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鉄と海の帝国  作者: 007
第0章 巨艦の胎動

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大日本帝国軍兵力

大日本帝国軍の日清戦争開戦時の兵力を紹介する。なお大日本帝国は坂本龍馬総理の経済発展政策により、1894年の日清戦争開戦時に於いてはGDP40億円、国家予算3億円にまで、経済成長を遂げている。その為に軍事費は45%(1.35億円)を計上する事が可能になっている。

史実では国家予算8500万円で、軍事費は4550万円(歳入の53%)であった為に、約3倍の軍事費をこの小説内の大日本帝国軍は使える事になる。


まずは組織体系を解説する。

大日本帝国軍は天皇陛下を大元帥とする『皇軍』である。そして大日本帝国の行政機関として『国防省』が大日本帝国陸軍と大日本帝国海軍を一元的に管理する。国防大臣には内閣総理大臣が任命する人物が指名される事になる。指名されるのは日清戦争開戦までは文官だけであったが、日清戦争以後は武官も指名されるようになった。

そして国防省の指揮下に大日本帝国軍を一元的に統合管理する、『皇軍統合作戦司令本部』が設置されている。皇軍統合作戦司令本部は平時戦時問わず、大日本帝国軍の最高司令部であった。その皇軍統合作戦司令本部の指揮下に、陸軍参謀本部と海軍軍令部が設置されている。

そして陸軍参謀本部の指揮下には実戦部隊である陸軍総軍、海軍軍令部の指揮下には実戦部隊である海軍連合艦隊が設置されている。幕府陸軍と幕府海軍の立役者である中沢琴は陸軍大将として陸軍参謀総長に就任しており、勝海舟は海軍元帥として皇軍統合作戦司令本部総長に就任しており、榎本武揚は海軍大将として海軍軍令部総長に就任している。

更に皇軍統合作戦司令本部の指揮下には、陸軍海軍の他に『皇軍戦略情報局』が設置されている。かつての江戸幕府御庭番をそのまま、大日本帝国成立後に名称変更を行い指揮下に組み込んだ。忍術を筆頭に近代技術を利用した、高度な能力を有しており世界最大の規模と能力を有する。




大日本帝国陸軍

常備軍:31万人(15個師団各2万人、司令部等後方勤務要員1万人)

動員時:46万人(8個師団を予備役・後備役含むから編成)

編成:近衛師団(東京)、第1~第14師団(東京、北海道、仙台、長野、神奈川、大阪、兵庫、名古屋、広島、三重、熊本、福岡、アラスカ)。各師団に歩兵(2個旅団)、砲兵、騎兵、工兵、輜重兵(各1個連隊)。

要員:徴兵(1869年徴兵令、20歳以上の男女)。士官・将校は陸軍士官学校・皇軍大学校(それぞれ1870年設立、皇軍大学校は陸海軍共通)出身。

小火器

九十式歩兵銃(連発式)射程700メートルで、ボルトアクション式で8発弾倉を備える。歩兵部隊の基本装備となる。

八八式ガトリングガン(発射速度200発/分)所謂分隊支援火器として重宝される。攻勢時防衛時問わず、敵を制圧する為に活躍する。

九式輪胴式拳銃(6連発式リボルバー)近接戦用の必需品として、九十式歩兵銃と一緒に装備される。

火砲

八九式75ミリ野砲(射程6000m)砲兵部隊の主力装備。

その他:銃剣、騎兵軍刀、軍馬牽引輜重。通信は電信装置を使用。

大日本帝国陸軍編成

陸軍総軍

大日本帝国陸軍における実戦部隊の最上位単位である。陸軍総軍司令長官は近藤勇が陸軍大将として就任し、陸軍総軍参謀長は土方歳三が陸軍中将として就任している。

第1方面軍、第2方面軍

陸軍総軍の傘下に東日本(アラスカ県も含む)を担当する第1方面軍があり沖田総司が陸軍中将として司令官を務め、西日本を担当する第2方面軍もあり斎藤一が陸軍中将として司令官を務める。

大日本帝国の国防方針として、海洋国家として海軍の増強が最重要事項とされていた。

それは坂本龍馬総理が幕末に将軍家茂に上奏した、船中八策の1つに海軍増強を明記していた事により、それは大日本帝国の基本方針となった。

だがだからといって陸軍を軽視する訳にもいかず、大日本帝国陸軍は国土防衛を重視しながらも、『外征陸軍』として整備された。

大阪砲兵工廠と名古屋砲兵工廠を新設し、銃弾・砲弾の量産体制も整えられている。





大日本帝国海軍

戦艦6隻

装甲巡洋艦6隻

駆逐艦40隻

水雷艇44隻

通報艦4隻

水雷砲艦6隻

水雷母艦兼工作船8隻

合計114隻

第1艦隊編成

戦艦6隻

駆逐艦20隻

第2艦隊編成

装甲巡洋艦6隻

駆逐艦20隻

要員:約3万5000人(艦艇乗り込み、陸上施設勤務合計)士官・将校は海軍兵学校・皇軍大学校出身。

艦艇

戦艦天照級(天照・月読命・須佐之男)

全長115メートル、満載排水量12500トン、32センチ砲連装2基4門、17ノット、命名は三神分治から

戦艦松島級(松島・厳島・橋立)

全長110メートル、満載排水量11900トン、32センチ砲連装2基4門、16ノット、命名は日本三景から

装甲巡洋艦千代田級(千代田・浪速・高千穂・吉野・秋津洲・和泉)

全長100メートル、満載排水量8450トン、15センチ砲連装4基8門、22ノット

大日本帝国海軍が成し遂げた『六六艦隊計画』の主力艦である。幕末海軍の流れを汲み大艦巨砲主義を推し進める大日本帝国海軍だったが、明治維新による大日本帝国海軍成立以後は組織構築に励んだ。

具体的には横須賀・呉・佐世保・舞鶴・ダッチハーバーに鎮守府を新設し、各鎮守府には工廠や燃料廠を併設し後方支援体制を万全にした。工廠は所謂造船所であり将来性を見越して、全長300メートルもの巨大なものとなった。それ以外にも鎮守府とまではいかなくとも、地理的に拠点が必要と判断された場所には警備府が設置された。そのように行われた組織構築が終わったのが1875年であった。そこから大日本帝国海軍は連合艦隊の拡大を行い、鋼鉄船大龍級の拡大発展型となる『装甲艦扶桑級』と巡洋艦鳳翔級の拡大発展型となる『防護巡洋艦神龍級』を建造した。

だがその後1885年(史実は1892年であるが、小説内の世界線では幕府軍による薩長討伐戦で戦艦建造が加速された、と設定)にイギリスが建造した『戦艦ロイヤルサブリン級』が、中心線上の船体前後部に砲塔1基ずつを持ち、連装34.3センチ砲の計4門の主砲は左右両舷へ支障なく指向できた。また最厚部457ミリの装甲を舷側水線部に装着し、凌波性に優れた高乾舷を持ち、近代戦艦のはじめとされる先進的な戦艦を建造した。

これを知った大日本帝国は皇軍戦略情報局を動員してロイヤルサブリン級の設計図を奪取し、戦艦松島級と天照級を設計した。それに付随し戦艦を支援するべく防護巡洋艦を発展させた装甲巡洋艦として、新たに千代田級を設計。それらを合わせた六六艦隊として大日本帝国海軍は大軍拡を成し遂げたのである。

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