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鉄と海の帝国  作者: 007
第3章 混迷

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重慶攻防戦2

重慶は圧倒的な攻撃に晒されていた。大日本帝国空軍は九七式戦術爆撃機と九七式戦略爆撃機を大挙して飛来させ、その総数は1000機を超えていた。延べ機数では無く実際に飛来した機数が、1000機を超えていたのだ。圧倒的な数の爆撃機による空襲は、重慶に文字通り爆弾の雨を降り注ぐ事になった。

そしてその空襲を補うように大日本帝国陸軍北中派遣軍・上海派遣軍・南中派遣軍の砲兵戦力が圧倒的な砲撃を敢行した。重慶に照準を合わせる九五式100ミリ榴弾砲・九六式150ミリ榴弾砲・九六式150ミリ自走榴弾砲・九六式130ミリ自走噴進砲が間断ない砲撃を続けた。

もはやそれは戦闘とは言えなかった。間断無く降り注ぐ爆弾と砲弾。例え途切れたとしてもそれは少しだけであり、常に爆弾と砲弾は降り注いでいた。それに対して重慶に展開する中華民国陸軍は、反撃をしていなかった。というより反撃出来なかったのである。

交通インフラが寸断され逃げ込んだ中華民国陸軍将兵は、着の身着のままで辿り着いた為に兵器は持ち合わせていなかった。その為に重慶の街はただひたすら、大日本帝国によって破壊されていった。そんな中で蒋介石首席は政府首脳陣から激しい追及を受けていた。それは当然ながら現在攻撃が行われている事から、大日本帝国に対する降伏であった。

もはや大勢は決しており中華民国は事実上崩壊状態だが、最後の意思表示はするべきだというのが政府首脳陣の意見だった。軍事力が存在しない以上は大日本帝国に対抗出来ないのは明白であり、少し遅れたが最後に無条件降伏を表明する事が中華民国という国にとってはせめてもの救いだとも語った。

蒋介石首席は沈黙を続けていたが、その周りに政府首脳陣は詰めより無条件降伏を急かしていた。こうしている間にも重慶には爆弾と砲弾が降り注いでいるのだ。そして蒋介石首席は決断したように立ち上がると、大日本帝国への無条件降伏を決定した。



重慶の中華民国政府臨時庁舎屋上に、白旗が掲げられた。それは降り注ぐ爆弾や砲弾の爆炎の合間に、大日本帝国陸軍は確認した。北中派遣軍司令官松井石根大将は上海派遣軍・南中派遣軍も含め、全軍に攻撃中止を命令した。空襲を行っている空軍にも連絡が行われ、空襲は中止された。その後歩兵部隊が重慶市内に突入し、中華民国政府臨時庁舎に到達した。そこには蒋介石首席以下中華民国政府首脳陣が待っており、北中派遣軍司令官松井石根大将、上海派遣軍司令官畑俊六大将、

南中派遣軍司令官小磯国昭大将の3人と対面を果たした。

そこで蒋介石首席は大日本帝国への無条件降伏を直接表明した。北中派遣軍司令官松井石根大将が代表して中華民国の無条件降伏を受け入れ、その連絡が大日本帝国本土の皇軍統合作戦司令本部に連絡された。重慶は大日本帝国陸軍により占領される事になり、蒋介石首席以下中華民国政府首脳陣は軟禁される事になった。

これにより大日本帝国は中華民国を無条件降伏させる事に成功したのである。

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