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鉄と海の帝国  作者: 007
第2章 加熱

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バルバロッサ作戦2

1939年5月6日、膠着状態となっていたバルバロッサ作戦であるが第二神聖ローマ帝国の秘密兵器が投入された。その秘密兵器とは『80センチ列車砲』と『カール自走臼砲』であった。80センチ列車砲は第二神聖ローマ帝国陸軍が実用化した世界最大の巨大列車砲であり、フランス共和国のマジノ線の攻略を目的に、軍の依頼を受けたクルップ社で1934年から開発が始まり1938年から製造された。第二神聖ローマ帝国陸軍の潤沢な予算により、80センチ列車砲は100基生産され引き渡された。だがその引き渡された時点でフランス共和国は降伏した直後であり、実戦投入されなかった。

そしてその後実行されたバルバロッサ作戦で、ロシア帝国陸軍の予想以上の反撃により膠着状態になった事で、第二神聖ローマ帝国陸軍は80センチ列車砲の投入を決定した。その結果北方軍集団と南方軍集団に30基ずつ、中央軍集団に40基派遣され甚大なる被害をロシア帝国軍に与えた。80センチ列車砲は1発撃つのに、30分必要であったが少なくとも30基ずつは配備された為に1分に1発の壮絶なる砲撃が、ロシア帝国軍陣地に降り注いだのである。その砲撃はロシア帝国軍の想像を遥かに上回った。何せ海軍の超弩級戦艦並みの砲撃が、内陸部の筈の各戦線に降り注いだのだ。何せ40キロ前後の射程距離を誇り、ロシア帝国軍の構築した要塞線を次々と撃破した。

その80センチ列車砲の側面を固めたのが各種自走砲であり、更に目を引いた存在がカール自走臼砲だった。60センチと54センチの2種類の口径があり、絶大なる威力を発揮した。カール自走臼砲も大口径であり1発撃つのに10分必要であったが、それは80センチ列車砲と同じく生産体制を構築し各軍集団に50輌ずつ配備する事で絶え間なく砲撃する事が可能になった。

想像以上の大口径弾による砲撃はロシア帝国軍の要塞線を次々と撃破した。あまりの被害に狼狽えたが、何とか反撃は続けられた。大日本帝国の大規模軍事援助により銃砲弾の備蓄は十分過ぎる程にあったが、問題はそれを撃つ砲や人員が次々と消耗していったのだ。そして遂に第二神聖ローマ帝国軍の総攻撃が開始されてから5時間後、北方軍集団・中央軍集団・南方軍集団は各々がロシア帝国軍の要塞線を突破した。

こうしてスタフカが1ヶ月は持ち堪えると想定していた要塞線は、第二神聖ローマ帝国軍の侵攻開始から僅か5日で突破されてしまったのである。


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