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縁などいらん、今すぐ断ち切れ  作者: 浅葱雪兎
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柚木崎、クール・・・?2

柚木崎と高氏兄の出会いが今語られる!!

柚木崎の性格はクールではなく!?

高氏兄の不憫さと変態さが明らかに!!


イケメン後輩×ツンツン先輩第10話

「いたいた・・・」

「おい、ほんとに行くのか?」

「あったりまえだろ!」

「お前は本当に・・・」


詮索好きの馬鹿野郎め・・・


「ほら多喜たき、突入~!」

「あ、おい!」


ガララッ


柚木崎ゆきざきせんせー失礼しますっ!」

「し、失礼します・・・」

「おや、茶新さあら君に新庄しんじょう君。

なにか御用ですか?」

「ちょっとせんせーに聞きたいことがありまして~」

「聞きたいことですか・・・?なんでしょう?」


おいおいおい!そんなすぐ質問に入るのかよ・・・。


「あのですね~さっき柚木崎せんせーが借りた本についてなんですけど」

「?・・・あぁ、これですか?」


そう言って柚木崎さんはカバンから先ほど

図書室から借りていった『薔薇酩酊ばらめいてい』を

取り出しこちらに見せてきた。


「そうですこれ!友人に勧められたって聞いたんですけど

その御友人って、高氏たかうじ君のお兄さんのことですか?」

「おい、みつる!」

「だって気になるじゃんか」

「そうだけど・・・」


だからといってグイグイ聞きすぎだろ・・・。

人にはプライバシーってもんがあるんだぞ。

率直すぎるだろ!!


「おや、さくのことを知っているんですか?」

「朔?」

「えぇ、高氏陸たかうじりく君のお兄さんの名前ですよ。」

「へ~高氏のお兄さん朔っていうんだ~」

「ところで何故いきなり朔のことを?」


そりゃ当然の質問だよな・・・。

いきなり保健室に押しかけて友人のこと聞かれれば

誰だってハテナ出すよ。


「いえいえ!たいそうな理由ではないんですけど

昨日高氏君と遊んでた時に高氏君のお兄さんと

柚木崎せんせーが先輩後輩の関係だったって聞いて

気になったもんですから、つい聞きたくなって・・・」


よくもまぁスラスラと口が回るもんだ。

こいつの話術だけは尊敬すべき点かもな・・・。


「そうだったんですか。でも聞きたいといわれましても

別に朔とはこれといって面白い話はないですよ。」

「いや!柚木崎せんせーには面白くなくても

俺達にはとっても興味深いお話なんですよ!!」

「はぁ・・・、そうですか?」

「ぜひ!お二人の出会いから今までの経緯を

お聞かせください!!」


こいつ・・・。新たな情報が手に入るから

目がキラッキラッしてやがる・・・。

おそしろしい男だな・・・。


「多喜も気になるよな!?」

「え!?あぁ、まぁ・・・気にならないといえば

嘘になりますけど・・・。」

「茶新君もですか?そうですね、お二人にはいつも

図書室でお世話になったり、面白いお話しを

聞かせてもらってますからね・・・。

特別ですよ?」


そういって柚木崎さんはクスリと笑った。

普段口調は丁寧なわりに表情筋がピクリとも

動かないだけに、その笑顔はプレミアものだ。

なかなか心臓に悪い微笑みでもある。


「やったー!ではまずはお二人の出会いからぜひ!!」

「出会いですか・・・?私が高校3年の時に初めて朔と

会いましたね。朔はその時1年生でした。」

「ほうほう!なんか学年が違うだけで多喜と似てるな」

「うるさい」


出会いは似てても衝撃が違うだろ。

公衆の面前で運命の人呼ばわりされた

んだぞ俺は!!


「学年が違うってことは出会いの場は部活ですか!」

「いえ、部活ではないです。あの時は私は文芸部で

朔はバスケ部でしたから。」

「おぉう・・・、あのイケメン顔でバスケ部・・・。

すごかっただろうなぁ、特に女子の悲鳴が・・・。」

「部活ではないなら、委員会とかですか?」

「いいえ、委員会でもないです。私は保健委員

朔は体育祭実行委員です。」


部活も委員会も違うとなると後は・・・。

なんかの行事とか?

体育祭、文化祭、あとは・・・なんかあるか?


