。俺と高氏は付き合ってない。」

「え?えぇぇ!そうなの陸君!!」


なんでそこでそっちに聞くんだよ。

息子である俺に聞けよ。


「残念ながら・・・、まだOK貰えてないんです」

「まぁ!!そうなの!?私もうお父さんにも

言っちゃったわよ!?」

「おぉぉぉぉーーーいっ!!!

なんで!!なんで父さんにもカミングアウト

してんだよ!!?」


父さん!!この前俺のことチラチラ見てたの

これのせい!?これのせいなの!?


父さんごめんなさいっ・・・。

晩御飯の時もチラチラ見てきてたのも、

部屋に戻った後も何か言いたげに俺の部屋

覗きに来てたのも、全部これが原因だったのか!!

ちょっとあの時の父さんを気持ち悪いとか思ってて

本当にごめんなさい!!


「なんで本人に確認せずに言っちゃうんだよ・・・」

「だって嬉しくて~」

「嬉しくて~、の前に色々考えることあるだろ!」

「考えること?・・・、あ!陸君の親御さんに

挨拶かしら!!」

「NO----!!」


ぶっ飛びすぎてるだろ!


「そこじゃないって!!俺と高氏は!

・・・、そのっ、お、男同士なんだぞ!!

もっとそっち気にするだろ!!

ホモだよ!?ホモッ!!」

「さーら先輩・・・。」

「だぁぁ!そんな泣きそうな顔すんなよっ!

だって本当のことだろ!?俺がお前の告白断ってるの

だって男同士だからっ!!」


あれ?俺さっきから何言ってるんだ・・・!?

駄目だ自分が何を言ってるのかわからない!!

頭ぐるぐるする・・・


「つまり男同士が問題じゃなければ多喜は

高氏とお付き合いOKってこと?」

「はぁ!?ち、違うっ!!」

「男同士で何が問題なのよ?」

「へ?」


何言ってるのこの人・・・?

自分の母親なのについていけない・・・。

何が問題なのって、いろいろあるだろ・・・、

世間体とか、他にも・・・いろいろ・・・。


「多喜、言い訳しちゃダメよ。」

「言い訳って・・・だって!!」

「だっても何もないわ。確かに普通に考えたら

周りの人たちとは違うことかもしれない。

でも、男同士がダメって一体誰が決めたのよ?」


さっきまでカラカラ笑っていた母さんが

真剣に俺を見ながら話してくる。

真面目な母さんの顔なんていつぶりだろう・・・。

ふざけた母親だけど、でも・・・。

俺が困ってたり泣いたりするといつも

真剣に話を聞いて答えを導いてくれたのは、


確かにこの人に違いないんだ。


「普通と違うって言っても、普通って何かしら?

異性と付き合うことは普通で、同性は普通じゃない

ってのも誰がそう決めたのかしら?普通は普通はって

言うけど、(普通)っていう言葉に確かな線引きなんて

ありはしないわ。」

「・・・。」

「ねぇ、多喜。普通って言葉に捕らわれてしまうのは

とてもつまらないことよ。多喜が正しいと思うことが

あって、それを貫き通すなら、それがきっと普通になるわ。」

「普通になる・・・?」


そんなことありえるのだろうか。

周りと少し違うだけで奇異の目を向けられる

今の世の中で、普通を自分で作り出すなんてことは

とても困難なことなんじゃないのか・・・?


「大丈夫よ。多喜が正しいことかわからなくなって

揺らぎそうになった時は私が多喜の頭にゲンコツして

喝を入れなおしてあげるわよ!」

「母さん、拳骨は痛いよ・・・。」

「痛いほうが、( ゜д゜)ハッ!ってなるでしょ!!」


母さん・・・、顔文字うざいよ・・・。

でも、なんでかこの人が言うと安心するんだよな。

本当にそうなりそうっていうか・・・。


「さーら先輩のお母さん、すごい人ですね!!」

「あぁ・・・。」

「多喜のお母様は素晴らしい人なんだよ!!」

「やだ!そんなに褒められたらおばさん天狗に

なっちゃうわよ!!」


・・・。

・・・・・・・・。?

ちょっと待てよ・・・・。


「おい、いい話風に終わらせようとしてるけどさ、

俺は別に高氏と付き合う気はねーし、

母さんが勝手に父さんにばらしたことも許してないんだけど・・・?」

「・・・あら?」


・・・。

この人はほんっっとうに・・・、


「あら?じゃないだろっっ!!!!」

「あ~ん、ごめんなさい多喜!怒んないで~」

「これが怒らないでいられるか!?」


俺は絶対!絶対騙されないからな!!

俺は高氏とはぜーーーーったい!

付き合わないっっ!!



次回!特に決めてません!!(笑)

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