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鉄と海の帝国  作者: 007
第3章 混迷

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緊急対策会議6

中華民国無条件降伏の報告から数時間後に、黒崎妖華総理は首相官邸で緊急対策会議を開催した。閣僚全員と、風間皇軍統合作戦司令本部総長を筆頭に大日本帝国軍の幹部陣と、川島皇軍戦略情報局長官と幹部陣も出席していた。石原国防大臣と風間総長には中華民国の占領統治に関する詳細な計画を立案するように命じ、川島長官にも中華民国内の反日分子を摘発し治安維持を行う詳細な計画を立案するように命じており、それはこの数時間で完成はしないが皇軍統合作戦司令本部と皇軍戦略情報局では引き続き、計画の立案が続けられていた。

まず松岡洋右外務大臣が立ち上がり、今回の中華民国無条件降伏は連合国にとっては最善の出来事だと断言した。これにより最大の懸念事項であるロシア帝国とオスマン帝国支援に本腰を入れる事が出来るのだ。連合国の盟主としてこれは非常に意味のあるものだった。

中華民国のある種裏切りにより突如として大日本帝国近隣で戦争となったが、無条件降伏により大日本帝国は全方位的には安全地帯がある事になった。アメリカ合衆国は太平洋を挟んでいるが現状は通商破壊戦を行っており、西太平洋からは制海権は大日本帝国が確実に有していた。その為にこれからは、黒崎総理の表明した『連合国の兵器廠』として大規模軍事援助をこれまで以上に行う事が可能になるのだ。

そして松岡外務大臣に代わり、石原国防大臣が説明を始めた。現状ではまだ立案中だが今後大日本帝国が第二次世界大戦で行うべきは、陸軍をロシア帝国とオスマン帝国支援に、海軍をアメリカ合衆国との戦いに、空軍は両方の支援に、それぞれ注力すると語った。最優先事項は海軍によるアメリカ合衆国海軍殲滅でありこれにより太平洋の制海権を絶対的なものにして、それが達成されてから連合艦隊の大西洋進出による第二神聖ローマ帝国攻撃が可能になるのである。

風間総長も石原国防大臣の言葉に頷いている事から、軍部としての統一見解だと分かった。松岡外務大臣や石原国防大臣、風間総長の話を石渡荘太郎大蔵大臣は黙って聞いていた。黒崎総理は石渡大蔵大臣に、戦費調達は支障が無いか尋ねた。それに石渡大蔵大臣は少し考えたが、第二次世界大戦が1945年で終われば大日本帝国経済は深刻な打撃を受ける事はありません、と断言した。

1945年で約6年間なら大日本帝国経済は連合国各国への戦後復興にも協力できるが、それ以上になれば大日本帝国そのものも経済的には苦しいものになると説明した。閣僚達は驚いたが黒崎総理だけは、毅然としており立ち上がった。

あと6年もあれば第二次世界大戦には勝利出来る、そう黒崎総理は断言したのだ。

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