「出会いの場というかは不明ですが、朔と

初めて会ったのはお昼休みの中庭です。」

「中庭ですか!てことは・・・。たまたま居合わせて

一緒にお昼ご飯を食べて仲良くなったとかですか!!」

「居合わせたというよりは、朔が私のことを

追いかけてきたんです。」


追いかけてきた!?熱烈~!!

なんて叫んでる馬鹿は放っておこう。


「それで追いかけてきた高氏のお兄さんと仲良く

なったんですか?でもなんで追いかけてきたんですかね?」

「さぁ・・・?ただその後に私を呼び止めて

面白いことを言ってきたんですよ。」

「「面白い・・・こと?」」


あれれ、なんだろう・・・。

とても嫌な予感がするぞ。

いやでもいくらなんでもなぁ・・・

兄弟だからってそこまで似てないよな、ははは・・・。


「高氏君のお兄さんはなんて言ったんですか・・・?」

「えっと・・・。『あなたを一目見た時から運命を感じました!

ぜひ俺と付き合ってくださいっ!!』だったかな?」


あああぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!

兄弟だよ!本当に似すぎな兄弟だよっ!!

昼休みの!中庭!人いっぱい!

せめて告白の場所選べよ!!

場所選択も兄弟二人して似たような場所にしやがって!

仲良し兄弟かコノヤローーーー


「わぁお。誰かさんとそっくりw」

「面白いですよね、普通女の子に言うことを

私に間違えて言うなんて。」

「「え?」」

「お相手間違えてますよ。って言ったんですけどね

『あなたであってます!』っていうんですよ。

とてもユニークというかなんというか、今までに

ない愉快な人だなというのが朔に対しての第一印象でした。」


柚木崎さんはとても面白そうにクスクス笑って

いらっしゃる・・・。

まてまてまて!ユニーク?何が?え、お兄さんが?

てか、お兄さんの告白ナチュラルにスルーされてるよ!?


「あ~・・・。柚木崎せんせーそれって

高氏のお兄さんは真面目に柚木崎せんせーに対して

告白したのでは・・・?」

「え?何言ってるんですか新庄君。私は男ですよ?」

「あ~・・・ん~えっと・・・そうですね。

はい男ですよね~はははっ」


充が乾いた笑いを浮かべている。

こんなに困っている充を見たのは久しぶりだな。


(ちょっとちょっと!柚木崎せんせー重症だよ!

この人クールな人じゃなかったの!?ただの天然じゃん!!)

(俺に言うなよ!!俺だって柚木崎さんがこんな天然なのは

初耳だよ!!)

(これは・・・、お兄さんが長期戦な意味が分かった気がする。)

(確かに・・・。)


「二人ともどうかしましたか?」

「「いいえ!!なんにも!!」」

「?」


あぁ、柚木崎さんが頭上に???を浮かべている・・・。

まさか、こんなに天然な人だったとは・・・。

誰だよ、養護教諭の柚木崎先生はクールって言ったのは・・・。


「あの、最近は高氏のお兄さんとは会ってるんですか?」

「えぇ、つい先日も会いましたよ。

買い物行こうと家を出たら玄関前にいましてね

そのまま一緒にお買い物に行きました。よくあるんですよね

朔がたまたま私の家の前にいることが。タイミングが

いいんですかね?」


おおぉぉぉぉぉい!!それたまたまじゃねーよっ!

絶対違うって!!ストーカー!?あいつの兄貴って

あんなイケメン顔でストーカーやってるの!?

心の底から気持ち悪いよぉぉぉぉ!!


「へ~たまたまっすか~はははっ。タイミング

ぴったりとか仲良しさんですねぇ・・・」

「そうですかね?そこまで仲良しというわけでは

ないと思いますが・・・。あぁ、でも確かに

一番よく一緒に出掛けるのは朔かもしれません。」


そりゃあな!玄関前待機されてたら一緒に出掛ける

回数も増えるだろうよ!!気づかない柚木崎さんが

違う意味で恐ろしいよ!!


この兄にしてあの弟ありってか・・・。

笑えねーよ。

「多喜もこのくらい心が広ければよかったのにな」

「心が広い広くないの問題じゃない!!」

「?」


高氏兄の名前やっと出せました~

高氏たかうじ さくさんです!

まさかの柚木崎さん天然暴露!

だんだんキャラが増えてきて大変です・・・。

次回はやっと高氏くん登場ですww

メインなのに全然でない哀れさww

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