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鉄と海の帝国  作者: 007
第2章 加熱

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特殊工作

同時刻、大日本帝国帝都東京市ヶ谷国防省。その一角にある皇軍戦略情報局の特務作戦室では、長官の川島芳子陸軍大将以下幹部陣が集まりロシア帝国での特殊工作の進捗を確認していた。国防大臣石原莞爾陸軍元帥と皇軍統合作戦司令本部総長風間麗子海軍元帥も、重要な作戦である為に臨席していた。

特務作戦室には大型画面や掲示板があり、写真や地図が映し出されていた。各種無線機からは現場のロシア帝国前線と、飛行船や中継基地・海底ケーブルを経由してのリアルタイムでの通信を可能にしていた。その無線機からは80センチ列車砲の爆破に成功した、との連絡が特殊工作員から続々と入っていた。

このように破壊工作とリアルタイム通信は、大日本帝国にしか成し遂げられないものであった。もちろん大日本帝国の皇軍戦略情報局を真似て、アメリカ合衆国は戦略情報局(OSS)、大英帝国は特殊作戦執行部(SOE)、第二神聖ローマ帝国はアプヴェーア、ロシア帝国は参謀本部情報総局(GRU)等を各国は創設していたがそもそものノウハウが違った。

それにノウハウだけで無くリアルタイム通信が出来るというのも、皇軍戦略情報局だけだった。飛行船や中継基地・海底ケーブルを経由しており、地球上汎ゆる地点から双方向でリアルタイム通信が可能となっていた。今回はロシア帝国の支援が重要となっており、特殊作戦室からの指揮が採られる事になっていた。

その結果破壊工作は順調に進んでいた。隠密行動に徹しつつ、80センチ列車砲を的確に破壊し続た。これによりロシア帝国の遷都先であるモスクワに対する圧力は、大幅に低下する筈であった。破壊工作の進捗を確認しながら、石原国防大臣と風間総長は安堵していた。中華民国をどうにかしない事には、ロシア帝国を本格的に救援出来ない為に今回の破壊工作は重要な意味があった。とにかく長距離砲撃が可能な80センチ列車砲を破壊し、第二神聖ローマ帝国陸軍の侵攻速度を落とす必要があった。大日本帝国は黒崎総理の断固たる方針により、中華民国への対応を最優先事項にしており石原国防大臣と風間総長、そして川島長官も賛同しているからこその今回の破壊工作だったのである。

その後も破壊工作の報告が続き、数時間後には作戦目的である80センチ列車砲を全て破壊する事に成功した。ただしこれは第二神聖ローマ帝国の保有する全ての80センチ列車砲では無く、モスクワへの砲撃を敢行していた物での全てだった。だがこれにより遷都先のモスクワは圧力が低下し、一息つけるようになった。

作戦を終え川島長官は黒崎総理に報告に行く事にし、 石原国防大臣と風間総長も同行する事にしたのである。


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