表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/12

6

例の場所にばあちゃんと来た。

ばあちゃんが目を閉じる。

そのままだ。動かない。

俺は待った。そのまま。

随分と時が流れ、空気が少し冷たくなったと感じはじめたころ、ばあちゃんが目を開けた。

「その森」

指さす方向に森がある。

「いくぞ」

ばあちゃんが森に入っていく。俺は続いた。


森をさまよった。

ばあちゃんは歩いたかと思うと、止まる。

そしてまた歩く。

止まっている時間のほうが明らかに長い。

「うーん、たまにしか気を感じられんなあ」

「近くにいるの」

「ちょっと離れているな。それも気をださないまま、移動を続けておる。思い出したように気を発するが、その時間は短い」

「……」

数時間森にいたが、人形少女は見つけられなかった。


つぎの日も、森に入った。

昨日とほぼ同じ展開のまま、あたりが暗くなり、家に帰った。


そしてまた事故。

今度は黒い軽自動車だ。

――おいおい、またかよ。

担当の警察官が頭を抱える。

三件ともに、判で押したような同じ状況だ。

おまけに全部、黒い車なのだ。

――もしかしてこれは、単なる自損事故ではないのではないのか。

そう思ったが、単なる自損事故でないなら、なんなのだ。

彼にはそれがわからなかった。

そしてわかろうとする努力も、あえてしなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