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幼馴染のち恋模様  作者: 琴乃葉つむぎ
焦がれた温もり

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空港に着き、15時の便に乗る梗介と16時の便に乗る葵、ここで一旦離れ離れだ。


梗介の搭乗手続き締切時間が迫っている。だが、肝心の梗介は一向に手を離そうとしない。


「梗介、乗り遅れちゃうよ?」

「分かってる。でも、足が言うこと聞かないんだ・・・」


そう言って一歩踏み出して葵を抱きしめた。

歩いてるじゃない、と心の中でツッコミを入れる。


「なんか、こんなんばっかだよな俺たち。俺が全面的に悪いけど・・・」

「仕事してる時の梗介格好良いよ?」

「・・・・・・・・・もう無理。やっぱ連れてく」

「ふふっ、ダメ」


梗介は黙り込んで葵を抱きしめる力を強めた。

なんだか、そんな梗介を見ているとこちらは吹っ切れるというもので・・・力強く言い放つ。


「梗介!行ってらっしゃい!」


最後にキスを添えて。


梗介は諦めたように笑うと葵の顔中に口付けを落としていく。


「葵、すぐ帰るから」


そう言って唇を奪うと「行ってきます」と残して颯爽とゲートを潜って行った。

小さくなっていく梗介の背中に縋りつきたくなる気持ちを必死に押し込め、自分の搭乗ゲートまで足を進めた。


この旅行ではたくさんのことがあって、まだ整理しきれていないが、自信を持ってまた前を向けるようになったことが嬉しかった。

明後日からまた、仕事が頑張れそうだ!



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