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鉄と海の帝国  作者: 007
第3章 混迷

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97/100

新たな戦線

引っ越しでドタバタしており、投稿が遅れました。


暫くこんな感じになるかもしれません。



1939年7月19日、大日本帝国帝都東京首相官邸には皇軍戦略情報局長官川島芳子陸軍大将、皇軍統合作戦司令本部総長風間麗子海軍元帥、国防大臣石原莞爾陸軍元帥が深夜にも関わらず押し掛けていた。その理由は第二神聖ローマ帝国で諜報活動を行っている諜報員からの連絡で、第二神聖ローマ帝国がオスマン帝国侵攻を計画している事が判明したのだ。これは由々しき事態でありながら、ある種予想された事態でもあった。

第二神聖ローマ帝国がヨーロッパ全域を占領した事により連合国側では、ロシア帝国とオスマン帝国が第二神聖ローマ帝国と直接的に国境を接する事になっていた。そんな中で第二神聖ローマ帝国はロシア帝国に照準を合わせた事により、全面侵攻を開始し第二次世界大戦に於ける最大規模の陸戦を繰り広げる事になった。

そんな中でオスマン帝国は第二次世界大戦前の大規模な軍備拡張により再び国家財政が圧迫し、それは遂に1935年にオスマン帝国の経済破綻を招いており連合国側では軍事力や経済力で、一番不安定な国家となっていた。それは連合国に最近加盟したばかりのタイ王国とフィリピン共和国よりも、経済力では劣る事になっていた。大日本帝国も経済支援を行っており、産業構造の抜本的改善も進められていたがオスマン帝国の国家としての制度疲弊もあり、時間が必要不可欠だったのである。

そしてそうこうしている内に第二次世界大戦が勃発した為に、大日本帝国は即物的な武器・燃料・弾薬・食糧の支援を開始していた。そのオスマン帝国に第二神聖ローマ帝国が侵攻しようとする理由は、単純明快でありロシア帝国への侵攻に予想以上に時間が掛かっているからだった。その為に最優先事項であるバクー油田確保の為に、オスマン帝国侵攻による迂回作戦をするのはある種予想された行動だった。

そしてその情報を聞いた黒崎総理は即座に、オスマン帝国への大規模軍事援助を更に拡大させる事を決定した。経済破綻したオスマン帝国だが所謂『先軍政治』という独自の統治体制を採用しており、何においても軍事力を優先させていた。それは誇り高き『イスラム戦士』を『聖戦』に向かわせるという、イスラム教国家独特の方針だったのである。

黒崎総理の決定を聞いた石原国防大臣は、オスマン帝国独特のイスラム教国家には最善の援助だと賛同した。大日本帝国が何もせずイスラム教を奉じる大帝国であるはずのオスマン帝国が、異教徒の第二神聖ローマ帝国の前に弱体化していくと、その様を目の当たりにしたムスリムの人々の中から、現状を改革して預言者ムハンマドの時代の『正しい』イスラム教へと回帰しようとする運動が起こる可能性がある、と石原国防大臣は語った。

それはイスラム教というある種独特の宗教倫理によるものを更に過激かつ、教条的なムスリムを生み出しかねないものだった。異文化共生等不可能であり大日本帝国はある種、異文化を日本文化に迎合させる独特な帝国主義国家でありイスラム教国家にとっては天敵ともいえよう。そんな中でも大日本帝国はオスマン帝国と友好関係を築けているに稀有な国であり、何とか中華民国が降伏するまでは第二神聖ローマ帝国の侵攻はオスマン帝国独力で対処してもらわなければならなかったのである。

その為のオスマン帝国への更なる大規模軍事援助であり、大日本帝国は第二神聖ローマ帝国の行動を察知出来た利点を最大限に活かして対策を行うのであった。

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